ここ数日多忙で、ブログの更新もストップしてしまいました!(汗)


エゲレス人家庭の我が家、ベーコンだけは絶対に切らしたことがありません。アメリカのベーコンの賞味期限は2ヶ月くらい優にあるので、必ず1パックまっさらで冷蔵庫に保存するようにしています。


しかし、何せ整理の悪い私。冷蔵庫の中もごっちゃごちゃで、その為他の食品の下に隠れている内に買ったことをすっかり忘れ、気が付くと、その2ヶ月の賞味期限も切れて早1週間、2週間...ってことが度々あるんです。先週末もそうだった!(滝汗)


見ると、期限は10日前に切れている。でも、真空パックのものだし、臭いもおかしくないし色艶もよい。そこで、慌てて一部は冷凍し、残りは土曜の朝食に使いました。


週末の朝食
~BEMサンドイッチ&メロンスムージー~


和・美・Savvy Cooking

今から20年前、元祖イエローキャブの私が(笑)、エゲレス人の元彼を追っかけて渡英した頃、就労ビザもないのに、日本に強制送還されかけるギリギリのところまで、違法でお勤めをしていました!(汗)


その頃つとめていた胡散臭い会社の近くに、サンドイッチ屋がありました。ロンドンのサンドイッチ屋って言うとイタリア系の人が経営する店が多く、そこも数人のイタリア系の兄ちゃんがカウンターに立って、お客さんの注文に応じサンドイッチを作っていました。


現在では大量生産のパック入りサンドイッチを売る店が増え、この手の昔ながらのサンドイッチ屋は数が減ってしまったのではないかと思いますが、この店も今では潰れパブになってしまいました。


この店は当時の私にとって、“エゲレス食文化のカルチャーショック満載”な店だったのです!


まず驚いたのがパンの種類とその味。普通の白いサンドイッチ用の食パンもあれば、全粒粉の食パン、グレインを含んだ食パン。バンズもあればフレンチバゲットもあって、お客さんはその中から自分の好みのパンを選んで好きなフィリングを挟んでもらうのでした。


そしてそのパンはどれもみな、もっちもちしていて食べ応えがあり、とっても美味しい!ちなみに前にもブログで書いたことがありますが、イギリスのパンは、スーパーで売っている安物の袋入りでも、味がとっても良いのです。


次に私がショックを受けたのはフィリングの量。日本も最近は半熟卵の入ったサンドイッチなど、フィリングに結構ボリュームのあるサンドイッチも出回ってきましたが、それでもイギリスのサンドイッチ屋のフィリングに比べたら、まだまだガキです!(笑)


どのフィリングを頼んでも、厚みが2cmくらいあるんですよ!


大口で食べ方が下品な私なんか、日本のサンドイッチなら2、3口食べれちゃうので(驚)、このフィリングの厚みにはマジ驚かされました。当時でも500円くらいしたと思いますが、こんだけたくさん挟んでくれるなら、千円出しても惜しくないって思いましたもん。


そしてそのフィリングの種類の豊富さと、日本では見たことも、パンに挟むってことも考えてことがないものが種々あり、これまた驚かされるばかりだったのです。


プロウンサンドイッチ。プロウンとは日本語に訳すとエビのこと。その名の通りエビのフィリングなのですが、エビ、エビ、エビと、マヨネーズなどで和えた小海老をしこたまパンに挟んだものです。


私は今でもエビってあんまり好きじゃないのに、当時は殆ど食べることなかった上に、小海老となると聞いただけで気分悪くなるほど嫌いだった。なのでこのサンドイッチを旨そうに食べるエゲレス人が、全くもって理解できなんだ。


アボカドのサンドイッチってのにも驚かされました。まず当時はアボカドなんて日本ではそれ程一般的ではない果物だったのに、それをサンドイッチのフィリングにしてたんです。


ハムやチーズの質が日本やアメリカとは比べ物にならない上質で美味しく、スモークサーモンまでサンドイッチのフィリングにされていたりして、その店に行く度、私はカルチャーショックを受けていました。


今日のサンドイッチに挟んだフィリングも、その店で私がカルチャーショックを受けたフィリングの1つでした。


BEM、これは私が頭文字を取って勝手につけた名前ですが(笑)、焼いたベーコンを細かく刻んで、エッグマヨネーズに加えたものです。これを初めて食べた時、エゲレス人らしい発想だなぁと感心し、食べてみてあんま美味しかったのでビックリしました。

和・美・Savvy Cooking

卵をラードか、ベーコンを焼いた後にフライパンにたまる脂で目玉焼きにするのが、エゲレス人やアイルランド人は大好き。


うちでもベーコンを焼くと、絶対に目玉焼きはつき物です。ベーコンからにじみ出た熱々ジュージューの脂を黄身にかけながら焼いた目玉焼きを一度口にすると、もうサラダ油で焼いて、最後に水を加えポーチした目玉焼きなんか、もう絶対に食えまへん!


つまり、ベーコンと言えば卵、卵と言えばベーコン。イギリスでは切っても切れない関係なのです。


エッグマヨネーズのサンドイッチはは日本にもあるしアメリカにもある。しかし、そこに焼いたベーコンを加えるのはやっぱエゲレスジン的発想!?私には今でも最高に旨いサンドイッチフィリングの1つなのです!


土曜日の朝はこのサンドイッチに、メロンスムージー をつけて朝食としました。例のマジックブレットを使い、今回は私がこのスムージーを作りました。

和・美・Savvy Cooking

全粒粉のパンでサンドイッチを作ったら、全粒粉だから目が詰まっていてお腹にどっしり応えました。とか言いつつ、旦那も私もこのフィリングが大好きなので、朝っぱらからこれだけのサンドイッチを夫婦で完食。


この朝、週末の朝っぱらからけったくそ悪いメールが、町内会の会長オバンマダムから届いてました。内容は、我が家の外、道路に面したところの一部芝生になっている部分に関して。


“ご存知かどうか、あの部分はお宅の土地ですよ。庭は綺麗にメンテされているのに、あの部分だけが放置されています。早急に刈ってくださいませ!”


食後、早速旦那に刈ってもらい、草1本も落ちていないように私がほうきで掃除し、おまけにブローワーまでかけておきました。たらふく食べてお腹一杯だったので、いい運動だったわよん。(滝汗)

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