こちらのブログはかなり長い間放置プレー状態でした。(汗)アメリカへの引越で忙しかったのと、引越前数日は冷蔵庫を処分して食材が買えない、料理が作れないで、ブログを更新したくてもネタがなかったのです。
その引越も無事に済み、昨日はシアトルの新居で初めてお料理を作りました。アメリカ第一号のお料理に輝いたのは、これでした!
ローストポーク
引越したばかりでまだばたばたしているだけじゃなく、ここ数週間の引越疲れと時差ぼけにも拘わらず、私が手のかかるローストミールを作りたくなったのには訳があるんです。これがその訳です!
1kgもある豚肉の塊がこんなに小さく見えてしまう程、デカイオーブンが新居のキッチンには付いています!
アメリカのデカイオーブンを見たら、なしてコストコであんなにデカイピザが売っているのか、理由がわかるでしょう!これだけデカイオーブンならコストコの巨大ピザだけじゃない、10kg以上ある七面鳥だって楽々焼けてしまいます。
電子レンジ嫌い、but、オーブン大好きの私は、新居に入居しキッチンに入ってこのオーブンを目にした瞬間、泣きそうになるくらい感激しました。
10時間近く飛行機に揺らくたくたになって到着したのに、これを見た時から早く使ってみたくてたまりませんでした。1日目はそれでも疲れて料理は出来なかったけれど、昨日は待ちかねてローストミールを作ることにしたのです。
電子レンジ調理は日本でも近年盛んになったと言うのに、なんで日本人はオーブンを使おうとしないんだろうか?
電子レンジで作ったものは時間の短縮は出来ても味は不味い!それに比べオーブンで作ったものは、時間はかかっても最高に美味しい!
オーブン=お菓子やパンと言うイメージしか日本人にはないのかも知れないけれど、オーブンでは煮物も出来たら揚げ物だって工夫をすれば出来ます。アメリカほどデカイサイズのものは不要でも、日本でももっともっとオーブン調理に注目して欲しいものです。
私がローストミールをアメリカ第一号のお料理に選んだのには、オーブンだけじゃなくもう1つ理由があります。
イギリス時代、ローストミールには欠かせなかった付け合せの西洋の野菜が、日本と違ってここアメリカでは普通のスーパーで普通に買えるってことです。
私はジャガイモが好きじゃない。特にどう工夫して茹でても、10分も火に通すとぐちゅぐちゅに煮崩れする日本のジャガイモが大嫌い。
そのジャガイモ嫌いの私でも、種類が豊富で水っぽくない海外のジャガイモは食べれます。昨日は豊富に種類のあるジャガイモの中から、写真の赤いジャガイモを選んでローストしました。この赤いジャガイモは、確かデジレーと名が付いていたはず。
こちらの小ぶりの大根風野菜はパースニップと言います。味はほろ苦く癖があるので、好きな人と嫌いな人がはっきり分かれる野菜でもあります。しっかりあく抜きしローストすると、苦味が消え甘みが増して、こんな美味しい野菜はないんです!
そして昨日はグリーン野菜にカーリーケイルと呼ぶ野菜をシンプルにボイルしてみました。見た目は火がすぐ通りそうですが実は結構硬くて、ひねの硬いキャベツの倍以上火を通してもまだ歯ごたえが残る野菜です。10年ぶりくらいに食べました。
こちらのスーパーではこんな風に、日本ではあまり見かけない野菜がオンパレード。どれを選ぶか実に悩んでしまいます。これからぼちぼちこうした珍しい野菜とその調理法もブログで紹介して行きたいと思っています。
昨日は新居から車で10分ほどのところにある、オーガニック物ばかりを売ったスーパーに行きました。店の名前はWhole Foodsと言うのですが、Whole Wallet(財布ごとみな)と皮肉なニックネームが付いています。
財布の中身がみな消えちゃう程高価なものばかりを売っているスーパーですが、オーガニックものはその分味が断然美味しい。他を節約しても、せめて野菜と果物だけはこのスーパーで買いたいなと思います。
昨日はポークもこのオーガニック物ばかりを売るスーパーで買いました。ポークをローストすることにしたのは、日本ではほとんど食べれない皮付きの豚の塊肉を焼きたかったから。
ところが当地でも、日本同様に皮が剥がれて売られています。個人経営のお肉屋さんなら皮付きが買えるだろうけれど、スーパーでは(とりあえずWhole Foodsでは)あらかじめ皮を剥がれた豚の塊肉しか売らないと言われてしまいました。
牛かラムに変更しようかとも考えたけれど、見た目が非常に美しい豚だったので、皮が付いていないこと承知で、最初の考え通りポークを買ってローストすることにしました。
以前にもローストポークの焼き方はブログで紹介したことはあるけれど、今回はその時とはちょっと焼き方を変え、表面がカリカリに焼けるように簡単な工夫を施して焼きました。
オリーブオイル(大さじ1~2)を塗った塊肉の表面に、手のひらでたっぷりの粗塩をこすり付けます。
