春になって、ふと、2年前の春アメリカに向けて発つ直前、日本にやって来た旦那の大学時代の親友夫婦のことを思い出しました。


旦那の一番仲の良い友達で、私のメインブログからの読者さん達はよく知っている通称“黒子夫婦”ですが、この二人、兎に角センセーション!2年前来日した時もアイスランドの火山噴火にぶつかり帰れなくなって延泊。私を完全にクレージーにさせました!(爆)


黒子夫婦といえば旦那も私も即思い出すのが“卵”!なんで卵なのか、それは今日のブログの続きを読んで下さいまし。その前に、先ずはお騒がせ黒子夫婦のことを思い出しながら作った昨日の晩ご飯からです。


サーモン親子のオランデーズソース添え

和・美・Savvy Cooking

6、7年前のこと、黒子と旦那の大学時代の友人で、夫婦揃って金払いが超悪く、ド厚かましいこと世界一で、おまけに黒子にも旦那にもそこの奥さんは学生時代に色仕掛けで近寄ったという、黒子の奥さんと私が大嫌いなカップルの、結婚うん十年記念パーティーに行きました。


そんなどうでも良いカップルの結婚記念パーティーに出席するのに、遠方だから、黒子夫婦と我々夫婦はホテルにまで宿泊したんですよ。黒子夫婦=卵の等式が出来てしまったのは、このホテルの朝食での出来事からです。


結婚記念パーティーの翌朝、ホテルのレストランに朝食を食べに行くと、ビュッフェスタイルの朝食を既にほぼ食べ終わる頃の黒子夫婦が居ました。そして黒子の奥さんが開口一番我々に言ったことは、“ここの目玉焼きすっごく美味しい!さっきからもう8個も食べた!”(驚)


夫婦で8個って、一人4個も食べたの?ってビックリしたら、ちゃいました!一人で8個食ったと言うのです!(驚x2)その上、私と旦那が皿を持って料理を取りに行こうとしたら、“ねぇ、あと2、3個目玉焼き取って来てぇ~!”と言うではないかいな。(驚x100)


結局その朝、黒子は8個、奥さんは11個も目玉焼きを食ったのです!どんだけ卵好きなんやぁ!叫び


その夫婦の家にディナーに招かれた時にはこんな驚きもありました。


イギリスの卵はヨード卵光のように大概6個1パックで売られているのですが、その日彼らの家のキッチンの台の上には、卵のパックが8箱も積んであったのです。つまり48個卵があったことになります。


こげにたくさんの卵、一体何に使うのん?と私が聞くと、今日はこれから黒子が、スターターにオランデーズソースを作り、アスパラガスの湯がいたのにかけるんだと言うじゃないですか。


我々夫婦にもう一人のゲストの分を含め計5人分のソースなら、せいぜい1パックもあれば十分なのに...と、私はそこで不思議に思うより、卵好きの黒子夫婦のこと、嫌~~な予感がして来たのです!(苦笑)


料理を作り始めたから、なんかお手伝いしようかってオファーすると、ほんじゃぁ卵を割って黄身と白身に分けて欲しいと言うので言われる通りにしました。1パック・6個の卵を割って、これで良い?って聞いたら、もっと、もっとと言う黒子。


結局私は15個の卵を黄身と白身に分けたのです!!!一人につき3個の黄身でソースを作るつもりの黒子。(ゲェ~)子供の頃から親に、卵はコレステロールがたまるから、1日に2個が限度って厳しく言われたのに...(汗)


オランデーズソースは出来ました。かなり濃厚なソースです!(滝汗)アスパラガスにそのソースを5等分してかけ、そして、次に黒子がしたことに、私は一瞬めまいを起こしました。


新たに5個卵を黄身と白身に分け、オランデーズソースの上に1個ずつ黄身を載せたのです!子供でも即理解できる算数ですが、つまり、一人4個の黄身がソースに使われているってことです。叫び叫び


そして、もっとすごいのは、この日のメインの料理が、なんと、カルボナーラ!(爆)


