実は私、今週日曜日にシアトルを発ち、月曜の夕方関空着、明日までというあわただしい旅程で、ただ今日本一時帰国中です。


例年以上に残暑が厳しい大阪で、短い期間に車の車検、免許の更新、国民年金のこと、目の定期健診と、諸事満載の1週間でした。


私が居る時くらい、台所に立つのが兎に角億劫になってしまった母に楽をさせて上げたいので、忙しい中、今回も色々つくりましたよん。その1つが、茄子の美味しい時季に是非是非作っていただきたい、私お勧めのこの一品です。


牛すじと茄子の甘辛煮

和・美・Savvy Cooking

8月末50歳になった私。誕生日には毎年欠かさずカードを届けてくれる母が、節目の誕生日になにも送って来なかったことがやけに気になりました。これまで十数年続けていた毎年恒例のことまで忘れてしまうほど、ボケちゃったのかと悲しくなりました。


心配する私を見て、旦那は即その日の内に今回の一時帰国のチケットを手配してくれました。自分が責任をもってシドニーとベイリーの面倒を見るから、兎に角一度帰るようにと言ってくれた旦那のいつもながらの優しさには、感謝、感謝です。


実家に帰ってみると、出てきた母を見てビックリしました。つい3ヶ月前、姪の結婚式の時の帰った時と比較しても、見違えるほど若返ってたの!(驚)


母は6年前に白内障の手術を受けるまで、25年くらい霞のかかった目で見え難い生活をして来ました。


母がもっと大胆な性格の人なら、とっくの前に手術を受けていたのだろうけれど、兎に角臆病で自分から医者に頼まないから、医者もなんとか生活が出来ているならと、ずっと延ばし延ばしになっていた手術でした。


目が見え難いから足元ばかり気にして歩くもんで、母の背中はどんどん曲がってゆきました。それが大成功の手術後、年々少しずつですが曲がった背中が伸び始めました。


今回帰国して迎に出てきた母の背中は、これまでの内で一番まっすぐ伸びていて、私の目には若返って見えたのです。


心配していた痴呆の方は、毎日何度もボケをかましてくれているけれど、私の見る限りでは歳相応のボケ方。今のところは安心してシアトルに戻っても良いかなぁ...と、少し安心もしました。


話を本題の料理に戻します。茄子の美味しい季節に是非是非お試しいただきたい一品。


数時間じっくり煮込んで柔らかくなった牛すじ。そこに煮込んで柔らかくなった茄子。どちらもとろっとろで、食感がそっくり!


私の個人的意見ですが、料理ってのは食感が全く違うものを合わせるより、同じ食感のもの同士合わさったものがやっぱ美味しいね。ご飯がもう1杯も、2杯も食べれてしまう、ちょっと危険な一品です。(笑)


<材料 5~6人分>

牛すじ...400g程度
酒...1/2カップ
牛すじストック...500~600ml
サラダ油...適宜
たまねぎ、薄切り...大1個
2倍濃縮めんつゆ...250ml
砂糖...大さじ1
茄子、大きさにより縦2等分~4等分し水に漬けあく抜き...大き目のもの6本
じゃがいも、皮を剥き大きく切り分け流水ででんぷん分を洗い流す...2個程度(お好みで)


<作り方>

1.鍋に牛すじがひたひたに浸かる程度の湯を沸かし、牛すじを入れ、洗うように箸でゆすりながら3~4分ボイルする。

2.牛すじの表面に赤いところがなくなったら、ざるに取り出し流水で綺麗に洗う。牛すじをボイルした湯は処分し、鍋は洗剤で汚れを洗い流す。

3.牛すじを5~6cm角程度に大きく切り分ける。洗って汚れを取った鍋に入れ、酒とたっぷりの水(1リットル以上)を加え火にかける。沸騰してきたら火を弱めて蓋をし、1時間半から2時間じっく茹でる。

4.牛すじを皿に取り出す。ストックはそのまま完全に冷ます。(ここまでの作業を前日に行うと良いです。)

