昨日は、新たまねぎの出回っているこの時季ならではのお料理が晩ご飯の献立となりました。


新たまねぎのキッシュ

クッキングリッシュの会

要はオニオンキッシュを新たまねぎで作ったという一品です。


作り方はとっても簡単なんですが、オニオンスープといっしょでちょっと手間がかかります。でもその手間は、かけて良かったと、一口このキッシュを食べたら絶対に思うこと間違いなし!


甘いたまねぎの風味が口の中じゅうに広がり、キッシュロレーヌかオニオンキッシュか、どっちをキッシュの女王と呼ぶべきか実に迷ってしまうほどの美味しいキッシュです。


<材料 22~23cmのタルト型1枚分>

(ショートクラストペイストリー)
材料作り方、型に貼り方、焼き方、全てこちらのレシピ と全く同じ。

(フィリング)
バター...50g
新たまねぎ...4個(600~700g)
三温糖...小さじ1
ハム、細かく刻む...2~3枚
チーズ...60~70g
全卵...2個
卵黄...1個分
生クリーム...200ml
牛乳...50ml
塩こしょう...適宜
味の素...適宜
ミックスハーブ...小さじ1/2


<作り方>

1.たまねぎは皮を剥いて薄くスライする。

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2.フライパンにバターを熱し1のたまねぎを約20分炒める。20分炒めて下の写真の様にボリュームダウンし、しんなりしたら三温糖を加え更に15~20分炒める。

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3.炒め始めてから40~45分経過し下の写真の様になったら火から下ろす。

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ちなみに山盛りあったたまねぎは、この通り1/4以下の量に減りカラメル状になります。

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4.焼き上げたタルト生地の底に3のたまねぎを油分を軽く切るようにしながら並べ、ハム、チーズと順番に上に重ねて行く。

5.卵、生クリーム、牛乳、調味料、ハーブをあわせたアパレイユを4に注ぎ入れ、190度で予熱を済ませたオーブンで30~35分焼く。途中20分経過した時点で、オーブン皿の内外を入れ替えるとまんべんなく焼き目がつく。

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上記分量のフィリングはタルト生地の分厚さや焼き具合によっては余ってしまうので、
余ったものはラメキン等に入れて一緒に焼くと、タルト生地のない簡易キッシュになります。

またまた今回も奇麗な色に焼き上がりました!

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私よく人に言うんですが、そりゃプロから言わせると私は間違っていると正されるかもだけれど、西洋料理なんて、ハーブだのソースだの舌を噛みそうな名前のものを並べてみても、所詮味の決めては塩こしょう、それにたまねぎの風味なんです。


私の紹介するレシピのほとんどが、まずたまねぎをしっかり炒めているでしょう。あの風味はハーブやソースに勝る絶対のものだと私は思っています。だから私は他は手抜きしても、たまねぎだけは手を抜かずちゃんといつも炒めるようにしています。


その料理にはなくてはならない野菜たまねぎを、ここまで時間をかけて炒めてフィリングにしたオニオンキッシュ。美味しくないはずがないでしょう!

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夕べはコルドンブルーで残ったチキンを焼いて、チキンコールスローをつけ合わせました。


キッシュ大好き、特にキッシュロレーヌとオニオンキッシュが大好きな旦那は、そこに好物のチキンコールスローが付いて、夕べは最高のディナーだったようです。見て下さいこのキッシュの大きさ。1/3を自分で切り分けて皿に盛ってんですよ。(笑)

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私は試したことがないから絶対に美味しいとは言えませんが、実験する勇気があるのなら、キッシュのフィリングだけ茶碗蒸しの器に入れ蒸し器で蒸せば、タルト生地はないものの西洋風茶碗蒸し、またはスフレ風キッシュができるのではないかと思います。


オーブンはないけど勇気はあるとおっしゃる方、一度お試し下さい。ほんでその感想を聞かせてもらえたら嬉しいです。


また、新たまねぎの季節が終ったら、アーリーレッドで作ってみて下さい。普通のたまねぎより美味しいです。

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