私、昨日もまた一昨日に続きホームベーカリーを動かしてしまいました。そして、一昨日に続き、コストコで買ったミニソーセージをパン生地に包んで、今度は人に差し上げるパンではなく、自宅の晩御飯用のイタリア~~ンなパンを焼きました。


みなさまも郵便受けに入っていたフライヤーや、新聞の折込でご覧になったことがあるでしょう。あるいはオーダーし、実際に食べたことがあるって人も少なくないことと思います。


みみまで美味しく食べれる宅配ピザ!


私が夕べ晩御飯に焼いたイタリア~~ンなパンとは、そのダブルで美味しいピザなんです。


ホームベーカリーで作る究極の“宅配”ピザ

クッキングリッシュの会

一昨日ピッグズ・イン・ア・ブランケットを作っている際、形だけでもアメリカ人の作るものを真似ようと、一般的にどんな風にしソーセージを生地で包んでいるのか、その画像をググってみたんです。したら...


その画像の中に日本のピザハットの宅配ピザの広告写真が出てきました。


なんで外国のサイトに日本の宅配ピザの写真が...と興味を持ちリンクを辿ってみると、もうボロッかすに言われているではないですが、日本の宅配ピザ!!!


ピッグズ・イン・ア・ブランケットの画像を検索することもすっかり忘れ、今度は私、“ジャパニーズピザ”と打って再びサーチボタンを押しました。お好み焼きと共に。出てくるわ、出てくるわ、みみまで美味しく食べれる宅配ピザの写真!


なんと、“ジャパニーズピザハット”と、この手のピザばかりを振り分けたカテゴリーまでございました。(爆)その画像のリンクはこちら です。まぁ一度ご覧下さい。笑えます。


殆どの画像がリンク先で、気分の悪くなるピザ!変人のピザ!奇怪なピザ!...などなどと批評されています。私ら日本人からするとそれほど不思議に思わない、みみまで美味しい宅配ピザは、欧米人の目には相当奇怪な食べ物のようです。


それは、私がアメリカのロードサイドカフェで、朝からベーコンにソーセージ、卵にハムにハッシュブラウンに、おまけにメイプルシロップかけたパンケーキの重ね食いを、1リットルのトロピカーナを飲みながら食べている雨人を見て、ディスガスティングと思うのと同じこと。


しかし、私はその変人&奇怪な日本人の中でも更に度を越えたバカだから(笑)、彼らのサイトを読んでいると、それなら私がみみまで美味しく食べれる宅配ピザを、気分が悪くなるどころか、あんたらも食いたい!と思うものにしてやろうやないかと思ったのです。


前日に作ったピッグズ・イン・ア・ブランケットに必要だった粉の量と比較し、頭の中で大体これくらいの量の生地を準備し、こんな風にみみを並べて...と構想を練り始めると、もう作ってみたくてたまらなくなりました、みみまで美味しい宅配ピザ!(笑)


私の考えた作り方は、22~23cmほどのピザ生地の周りに、前日のピッグズ・イン・ア・ブランケットの様に、生地で巻いたソーセージやチーズを並べてみみにすることでした。ソーセージを巻いたもの18本と、チーズを包んだもの6個準備することにしました。


みみをバカでかくしない為、ソーセージやチーズを巻く生地の量は、ピッグズ・イン・ア・ブランケットの時より減らし1つにつき15gにすると、計360gの生地がみみに必要。と言うことで、いつものピザ生地 を単純に2倍作れば十分と判断。


材料をホームベーカリーに投じ、その間にピザソースを作ります。日本の宅配ピザを見て気持ち悪がる欧米人が見ても食べたいと思う様なピザを作るには、コーンシロップが大量に入ってそうな市販のソースではなく、こちらのレシピ でやっぱピザソースも手作り。


生地が出来ました。パンチダウンし、360g分の生地をみみ用に取ります。残りはメインのピザ生地になるので丸めて濡れぶきんをかぶせておきます。みみになる生地は24個に分けて丸め、こちらも濡れぶきんをかぶせ10分程度ベンチタイム。