5.上質のペーパー(リードキッチンペーパーなど)を利用し、牛すじストックを漉し、500~600mlを調理用に準備する。

6.鍋にサラダ油を熱したまねぎを炒める。5~6分炒めたまねぎがしんなりしたら、2倍濃縮のめんつゆ、牛すじストック(量はめんつゆの濃さをお好みの味にする量)、砂糖を加え煮立てる。

7.6に牛すじを加え、火を弱めて蓋をし、1時間程度煮こむ。

8.7に茄子とお好みでじゃがいもを加え、更に20~30分、茄子やじゃがいもが柔らかくなるまで煮込む。


ちなみにこのお料理、牛すじを酒と水でボイルする時に、薄切りした生姜をひとかけ加えても良いです。爺さんが生姜の香りを好まないので、私は今回は入れとりませんが。(笑)


ところで今回は短い日数の一時帰国で、おまけにすること一杯あるのに、欲張りして、ブログを通してのお友達の一人・絵留萌っち にも会ってしまいました。


絵留萌さんとは会うのは今回が初めて。でもブログを通してのお付き合いは長い!3~4年?もしかしたらそれ以上かも...


梅田界隈が大きく変ったって聞き関心があったので、待ち合わせはJR大阪駅隣接のグランヴィアホテルのロビー。


この上のバーが旦那と私のお気に入りで、ここで1杯一緒に飲みたかったのに、待ち合わせが午前11時で開店までまだ3時間もある。おまけに絵留萌っちは、酒豪の私と会うのに車で駅まで来たって、一滴も飲めない!(苦笑)


二人でお茶して、その後場所を買えタイ料理でランチ。


二人とも大阪のおばちゃんやで、ほんまに初対面かいなってくらいに、マシンガン争いのようにしゃべるわ、しゃべるわ!(爆)カメラ持ってたんだけどね、帰りの電車に乗ってから、暑いのでセンスを取り出し、初めてその存在を思い出したくらい。(爆)


てなことで絵留萌っちとのデートの写真はないけれど、実に楽しい数時間を過ごさせてもらいました。


お帰りには絵留萌っちからお土産までもらっちゃいました。旭ポンズの会社から発売されているといううどん出汁、絵留萌っちお勧めのお好み焼きソース、塩こんぶに、爺さん婆さんのために準備してくれた和菓子、それにゴーヤ。

和・美・Savvy Cooking

この絵留萌っちにもらったゴーヤに、スーパーであと4本くらい買って来て足し、昨日はゴーヤの佃煮を煮ただわさぁ。

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これね、私がイエキャブブログを毎日更新していた頃に仲良くしていただいていた、 ハッピーさんのレシピ で作りました。


ゴーヤ1kgに砂糖300g、醤油150ml、酢100ml、それに鰹節と白ごま各30g。覚えやすいレシピで超簡単に作れるのに、めっちゃんこ美味しいのです!


前にも作って、旦那にも両親にも、兄家族にも大好評だったゴーヤの佃煮。今回も出来上がった直後から、味見...とか言って、父も母も摘んでばっか。(爆)ちなみに爺さんはゴーヤ嫌いなんだけど、この佃煮は別格!


いつもとは違うカメラで撮ったから写真がちーとボケとるけれど、この他にも“松茸山菜おこわ”などと言う、贅沢なご飯を炊いたり...

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いつも通り爺さんのリクエストで太巻きも作りましたよん。でも、今回の太巻きは、暑いから昼間から水代わりにビール飲んでたら、巻く頃にはほろ酔いで、しらふでやってないからあんま綺麗に巻けなんだ。(滝汗)

和・美・Savvy Cooking

さて、明日シアトルに帰る私。なのに今日は終日、今度は先日結婚した姪のために料理を作ったのでした。


新居におじいさん、おばあさん、おとうさん、おかあさん、それに私を招待するのに、1日中予定があって料理する時間がないので、仕出し屋で弁当を取るっていうから、そんなもったいないことすんなっ!と叱り、私が作る役目を買って出たのです。


で、今日は一日中キッチンに立ってました。10種類くらいのもんをつくりましたよ。デザートも!


これから姪の新居に参ります。忘れず写真を撮ったら、またお料理はブログで紹介しますぅ。


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