私はそのパスタ用にも、別途20個卵を黄身と白身に分けたのです。48個あった卵は、1パックと2個しか余りませんでした!叫び叫び叫び


卵ってね、こんなにたくさんいっぺんに食べると、MSG(化学調味料)と同じで、頭がボーっとしてくるんですよ!マジ!もう完全に舌が麻痺し、コレステロールもなんもどうにでもなれな投げやりな態度で、ただひたすら食べ続けてしまうのですよ。その晩の私がそうでした。


昔、高木DASH!が生卵を10個くらい丸呑みしているのをテレビで見たことがあるけれど、その晩の私は、気分はまるで高木DASH!(滝汗)


その卵騒動からしばらくは卵を見るのも嫌だったけど、そろそろ食せるまで体が回復した頃、旦那が、“人間用”オランデーズソースを作ってやると言い、作り方を伝授してくれながら、アスパラガスのオランデーズソース添えを作ってくれました。(笑)


話が長くなりましたが、今日のお料理にかけているソースは、旦那が教えてくれたその“人間用”オランデーズソースです。(笑)鮭を焼きながら作りもたもたしてしまった上に、レモン汁入れ過ぎたりでサラサラなソースになっちゃったけど、魚用にはこの失敗が反ってさっぱりして美味しかったっす。


<材料 2人分>

生鮭...2切れ
バター...90g
卵黄...2個
水...大さじ1
レモン汁...大さじ1
塩こしょう...適宜
いくら...大さじ2または好みの量

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<作り方>

1.骨抜きを使い鮭の骨を完全に取り除いておく。

2.バターを弱火にかけて溶かす。

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3.バターが溶け、表面に白い泡が浮き出したら火から下ろし冷ましておく。

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4.鍋に黄身と水を入れ、泡だて器で軽く泡が立つまで1分足らずかき混ぜる。

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ガスコンロではとろ火で熱をコントロールできますが、
電気やIHなどは、湯煎で卵に熱を入れた方がよいでそう。


5.4をとろ火にかけ、泡だて器でもったりとボリュームがアップするすまで3、4分泡立てる。この時、火の上に鍋を置きっ放しにすると卵に火が通り炒り卵になってしまうので、火から遠ざけたり戻したり、注意しながら黄身に熱を加える。

6.バターの表面に浮いている白っぽい泡を処分し、透明な部分だけをもったりした黄身に少しずつ加えながら、更に泡立て続ける。

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7.レモン汁を加え、塩こしょうで味を調えたらソースの出来上がり。

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8.フライパンにベーキングペーパーを敷き、生鮭を皮を下にして載せ、蓋をして皮に焦げ目がうっすらつくまで焼く。上下返し、再び蓋をして身の部分も焼く。

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9.皿に鮭を盛り、ソースをかけて、好みの量のいくらを載せたら出来上がり。


夕べはずっと冷蔵庫の中に残っていたパースニップをローストして付け合せました。黒いのはブラックジャポニカと言う真っ黒な玄米ご飯。チキンスープで炊いています。

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旦那が私のオランデーズソースを見て、下手やなぁ...ってあきれてました。(すんまへん!)旦那に作ってもらったらよかったなぁ...プロみたいに上手なんですよ。


でも、サーモンといくらの親子に、私の作ったソースをつけて食べた旦那は、見かけは悪くても味はすごく良いと言って大満足でした。


ひな祭りの寿司を作るのに買ったいくらちゃんが目に付き、とっさの思いつきで飾りのつもりで載せただけなのですが、これがかなり夕べのお料理のポイントとなっていました!


ちなみに、黒子のオランデーズソースは、黄身1個でソースを作って、上にもう1個黄身を載せていたのであれば、旦那の作るオランデーズソースを越える味だったかも知れない。アイデアはなかなか洒落てますもんね。


卵好きの親友夫婦のことを思い出したからってのではないけれど、うちは今朝も卵が朝食に登場しました。クロックマダムです!レシピはこちら から...

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目玉焼きは水を加え蓋してポーチしたりしちゃあ、旨くありやせんぜぇ!ちょっと多めの油をしっかり熱し、卵を割り入れ、スプーンで油を卵にかけながらフライしないと。


エゲレス風に焼いた目玉焼きの黄身を潰し、それにトーストサンドをつけながら食べます。めちゃ旨い!黒子夫婦が朝っぱらから8個10個と卵を食べた理由、このエゲレス風な目玉焼きを食べると理解できなくもない!

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