そしてまず220~230度の高温で25~30分焼いて表面に一気に焼き目をつけます。次に180~190度に温度を下げ、肉の重さから割り出した時間だけじっくり中までローストします。
焼き時間は450gにつき30~35分。
昨日は重さがちょうど1キロだったので70分焼きました。ただしこの時間はあくまでも目安なので、オーブンの火力によって調節する必要があります。竹串をさして透き通った肉汁が出てきたら中までしっかり焼けています。
肉は金網に載せ、水を注ぎいれたオーブン皿の上に載せて焼きます。ロースト中水を欠かさないように15~20分おきに追加しながら焼き上げると、蒸し焼き状態になりジューシーなローストポークが出来上がります。
オーブン皿に残った水は豚の肉汁をたっぷりと含んでいます。それをつかってグレービーソースを作るのです。
ジューシーに焼けた豚に、外はカリカリで中はホクホクのローストポテト、私の大好きなローストパースニップに、久しぶりに食べるカーリーケイルも添えて、アメリカ第一号のディナーの時間です。
あんまり興奮しすぎて、アップルソースも作っていたことをすっかり忘れていた旦那と私。半分くらい食べ終わってから思い出し、あわてて肉の上にたっぷり載せて食べました。
ところで、新居から車で10分くらいのところにある日本食品を売った店・ウワジマ屋で、こんなワインを見つけました。寿司によく合うスパニッシュワインで、その名も“寿司”。(笑)
8ドルしない手ごろなワイン。結構美味しいと店員さんに勧められ試しに買って、夕べローストポークと一緒にいただきました。
名前はちょっと変だけれど、このワインが、なかなかいける!
私はもともと白ワインは甘すぎるのであまり好きじゃない上に、最近ではドライと表示しながらも中途半端に甘い白ワインが多すぎるのでほとんど飲まなくなってしまった。けど、このワインはドライな口当たりですっきりしていて、とても飲みやすかったです。
名前がいかにも日本的だし、人に食事に招待してもらった時のお土産や、我が家に和食で人を招待する時のワインとして今後利用したいと思います。
その引越も無事に済み、昨日はシアトルの新居で初めてお料理を作りました。アメリカ第一号のお料理に輝いたのは、これでした!
ローストポーク
引越したばかりでまだばたばたしているだけじゃなく、ここ数週間の引越疲れと時差ぼけにも拘わらず、私が手のかかるローストミールを作りたくなったのには訳があるんです。これがその訳です!
1kgもある豚肉の塊がこんなに小さく見えてしまう程、デカイオーブンが新居のキッチンには付いています!
アメリカのデカイオーブンを見たら、なしてコストコであんなにデカイピザが売っているのか、理由がわかるでしょう!これだけデカイオーブンならコストコの巨大ピザだけじゃない、10kg以上ある七面鳥だって楽々焼けてしまいます。
電子レンジ嫌い、but、オーブン大好きの私は、新居に入居しキッチンに入ってこのオーブンを目にした瞬間、泣きそうになるくらい感激しました。
10時間近く飛行機に揺らくたくたになって到着したのに、これを見た時から早く使ってみたくてたまりませんでした。1日目はそれでも疲れて料理は出来なかったけれど、昨日は待ちかねてローストミールを作ることにしたのです。
電子レンジ調理は日本でも近年盛んになったと言うのに、なんで日本人はオーブンを使おうとしないんだろうか?
電子レンジで作ったものは時間の短縮は出来ても味は不味い!それに比べオーブンで作ったものは、時間はかかっても最高に美味しい!
オーブン=お菓子やパンと言うイメージしか日本人にはないのかも知れないけれど、オーブンでは煮物も出来たら揚げ物だって工夫をすれば出来ます。アメリカほどデカイサイズのものは不要でも、日本でももっともっとオーブン調理に注目して欲しいものです。
私がローストミールをアメリカ第一号のお料理に選んだのには、オーブンだけじゃなくもう1つ理由があります。
イギリス時代、ローストミールには欠かせなかった付け合せの西洋の野菜が、日本と違ってここアメリカでは普通のスーパーで普通に買えるってことです。
私はジャガイモが好きじゃない。特にどう工夫して茹でても、10分も火に通すとぐちゅぐちゅに煮崩れする日本のジャガイモが大嫌い。
そのジャガイモ嫌いの私でも、種類が豊富で水っぽくない海外のジャガイモは食べれます。昨日は豊富に種類のあるジャガイモの中から、写真の赤いジャガイモを選んでローストしました。この赤いジャガイモは、確かデジレーと名が付いていたはず。
こちらの小ぶりの大根風野菜はパースニップと言います。味はほろ苦く癖があるので、好きな人と嫌いな人がはっきり分かれる野菜でもあります。しっかりあく抜きしローストすると、苦味が消え甘みが増して、こんな美味しい野菜はないんです!