クッキングリッシュの会

ベンチタイムが終わったら、まずメインのピザ生地を22~23cmの円形に延ばします。オーブン皿などに載せて、オリーブオイルを薄く塗ったラップをかぶせておきます。


次に24個のみみなる生地の内18個を延ばします。麺棒を数回転がして5x10cm程度の長方形に延ばしたら、ソーセージを載せて端からクルクルっと巻きます。

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残りの6個のみみ生地は、掌でグチュっと押さえつけて1cm角程度のチーズを1かけを載せ、それを包んでドウボールにします。焼いている間にチーズが出てこないように、水を少し塗ってしっかりと絞った口を止めます。

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ソーセージを巻いたみみ、チーズを包んだみみが、メインのピザ台となる生地の周囲に平均に並ぶ様に並べ、これでオーケーとなったら、メインのピザ生地との接点に水を少々塗り貼り付けます。

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みみを全部貼り終わったら濡れぶきんをかぶせ、みみがふっくら膨らんで隣同士しっかりくっつくまで約30分くらい2次発酵させます。


2次発酵が終わったらメインのピザ生地も膨らんでしまっているので、クリスピーな焼き上がりになる様、それを掌で軽く押さえてパンチダウンします。

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パンチダウンしたメインのピザ生地にトマトソースを分厚く塗り、その上に軽く一握りを残してチーズをたっぷり散らします。ソースとチーズはみみに少し被るくらいにするのが美味しく作るコツです。


ちなみにチーズは今回チェダーチーズを使いましたが、ピザ用として売っているセルロースなるわけのわからんもんを含んだプロセスチーズではなく、ちゃんと使う寸前に削った本物のチーズです。


トッピングは宅配ピザの写真にほぼ忠実に従い、こんなものを準備...


ハンバーグのトッピング
ハンバーグはロコモコを作った時の残り。オーガニックビーフ100%の手作り。冷凍してあったのを解凍しました。枝豆とコーンは冷凍もの。今回のピザで唯一宅配レベルがこのコーン。ナチュラルと表示してあるけれど、GMじゃないの?とアメリカのコーンを全く信用していない私。(笑)

パンチェッタと茸のトッピング
パンチェッタ、バター、にんにく、オイスターマッシュルームを一緒に炒め、ブラックパッパーだけで味つけしたもの。

サラミ&トマト
トマトはオーガニックトマトを使っています。

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これらの具をトッピングし、残りのチーズを散らして、210度くらいのオーブンで20分ほど焼きました。


でけまひた、究極の宅配ピザが!もう、うち中、良い香りが充満し過ぎ!ほんのこつ旨そう...

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切り役は旦那です。うちの旦那は欧米人でも、限りなく日本人に近い、いや日本人以上に日本人の奇怪な人だから(爆)、欧米人が気持ち悪がる日本の宅配ピザも、全然不思議がらずにパクパク食ってしまいます。

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でも旦那、3種類のトッピングが全体に満遍なく散らされていると勘違いし、4等分に大きく切ったもんで、具が偏ってそれぞれの皿にサーブされてしまいました。まず私の皿にサーブされたパンチェッタと茸がメインのもの。

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そして旦那の皿のハンバーグがメインのもの。

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この牛100%の手作りハンバーグのトッピングが、めちゃめちゃ旨くて、この後夫婦でハンバーグくれ!いややらん!で、結構もめながらピザを食べたのでした。(笑)


100%手作りだし(野菜やベーコン、サラミは違うけれど...)、ナチュラルなものにこだわって作ったピザ。宅配と名づけていますが味は比べ物にはなりません。激・激・激旨でした!カロリーも過激(加激!)ですけどね...(滝汗)


今度機会があれば、絶対にこのピザを雨人に作って上げようと思います。これを食べたら東洋人の発想なるのもが彼らにも理解できるはず。もう二度と日本の宅配ピザを、気分の悪くなるピザ!変人のピザ!奇怪なピザ!などとは言わなくなるでしょう。。


うちは旦那も私も、世間でディスガスティング!と思われているものを、ディスガスティングじゃないものにするお遊び料理が大好き。前に旦那が作ったベーコンエクスプロージョン もその1つです。


また何か、世間から不思議がられるような奇怪な食べ物ないか知らん?(爆)

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