甘いものが嫌いで自分では食べないのに、最近ビスケットばっか焼いている私。昨日もまたまた焼きました。


この前はカントリーマアムの様な柔らかいビスケットを作ろうとあれこれ手を尽くしましたが、今回のビスケットはそれとは正反対に hard as rock!石の様に硬い(それはちょっと大袈裟!)ビスケットです。


ジンジャーナッツ

クッキングリッシュの会

ジンジャーは日本語に訳すと生姜、ナッツは殻つきの木の実。じゃぁ生姜風味のナッツ入りビスケットなんだわ...と思ったら大間違いです!


名前にナッツとついていても、このビスケットには1粒のナッツも入っていないただのジンジャービスケットです。


ナッツの殻の様に硬いからこう呼ばれる様になったと聞きました。アメリカに行くとその名前は変わり、ジンジャースナップと呼ばれます。スナップとはかりっと音を立てて折れると言う意味です。


欧米の人って相対に日本人よりも硬いものを好む傾向にあるように思います。


例えばリンゴやトマト、バナナなどの果物でも、海外のスーパーに売っているのはまだ青い色のものばかり。旦那は日本の果物が完熟過ぎると言って怒ります。(実は私も日本の完熟果物には辟易!)


最近夫婦で同じ歯科に通っていますが、私は新しいブリッジに数十万円出してセラミック製のものを入れてもらったのに、旦那はクラウンをセラミックにしてもらおうと思ったら歯医者から断られました。


「旦那さんは硬いものをばりばりと食べる人でしょう!そう言う人にセラミックの歯を入れてももたないんです。保険の安い歯の方がいいんです。」と言われてしまいました。旦那って...


安上がりなお方!(爆)


根っから硬いものをばりばり音をたてながら食べるのが好きな欧米人には、このジンジャーナッツはたまらんビスケットなのかも知れません。このビスケットが家にあると、義母と旦那は取り合いであっという間に完食してしまいます。(笑)


<材料 24~25枚分>

小麦粉...200g
日清ベーキングパウダー...1袋(5g入り)
重曹...小さじ1/2
ドライジンジャー...小さじ2
粉末黒糖...100g
塩...小さじ1/4
蜂蜜...40g
バター...70g
溶き卵...1/2個分
オレンジの皮...1/2個分


<作り方>

1.小麦粉、ベーキングパウダー、重曹、ドライジンジャー、黒糖、塩を合わせふるいにかける。

黒糖は大きな粒になって固まっている部分が多いので、必ずふるいにかけその粒を砕いておかないと、出来上がったビスケットの中に砂糖の塊が出来てしまいます。

2.蜂蜜とバターを小鍋に入れ弱火にかける。バターが完全に溶けるまで混ぜながら加熱する。

3.粗熱の取れた2を1のボールに加える。卵とオレンジの皮も加えて手でひとまとめにする。

クッキングリッシュの会

4.3の生地をゴルフボールより二周り小さいボールに丸め、クッキングシートを敷いたオーブン皿の上に並べる。指2~3本で軽く押さえて厚み5mm程度の円形にする。残りの生地も同様にし、間隔を置いてオーブン皿に並べる。

クッキングリッシュの会

5.4を160度で予熱を済ませたオーブンで17~18分焼く。焼き上がったらワイヤーラックに移し完全に冷ます。

クッキングリッシュの会

今日はこれからクッキングリッシュの会の常連さん達と、“東京最後の最後の会”をもちます。題材は私が旦那の為に初めて料理をした時のロマンチック3コースメニューです。(爆)


スターターにエビのカクテル、メインにミンティーラムシャンク(子羊の骨つきすね肉)、そしてデザートにはブレッド&バタープディングを作ります。


このジンジャーナッツは本日の会のお茶の時間に、参加者のみなさんに熱いミルクティーと共に食べていただきます。私から皆さんに紹介出来る最後の最後のイギリスのお菓子となってしまいました。(涙)

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