毎年この時季になると私のブログに登場する、これ。今年はこんなタイトルをつけてご紹介したいと思います。


ミンスパイ&ミニミンスパイ24

和・美・Savvy Cooking

今年はクリスマスイブ&クリスマスが週末と言うことで、旦那は今週23日金曜日から新年3日まで休暇に入ります。旦那だけじゃなくこのパターンで休暇を取る同僚が多いみたいです。


本当は22日頃に差し入れしようと思っていたのですが、せっかく頑張って作るのなら、みんながホリデーに入る前に一人でも多くの同僚に食べてもらいたいと思い、昨日19日に焼き、今日旦那に持たせ出勤させました。


普通サイズのミンスパイは父、母、そして旦那と私のクリスマス用。


ミニのミンスパイ24個が旦那の同僚への差し入れです。でもこの上の写真(右)には、20個しか写っていません。味見という名目で、旦那、父、母、そして私が1個ずつ計4個食っちゃったので。(滝汗)


差し入れには、去年はイギリスで買って来たアルミフォイルの使い捨てタルト型があったので作りやすかったけど、アメリカではそれに似たものが見つからなくてミニマフィン型を使った為、1つ1つの穴が小さい上に微妙に深いため、生地が貼り難かったのなんのって。


私、体だけじゃなく、手のひらも和田アキ子並み。(爆)指もやっぱり和田さん級で太いわけよ。自分の親指の先ほどしかないミニマフィン型に生地を貼るのは、マジ、至難の業どしたわ。(汗)


そんなもんで、ミニの方(写真下手前)はあんまり綺麗に焼き上がりませんでした。底生地からミンスミートが漏れ、汚くならなかっただけで幸いと喜ぶしかありません。

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その反対に、家庭用に作った普通サイズのミンスパイは、引っ越し荷物がやっと届いた今年、ミンスパイ用にイギリス時代から持っている、底が円形のタルト型で作ったので、生地は貼りやすかったし、とても綺麗に焼けました。

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去年のクリスマス、私は本屋で立ち読みしたレシピ通りに生地を捏ねミンスパイを作ったら、これまでにないさくさくで美味しいパイが焼き上がりました。今年もそれをと思ったのですが、バカな私、その時のレシピを書き取っていなかったため、同様に作ることが出来なかった。(苦笑)


そこで、今年は去年の生地を思い出しながら、且つ、私の、こうしたらもっと美味しいパイが焼けるのではないかと言うアイデアも加え、こんな生地を捏ねて焼いてみたのです。


<材料 ミンスパイ普通サイズ約24個、ミニサイズ約36個分>

薄力粉...375g
粉砂糖...125g
無塩バター、1cm角切りにした冷蔵庫から出したてのもの...1スティック(113g)
有塩バター、1cm角切りにした冷蔵庫から出したてのもの...1スティック(113g)
氷水...大さじ4~5程度

(その他)
ミンスミート...450ml入り瓶約1本分
粉砂糖...適宜(上にまぶす分)


<作り方>

1.薄力粉と粉砂糖を合わせふるいにかける。バターを加え、ペイストリーブレンダーか指、もしくはフードプロセッサーを使い、そぼろ状になるまでバターを粉類に擦り込む。

2.1の生地がなんとかひとまとまりになる程度まで氷水を大さじ1杯ずつ序所に加える。

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粉砂糖をたくさん含んだ生地なので、水を多く加えすぎるとべたべたした生地になってしまいます。
もしべたべたになってしまった場合は、べたつかなくなるまで薄力粉を大さじ1ずつ足しませう。


3.2の生地を台の上に取り出し数回捏ねて滑らかな生地に仕上げる。

4.3を2/3と1/3に分け、それぞれアルミフォイルに包んで冷蔵庫で30分程度や休ませる。

5.最初に2/3の生地を麺棒で延ばし、型より一回り大きいクッキー型でくり抜き型に貼の内側に貼る。中にミンスミートを詰める。

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6.残り1/3の生地も麺棒で延ばし、型の直径と同サイズのクッキー型でくり抜き、周囲にのり代わりに水を薄く塗り、5の上に被せ、指で軽く押し付けながら底生地に貼付ける。

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7.蓋になった生地の中心にハサミで十字の切り込みを入れ、180度で予熱を済ませたオーブンで25~30分焼く。

8.焼き上がったら2、3分型に入れたまま粗熱を取り、型から抜き、完全に冷めたらお好みで粉砂糖をまぶす。


お菓子を作る時には一般的に無塩バターを使いますが、私は同じタルト生地やパイ生地でも、セイボリーものの生地を作る時には、態と有塩バターを使っています。キッシュの生地などがその一例。


今回無塩と有塩を半々に使ったのは、ミンスパイはお菓子であっても、牛脂を含むミンスミートを包んだ、言わば、セイボリーとスイートのちょうど中間の様なパイなので、そんだば、バターも半々にすんべぇ~と、軽く塩味を生かす生地にしてみました。


生地は最高に美味しく焼き上がりました。薄力粉と粉砂糖の割合もバッチリ!こんだけ砂糖が入ると生地が相当甘いのでは...と想像しますが、全然そんなことはありません。


父も母も、私がイギリスのお土産に買って帰った市販のミンスパイを食べたことがあります。でも、その味どころか、食べた事実も思い出せないってくらいに、印象に残らない味だったようです。


ところが今回私の作ったミンスパイを食した母は、あんまりの旨さに、残りのミンスミートで日本に帰る時にお土産にもう一回焼いてくんなましと、リクエストして来たくらい。


一度自宅で作ったミンスミートを詰めたミンスパイを食べると、もう、二度と市販のパイや、市販のミンスミートは食べれません!

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クリスマスから12日間、毎日1個食べると来年も幸せに暮らせると言うミンスパイですが、既に我家ではクリスマス前に完食です!(爆)

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