そして昨日はグリーン野菜にカーリーケイルと呼ぶ野菜をシンプルにボイルしてみました。見た目は火がすぐ通りそうですが実は結構硬くて、ひねの硬いキャベツの倍以上火を通してもまだ歯ごたえが残る野菜です。10年ぶりくらいに食べました。
こちらのスーパーではこんな風に、日本ではあまり見かけない野菜がオンパレード。どれを選ぶか実に悩んでしまいます。これからぼちぼちこうした珍しい野菜とその調理法もブログで紹介して行きたいと思っています。
昨日は新居から車で10分ほどのところにある、オーガニック物ばかりを売ったスーパーに行きました。店の名前はWhole Foodsと言うのですが、Whole Wallet(財布ごとみな)と皮肉なニックネームが付いています。
財布の中身がみな消えちゃう程高価なものばかりを売っているスーパーですが、オーガニックものはその分味が断然美味しい。他を節約しても、せめて野菜と果物だけはこのスーパーで買いたいなと思います。
昨日はポークもこのオーガニック物ばかりを売るスーパーで買いました。ポークをローストすることにしたのは、日本ではほとんど食べれない皮付きの豚の塊肉を焼きたかったから。
ところが当地でも、日本同様に皮が剥がれて売られています。個人経営のお肉屋さんなら皮付きが買えるだろうけれど、スーパーでは(とりあえずWhole Foodsでは)あらかじめ皮を剥がれた豚の塊肉しか売らないと言われてしまいました。
牛かラムに変更しようかとも考えたけれど、見た目が非常に美しい豚だったので、皮が付いていないこと承知で、最初の考え通りポークを買ってローストすることにしました。
以前にもローストポークの焼き方はブログで紹介したことはあるけれど、今回はその時とはちょっと焼き方を変え、表面がカリカリに焼けるように簡単な工夫を施して焼きました。
オリーブオイル(大さじ1~2)を塗った塊肉の表面に、手のひらでたっぷりの粗塩をこすり付けます。
そしてまず220~230度の高温で25~30分焼いて表面に一気に焼き目をつけます。次に180~190度に温度を下げ、肉の重さから割り出した時間だけじっくり中までローストします。
焼き時間は450gにつき30~35分。
昨日は重さがちょうど1キロだったので70分焼きました。ただしこの時間はあくまでも目安なので、オーブンの火力によって調節する必要があります。竹串をさして透き通った肉汁が出てきたら中までしっかり焼けています。
肉は金網に載せ、水を注ぎいれたオーブン皿の上に載せて焼きます。ロースト中水を欠かさないように15~20分おきに追加しながら焼き上げると、蒸し焼き状態になりジューシーなローストポークが出来上がります。
オーブン皿に残った水は豚の肉汁をたっぷりと含んでいます。それをつかってグレービーソースを作るのです。
ジューシーに焼けた豚に、外はカリカリで中はホクホクのローストポテト、私の大好きなローストパースニップに、久しぶりに食べるカーリーケイルも添えて、アメリカ第一号のディナーの時間です。
あんまり興奮しすぎて、アップルソースも作っていたことをすっかり忘れていた旦那と私。半分くらい食べ終わってから思い出し、あわてて肉の上にたっぷり載せて食べました。
ところで、新居から車で10分くらいのところにある日本食品を売った店・ウワジマ屋で、こんなワインを見つけました。寿司によく合うスパニッシュワインで、その名も“寿司”。(笑)
8ドルしない手ごろなワイン。結構美味しいと店員さんに勧められ試しに買って、夕べローストポークと一緒にいただきました。
名前はちょっと変だけれど、このワインが、なかなかいける!
私はもともと白ワインは甘すぎるのであまり好きじゃない上に、最近ではドライと表示しながらも中途半端に甘い白ワインが多すぎるのでほとんど飲まなくなってしまった。けど、このワインはドライな口当たりですっきりしていて、とても飲みやすかったです。
名前がいかにも日本的だし、人に食事に招待してもらった時のお土産や、我が家に和食で人を招待する時のワインとして今後利用したいと思います。