先週スーパーで鶏のもも肉が特価で売られていて、見ると、ホルモンや抗生物質を使っていない鶏肉だと表示されていたので(あんま信用はしてないんだけれど...笑)、それを買い簡単なローストチキンを作りました。


これは絶対に失敗することがないと保証しても良いほど、簡単に下準備出来るのにおどろくほどコクのある味に仕上がるローストチキンなんです。元々はポークチョップを焼く時の味付けですがチキンにもバッチリです!


鶏もも肉のハニーマスタードロースト

クッキングリッシュの会

この料理を教えてくれたのはお料理上手なうちの旦那。そして旦那の料理は殆どが母親から学んだものだから、このレシピも元々は義母のレシピってことです。私の料理のレパートリーは、この母息子との出会いによって実に増えました!


結婚した当初義母の料理を見て、こんなものをあんな風に、あんなものをこれと組み合わせるの...と、驚かされる調理法や組み合わせの連続でした。


自宅で作る人が居るのは知っていたけれど、私の中では市販のものを買って食べるのが当たり前だったものさえ、義母は手作りしていたのにもビックリしました。昨日のジェリーやジャムそうだし、手間のかかるクリスマスプディングなども手作りでした。


結婚した頃はだからえらいプレッシャーでした。私も義母と同じように料理が上手にならなあかんと焦って...(滝汗)


けどそれから月日が経ち、最近、私は自分が無意識の内に作っている料理を見てふと思ったのですが、調理法や組み合わせる食材、それに作るものが、当時プレッシャーを感じた義母の料理と全く同じなのです!


昨日の朝ジェリーをパンに塗りながら旦那に言いました。「実の娘がしないのに嫁の私があんたのお母さんの料理の後を継いだね...」って。私は今やすっかり旦那の実家の色に染まってしまったと実感します。


ハニーマスタードローストを作った晩は、付け合せに冷蔵庫に残った野菜を寄せ集めオーブンで蒸し焼きにしました。冷蔵庫の中を整理するにはもってこいの調理法。実はこの野菜の蒸し焼も、義母から伝授された調理法の1つなのです。

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義母の定番料理の1つ鶏肉や豚肉のハニーマスタードローストは、珍しいレシピではなく欧米の料理本ではよく見かける一品です。


マスタードには既に砂糖や塩が加えられていて味がついているので、その持ち味を生かし、殆ど調味料を加えることなく美味しく焼けるロースト用のマリネードです。


<材料 2~3人分>

鶏骨皮付きもも肉...4切れ

(マリネード)
粒マスタード...大さじ3
蜂蜜(固すぎないもの)...大さじ3
ブラックペッパー...適宜
塩または味の素...少々


<作り方>

1.もも肉の余分な皮や脂肪を取り除く。

2.マリネードの材料を全て合わせる。

3.1をオーブン用の皿に並べ2を刷毛でたっぷり塗る。180~190度で予熱を済ませたオーブンで30~35分鶏肉の芯に火が通るまで焼く。途中2回ほど、オーブン皿にたまったマリネード液を刷毛で鶏肉に塗る。

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肉の最も分厚い部分にナイフを刺し、透明の肉汁が出てくるようであれば焼けています。

オーブン料理ってのは実に便利。この晩の様にメインだけじゃなく付け合せもオーブン調理にすると、料理がオーブンに入っている間に、使った調理器具の後片付けを済ませることが出来るので、食べる前にキッチンは綺麗に片付いています。


この晩は芋ではなくブラックジャポニカと言う真っ黒な玄米を、チキンストックとバターで炊飯器調理したので、更に手間要らずの楽な献立でした。

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残り野菜で作ったとは思えない美味しい蒸し焼きが出来上がりました。洋食だけじゃなく和食のおかずにもなります。スープがたっぷり入っているので、お汁を御飯にかけて食べると美味しいんです。(笑)

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鶏の皮というのは脂っこくて体に良くないとは分かっているんだけれど、毒ほど旨いものはなくてやっぱり食べてしまいます。特に蜂蜜の甘味が染み込んだ皮はたまらなく美味しくて、そうなると健康よりも食うことが絶対先決!(爆)

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海外の骨付きもも肉というのは日本のものと違い、
大概が手羽を切り取りももの部分だけで売られています。


ちなみにイギリスのスーパーのデリコーナーでは、丸鶏のローストや、胸、もも、手羽などをローストしたものが沢山売られています。それらは冷たいまま食べても甘味があって結構美味しいのですが、大抵がハニーローストされています。


と言うことで、このハニーマスタードローストしたもも肉も冷たくなっても結構美味しいので、残ったものはお弁当のおかずになります。

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