一昨日は料理をさぼってバーガー食いに近所のタバーンに行っちゃったりしたけど、昨日は反対に2日がかりで作る“大作料理”を晩飯に用意しただわさ。
でもね、前日のバーガーがめっちゃ旨くて、また食べたいわぁ...って言ったら、旦那が今晩も食いに行くかって誘ってくれた時、誘惑に負けてついつい行ってしまいそうになったけれど...(爆)
牛頬のワイン煮
この前ブログに書いたけれど、うちの庭、プロのガーデナーにお手入れをしてもらうと、月に日本円にして10万以上のお金が軽くかかってしまいます。
いくら夫婦して惚れこんだ庭とは言え、毎月10万もの金を庭の手入代に払える余裕は我が家にはない。これから暑くなると週に何回かスプリンクラーも回さないといけないし、そうなる水道代だってグンとアップし、ますます庭の手入れ代を捻出する余裕がなくなる。
私と違って数字に強い旦那は、庭を手入れする機械に投資し自分達で手入れをしたら、数ヶ月後にはもとがとれると計算し、この1ヶ月ほど、職にあぶれたら夫婦してガーデナーになれるほど、プロ顔負けの機械と付属品をそろえました。(苦笑)
土曜日、最後に残った2つの付属品が買いたくてホームセンターに問い合わせたら、うちから車で1時間くらい北に上ったチュラリップという町の支店にしか今ないと言われ、夫婦でそこまで買いに行くことに。
チュラリップにはカジノと、御殿場にあるような大きなアウトレットがあるんです。ホームセンターはそのアウトレットのすぐ隣り。
話が逸れるけれど、私、御殿場のアウトレットに行って、あんまりにも物が高いのでビックリしました!これがアウトレット価格?ざけんなぁっ!って腹まで立ってしまいました。(爆)チュラリップのアウトレットの価格は何を買っても、御殿場の何分の1かの価格です。
なもんで、日本人、韓国人、中国人の観光客もたくさん詰め掛け、大きな駐車場があるのに、何時行っても車を停めるのに苦労するくらい人気。
今回もガーデニング用機械の付属品を買った後、ぶらっとアウトレットを1周して来ましたが、これと言ってお買い物はせず、その代わり、ホームセンターの反対側のお隣にあるウォルマートでお買い物をして来ました。
ウォルマートとは日本の西友、イギリスのASDAの親会社。と言えば、品物が安いってのは分かっていただけると思います。(笑)
私、ウォルマートって好きなんですよ。衣食住に関するものが何でも手に入る巨大スーパーで、コストコ同様にウォルマートに行くと、買い物するよりも、これぞアメリカン!のダイナミックなスケールが私をワクワクさせてくれるんです。
なのに、うちの近所にはなくて、この車で1時間近くかかるチュラリップの支店が最寄の店の1つなもんだから、なかなかお買い物に行く機会がありません。
とりわけ目的なく店内を歩いていたらこげなものを見つけてしまいました。“牛すじ”大好きな関西人の私は嬉しくなって、ホルモンや抗生物質使用の牛かも知れないという疑いはあったものの、1回くらい食べても死なんやろうしと買って来ました。(爆)
この真空パックに入っているものは牛の頬、いわゆる“ツラミ”と呼ばれるすじです。日本ででもネットでしか購入したことがないし、アメリカでではこれまで売っているのを見たことがありませんでした。
旦那もこの手のものが大好きだから、2パックも買ってしまいました。おまけに牛タンやレバーなどのOffal(くず肉の意)も売っていて、その中からオックステールもついでに2パック買って来て冷凍しました。
このツラミを2日かかりで調理し、硬いすじをトロトロの煮込みに仕上げたのが、昨日の我が家の晩ご飯です。
<材料 4~5人分>
牛頬または牛すじ...1キロ
オリーブオイル...適宜
たまねぎ、大きめに切る...大1個
にんにく、スライス...大2かけ
小麦粉...大さじ1強
赤ワイン...400も
頬またはすじをボイルしたストック...400ml
トマトペースト...大さじ2
固形ビーフストック...2個程度
塩ブラックペッパー...適宜
味の素...オプショナル
(ブーケガルニ)
セロリ...1本
パセリ...数本
ローレル...1~2枚(大きさに応じ)
タイム...数本
ねぎの青い部分...1本分(オプショナル)
<作り方>
1.鍋に湯を沸騰させ、牛頬を丸ごと(大きければ2つくらいに分け)入れて10分程度ボイルする。途中トングで牛頬を洗うようなつもりで何度か揺する。
2.牛頬はざるに取り出し流水で綺麗に洗う。ボイルした湯は処分し、洗剤をつけたスポンジで鍋の汚れを完全に取り除く。
