今日はお昼からイースト菌を使って生地を捏ねました。しかも実家にはホームベーカリーの様な便利な機械がないから、私には珍しく手で生地を捏ねました。そしてその生地で作ったのがこれです。


肉まん

クッキングリッシュの会

去年の秋、紅葉を見に嵐山へ行ったら、そこに但馬牛の肉まんというのが売っていました。食べたら、もう旨いのなんのって。絶対に家で作ってみようと思いました。


その再現は自宅ではなく実家でトライしました。あんまり美味しいので両親にお土産に買うつもりだったのがすっかり忘れて帰ってきたので、私がその味を再現して食べさせて上げようと思ったんです。


しかし第一回目のトライは見事に大失敗でした!その時私が作った肉まんがこれです。

クッキングリッシュの会
第一回目のトライに失敗した時の記事はこちら から...

その時の失敗は肉まんの皮でした。しこしこで、手打ちうどんを食べているようでした。


私がイメージしていた肉まんの皮は、コンビニの肉まんや井○屋の袋入りの肉まんの皮。スポンジのようにふかふかで、肉まんの皮と言うより蒸しパンのようなものです。


でも出来上がった皮は、ソーホーや香港のディムサム(飲茶)に登場する肉まんの皮でした。本格的な皮過ぎたのね。


絶対に家で再現してみせると思っていた意気込みは、その一回の失敗で完全に失せてしまい今日まで放置して来ました。


ところが実家に帰って来て、肉まんが大好きな両親を見ていたら、やっぱりあの但馬牛の肉まんが食べさせて上げたくて、、今日は朝から肉まん作るモードで、前回の失敗を繰り返さない為にもいくつか工夫を凝らし、もう一度作ってみたのです。


皮をもっと軽いスポンジタッチにする為に工夫したことは、1つには強力粉を薄力粉に変えました。そしていろんなレシピを見ていると、イースト菌とベーキングパウダーの両方を使っているのが多く、私も真似してみることにしたのです。


正直、ベーキングパウダーを加えた生地を、即焼かずに発酵の為に1時間以上寝かせると言うのが、私には加える意味がないようには思うのですが、手捏ねだし、兎に角生地をスポンジ風にしたかったので、だまされたと思って試してみました。


<材料 8個分>

薄力粉...250g
ドライイースト...小さじ1
ベーキングパウダー...小さじ1
砂糖...大さじ1
塩...小さじ1/2
人肌の湯...約130ml
ごま油...小さじ2+ボールに塗る分

(フィリング)
サラダ油...適宜
たまねぎ、みじん切り...小1/2個
白ねぎ、白い部分のみ小口切り...1/2本
牛こま切れ肉、細かく刻む...160~170g
干ししいたけ、湯で戻し搾って細かく切る...2枚
すき焼きのたれ...大さじ4


<作り方>

1.薄力粉、ドライイースト、ベーキングパウダーをボールに入れ、スプーンでよく混ぜ合わせる。

2.人肌の湯にごま油を加え、1の粉に徐々に加えて生地を一まとめにする。生地がボールからきれいに離れるようになったら水分を加えるのを止める。

3.2の生地を打ち粉をした台に移し、生地が滑らかになるまで10~15分捏ねる。

4.ボールにごま油を薄く塗り3の生地を入れラップで覆う。温かい場所で40~50分生地が倍に膨らむまで発酵させる。

5.フィリングを作る。フライパンに油を熱したまねぎとねぎを炒める。しんなりしてきたら肉としいたけを加え肉に8分通り火が通るまで炒める。すき焼きのたれを加え、水分がほとんどなくなるまで7~8分煮詰める。皿に取り上げ完全に冷ます。

6.4の生地を台に取り出しガス抜きをする。8等分に分けて丸め、乾いたふきんを被せ、次に濡れぶきんを被せて10~15分ベンチタイムをとる。

7.6の生地を麺棒で直径12~13cmの円に延ばし、5の1/8を中心に載せ、ひだを寄せながらフィリングを包む。

8.一辺が7~8cmの正方形に切ったクッキングペーパーの上に7を載せ、湯気の上がっている蒸し器の中に並べる。蒸し器の蓋をし約10分蒸す。

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さて私の今日の工夫の結果はどうだったかと言うと、ディムサム好きな人にはたまらない歯ごたえの皮に出来たと思います。本格的中華料理のレストランで登場する肉まんの皮です。


前回より皮は確かに柔らかい。でも、本格的中華料理が嫌いな私には、これは決して満足いく結果ではありませんでした。


コンビニの肉まん、井○屋の袋入りの肉まんの皮、あの皮で嵐山の肉まんが再現したいんです!


次回はこうしてみようと思う1つのアイデアが今あるので、引越しする前にホームベーカリーが家にある内に、もう一度トライしてみたいと思います。

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それにしても肉まんのフィリングは最高に旨かった!牛こまとは言え柔らかい国産牛。それをすき焼きのたれで煮込んでんだから、まずいわけがおまへん!(笑)この点は嵐山の肉まんにそっくりでした。

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