先週金曜日から昨日までの4日間、サンフランシスコにロングウィークエンド旅行をしていました。


旅行に出る前夜、我が家はいつものような主菜の料理を作らず、ワインやシャンペンに合うおつまみ色々だけを夕飯として準備しました。私が準備したおつまみ、まず1つ目はこれです。


デビルドエッグ

クッキングリッシュの会

デビルと言えば日本語にすると悪魔のこと。これが動詞になると、“辛く味付けをする”という意味になります。


日本でもお馴染みのオードブルですから、いまさら私が説明するまでもありませんが、デビルドエッグとは、つまり、辛く味付けされたゆで卵のことです。


これを作るのにカレー粉を使う人が多いようですが、私はカレー粉を調理せずそのまま食べるのがあまり好きじゃないので、代わりにマスタードを使います。それも辛さの弱い洋がらしではなく、日本の練りがらしです。(笑)


固ゆでのゆで卵2つを縦2等分し黄身と白身に分けます。黄身はフォークの背でマッシュしておきます。


油を引かずにフライパンでカリカリに炒め、余分な脂分をペーパーで拭き取った刻みベーコン(1枚分)を黄身に加え、マヨネーズ、練りがらし、塩こしょう、味の素(各適宜)を加えてよく混ぜ合わせます。


4等分し、白身のくぼみに詰めて、上からパプリカ、またはケイエンペッパーを少々ふると見た目も良く、また味にもさらにピリ辛度が増します。


2つ目のおつまみはピザ生地ではなく、冷凍のパイシートにトッピングしてこれを焼きました。


マルゲリータパイ

パイとは底の深いもので、この手の浅いものはタルトと呼ぶべきだと旦那に指摘されました。この料理の名前は改めて訂正はしませんが、正確にはマルゲリータタルトと名づけるべきでした。深謝。(2011年6月16日補足)

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ピザ生地をわざわざ捏ねるのも面倒だったし、なにより、ピザ生地だとボリュームがありすぎ他のおつまみが食べれなくなるので、軽いペイストリー生地にトマトやチーズをトッピングして焼いてみました。


冷凍のパイシート(大1枚)を解凍し、縦横それぞれ約1cm内側にナイフで切れ目を入れます。下まで切ってしまわないように要注意です。(笑)


切れ目を入れた内枠の中をフォークでブスブス刺し一杯空気穴を作って、上に膨らんでこないようにします。空気穴を一杯あけた内枠の中にペストを薄く塗り、トマトの薄切り(小5個程度)、モッツアレラ(1パック)をトッピング。


ところどころにオリーブの薄切りを散らし、190~200度のオーブンで15~20分焼きます。焼きあがったらブラックペッパーをたっぷりふり、フレッシュバジルを載せて出来上がりです。

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3つめは、近所のスーパーであらかじめ背わたを取り殻を剥いて串に刺し、BBQ用にして売っていたエビを使ったおつまみです。


ガーリックプロウン

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オーブン用の皿にオリーブオイル(50~100ml、たっぷり!)、バター(50g程度、これまたたっぷり!!!)、にんにくのみじん切り(4~5かけ分)、唐辛子のみじん切り(1つ分程度、私はハバネロを!激辛)を入れ、200度のオーブンで約10分加熱。


油が熱くなりバターが完全に溶けたところで串にさしたエビを加えます。途中1度上下を返し7~8分焼いたら出来上がり。パセリのみじん切りを散らしバゲットと共にサーブ。エビよりも、正直このピリ辛ガーリックオイルをバゲットにつけて食べるのが私好み。(笑)


そして最後はこれ。


アンチョビポテト

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アンチョビポテトのレシピってたくさんありますが、これはちょっと普通の作り方とは違うアンチョビポテトなんです。


東京に住んでいた頃、近所に旨い焼酎とおつまみを食わせてくれる焼酎バーがあり、そこに3年通い詰め、やっと教えてもらった人気の1品アンチョビポテトの作り方。このレシピはと言うことで非公開です。


さて、おつまみ4品が全部出来上がり、この晩はワインではなくシャンペンと共にテーブルの上に並びました。残念ながらシャンペングラスは引越の荷物の中なので、ワイングラス代用ですが泡には変わりありません。(爆)

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この晩準備したシャンペンはテタンジェ。実はこのシャンペンには思い出があります。

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旦那と交際しだし、初めて旦那の家を訪問した時、旦那はテタンジェを冷たく冷やして待っていてくれました。暖炉の前に二人で座って、それを飲んだというロマンチックな思い出。


実は、10月8日は私ら夫婦の5回目の結婚記念日でした。


今年はちょうど週末に近い金曜日に当たっていたので、記念にサンフランシスコに旅行することになりました。だから自宅では前夜にオードブルばかりを作り、思い出のシャンペンを開けてお祝いしたんです。


5回目の結婚記念日って木婚式と言うそうです。私はそれにちなんで旦那の好きなウイスキーとスコッチをプレゼント。シングルバレル(樽、つまり木で作られている!)のジャックダニエルと、ちょっと値の張るプレミアのグレンモーレンジです。


結婚記念日には、記念日に付けられた名前にちなんだものをプレゼントするのが伝統だそうですが、最近では木製のものより金属製のものが多いので、木の代わりにシルバーをプレゼントするカップルも多いとか。


旦那が、シルバーのものを何かプレゼントして上げると言ってくれたので、シルバーってすぐ汚くなり手入れが大変だから嫌い。同じ色目でプラチナのものをお願いしま~す!と答えたら、無視されました。(爆)


子供の時から一度言ってみたかったサンフランシスコに連れて行ってもらったのが、旦那から私へのプレゼントです。

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結婚して5年にもなると、普段はこういうことを全くしなくなりましたが、年に一度くらいは出会った頃のラブラブモードで、ロマンチックな食卓を用意してみるのも悪くありません。(笑)

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