3.牛頬を約5cm角に切り分ける。鍋底に並べ、牛頬がしっかり浸かるだけのたっぷりの水を注ぎいれ火にかける。沸騰したら火を弱め、あればあく取りシートを表面に被せ、蓋をし約1時間半ボイルする。
4.牛頬をあみじゃくしで皿に取り出す。鍋に残ったストックは上質のキッチンペーパーで漉し、煮込み用に400ml取り置く。(ここまでの作業を前日にしておくと、当日の煮込みはごくごく簡単です。)
5.鍋にオリーブオイルを熱したまねぎを炒める。たまねぎの周囲があめ色に変るくらいまでしっかりと炒める。にんにくを加え、更に1分程度炒める。
6.5に小麦粉を加え、鍋底の油分を吸い取るようなつもりで全体に良く混ぜ合わせる。ワインを徐々に加え、だまが出来ないように混ぜながら粉を完全に溶かす。
7.6にストックの3/4を加え煮立てる。普通のビーフシチュー程度の濃度になればそれで良し、濃すぎるようであれば残りのストックを加えて緩める。
8.7にトマトピューレと固形ストックを加える。
9.ブーケガルニの材料を全て合わせたこ糸で2箇所ほどしっかり縛る。8の表面にブーケガルニを浮かべ、ブラックペッパーをたっぷりふって、火を弱めて蓋をし1時間~1時間半じっくり煮込む。
10.ブーケガルニを取り出し、塩、味の素(オプショナル)で味を調えたら出来上がり。
牛頬をワインで漬けていきなり煮込んだりするんじゃなく、柔らかくなるまでボイルして、しかも汚れや余分な脂肪を取り除けるだけ取り除いて作ったワイン煮。だからトロトロで意外にも脂っこくないのにコクだけはしっかりあります。
美味しいバゲットと一緒に食べても良いですが、エゲレス的にはやっぱりこの手の煮込みはクリーミーなマッシュポテトと共に食べたい。久しぶりにボイルしたリークを付け合せ野菜に準備しました。
好きだから、大阪に帰ったらすじはしょっちゅう食べるけれど、牛頬を調理して食べたのは何年ぶりかのこと。調理の仕方1つでトロトロに柔らかくなり、普通の牛肉を煮込むよりずっとずっと美味しいシチューが出来上がります。
牛頬が手に入らなかったら牛すじでお試しくださいませ。その際には下茹では30分短縮し1時間で十分だと思います。後は全く作り方は同じです。ちなみに私は国産牛の牛すじより、輸入牛のすじの方が美味しいように思う。
でもね、前日のバーガーがめっちゃ旨くて、また食べたいわぁ...って言ったら、旦那が今晩も食いに行くかって誘ってくれた時、誘惑に負けてついつい行ってしまいそうになったけれど...(爆)
牛頬のワイン煮
この前ブログに書いたけれど、うちの庭、プロのガーデナーにお手入れをしてもらうと、月に日本円にして10万以上のお金が軽くかかってしまいます。
いくら夫婦して惚れこんだ庭とは言え、毎月10万もの金を庭の手入代に払える余裕は我が家にはない。これから暑くなると週に何回かスプリンクラーも回さないといけないし、そうなる水道代だってグンとアップし、ますます庭の手入れ代を捻出する余裕がなくなる。
私と違って数字に強い旦那は、庭を手入れする機械に投資し自分達で手入れをしたら、数ヶ月後にはもとがとれると計算し、この1ヶ月ほど、職にあぶれたら夫婦してガーデナーになれるほど、プロ顔負けの機械と付属品をそろえました。(苦笑)
土曜日、最後に残った2つの付属品が買いたくてホームセンターに問い合わせたら、うちから車で1時間くらい北に上ったチュラリップという町の支店にしか今ないと言われ、夫婦でそこまで買いに行くことに。
チュラリップにはカジノと、御殿場にあるような大きなアウトレットがあるんです。ホームセンターはそのアウトレットのすぐ隣り。
話が逸れるけれど、私、御殿場のアウトレットに行って、あんまりにも物が高いのでビックリしました!これがアウトレット価格?ざけんなぁっ!って腹まで立ってしまいました。(爆)チュラリップのアウトレットの価格は何を買っても、御殿場の何分の1かの価格です。
なもんで、日本人、韓国人、中国人の観光客もたくさん詰め掛け、大きな駐車場があるのに、何時行っても車を停めるのに苦労するくらい人気。
今回もガーデニング用機械の付属品を買った後、ぶらっとアウトレットを1周して来ましたが、これと言ってお買い物はせず、その代わり、ホームセンターの反対側のお隣にあるウォルマートでお買い物をして来ました。
ウォルマートとは日本の西友、イギリスのASDAの親会社。と言えば、品物が安いってのは分かっていただけると思います。(笑)
