私が人から旦那の国籍を聞かれ英国人だと答えると、大概の人は「あっ、イギリス人なんですね!」と言って納得します。私はそう言う人には必ず一言こう念を押しておくんです。


イギリス人じゃありません、英国人です!


旦那はウェールズ州出身。ウェールズやスコットランドは大英帝国の一部ではあっても、イギリスとはまた別の国です。旦那にイギリス人と言うと、だからえらく怒ります。(笑)


今日の午後はイギリスからのゲストが帰り久々に夫婦二人となったので、午後のおやつにその旦那の国・ウェールズのケーキを焼いて上げました。


ウェルシュケーキ

クッキングリッシュの会

スコーンが膨らまないと苦情を言う人が多いですが、このウェルシュケーキはそんな人でも問題なく焼ける簡単なおかしです。


生地を捏ねて麺棒で延ばし、型で抜いてフライパンで焼くだけ。日本では見かけたことがないけれど、スコーンやマフィン同様に、イギリスでは、もとい、ウェールズを含む英国では(笑)、ありふれた簡易ブレッドの1つです。


<材料 7~8cm型12~13枚分>

小麦粉...110g+打ち粉用
全粒粉...110g
日清袋入りベーキングパウダー...1袋
ナツメグ...小さじ1/4
シナモン...小さじ1/4
オールスパイス...小さじ1/4
塩...ひとつまみ
バター...110g+焼き用
三温糖...大さじ4~5(約50g)
ドライフルーツ(レーズン、サルタナなど)...50~60g
卵...1個


<作り方>

1.粉類、スパイス類、塩をボールに入れスプーンでよく混ぜ合わせておく。

2.1にバターを加え、粉々に割れたビスケットの様になるまで指で粉に擦り込む。(スコーン作りの手順と同じ。)

3.2に砂糖、ドライフルーツ、卵を加えて生地をまとめる。(上記分量でまとまるはずですが、粉によりパサパサな生地になったら、牛乳を少し加えてまとめる。)

4.3を打ち粉をした台の上に移し、麺棒で5mm程度の厚みに延ばして型で抜く。生地がなくなるまで繰り返す。(3とは逆に、粉によって多少べたつく生地になったら、しっかり打ち粉をして延ばすと良いでしょう。)

クッキングリッシュの会

5.フライパンにバター少量を熱し、型で抜いた生地を焼く。火が強すぎると焦げるので、中火より少し弱めの火加減で片面4~5分焼いたら、上下返してもう一方の面も4~5分焼く。

クッキングリッシュの会

注意点は、バターがたっぷり練り込まれた生地で、しかもとっても柔らかいので、上手に上下を返さないと壊れてしまうんです。私も今日1枚目は完全復旧不可能なくらいに潰してしまって、上下返した後は4枚が3枚に減ってしまいました。(汗)

クッキングリッシュの会

スコーンのようにジャムやクリームをつけて食べるお菓子ではなく、温かくても冷たくてもこのままで美味しいウェルシュケーキですが、旦那は焼きたてにバターをたっぷりつけて食べるのが好きです。

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