私、ウォルマートって好きなんですよ。衣食住に関するものが何でも手に入る巨大スーパーで、コストコ同様にウォルマートに行くと、買い物するよりも、これぞアメリカン!のダイナミックなスケールが私をワクワクさせてくれるんです。
なのに、うちの近所にはなくて、この車で1時間近くかかるチュラリップの支店が最寄の店の1つなもんだから、なかなかお買い物に行く機会がありません。
とりわけ目的なく店内を歩いていたらこげなものを見つけてしまいました。“牛すじ”大好きな関西人の私は嬉しくなって、ホルモンや抗生物質使用の牛かも知れないという疑いはあったものの、1回くらい食べても死なんやろうしと買って来ました。(爆)
この真空パックに入っているものは牛の頬、いわゆる“ツラミ”と呼ばれるすじです。日本ででもネットでしか購入したことがないし、アメリカでではこれまで売っているのを見たことがありませんでした。
旦那もこの手のものが大好きだから、2パックも買ってしまいました。おまけに牛タンやレバーなどのOffal(くず肉の意)も売っていて、その中からオックステールもついでに2パック買って来て冷凍しました。
このツラミを2日かかりで調理し、硬いすじをトロトロの煮込みに仕上げたのが、昨日の我が家の晩ご飯です。
<材料 4~5人分>
牛頬または牛すじ...1キロ
オリーブオイル...適宜
たまねぎ、大きめに切る...大1個
にんにく、スライス...大2かけ
小麦粉...大さじ1強
赤ワイン...400も
頬またはすじをボイルしたストック...400ml
トマトペースト...大さじ2
固形ビーフストック...2個程度
塩ブラックペッパー...適宜
味の素...オプショナル
(ブーケガルニ)
セロリ...1本
パセリ...数本
ローレル...1~2枚(大きさに応じ)
タイム...数本
ねぎの青い部分...1本分(オプショナル)
<作り方>
1.鍋に湯を沸騰させ、牛頬を丸ごと(大きければ2つくらいに分け)入れて10分程度ボイルする。途中トングで牛頬を洗うようなつもりで何度か揺する。
2.牛頬はざるに取り出し流水で綺麗に洗う。ボイルした湯は処分し、洗剤をつけたスポンジで鍋の汚れを完全に取り除く。
3.牛頬を約5cm角に切り分ける。鍋底に並べ、牛頬がしっかり浸かるだけのたっぷりの水を注ぎいれ火にかける。沸騰したら火を弱め、あればあく取りシートを表面に被せ、蓋をし約1時間半ボイルする。
4.牛頬をあみじゃくしで皿に取り出す。鍋に残ったストックは上質のキッチンペーパーで漉し、煮込み用に400ml取り置く。(ここまでの作業を前日にしておくと、当日の煮込みはごくごく簡単です。)
5.鍋にオリーブオイルを熱したまねぎを炒める。たまねぎの周囲があめ色に変るくらいまでしっかりと炒める。にんにくを加え、更に1分程度炒める。
6.5に小麦粉を加え、鍋底の油分を吸い取るようなつもりで全体に良く混ぜ合わせる。ワインを徐々に加え、だまが出来ないように混ぜながら粉を完全に溶かす。
7.6にストックの3/4を加え煮立てる。普通のビーフシチュー程度の濃度になればそれで良し、濃すぎるようであれば残りのストックを加えて緩める。
8.7にトマトピューレと固形ストックを加える。
9.ブーケガルニの材料を全て合わせたこ糸で2箇所ほどしっかり縛る。8の表面にブーケガルニを浮かべ、ブラックペッパーをたっぷりふって、火を弱めて蓋をし1時間~1時間半じっくり煮込む。
10.ブーケガルニを取り出し、塩、味の素(オプショナル)で味を調えたら出来上がり。
牛頬をワインで漬けていきなり煮込んだりするんじゃなく、柔らかくなるまでボイルして、しかも汚れや余分な脂肪を取り除けるだけ取り除いて作ったワイン煮。だからトロトロで意外にも脂っこくないのにコクだけはしっかりあります。
美味しいバゲットと一緒に食べても良いですが、エゲレス的にはやっぱりこの手の煮込みはクリーミーなマッシュポテトと共に食べたい。久しぶりにボイルしたリークを付け合せ野菜に準備しました。
好きだから、大阪に帰ったらすじはしょっちゅう食べるけれど、牛頬を調理して食べたのは何年ぶりかのこと。調理の仕方1つでトロトロに柔らかくなり、普通の牛肉を煮込むよりずっとずっと美味しいシチューが出来上がります。
牛頬が手に入らなかったら牛すじでお試しくださいませ。その際には下茹では30分短縮し1時間で十分だと思います。後は全く作り方は同じです。ちなみに私は国産牛の牛すじより、輸入牛のすじの方が美味しいように思う。