我家は、東京都とは言えまだ牧歌的な雰囲気が残る地域に住んでいます。そんな田舎だからか、行きつけのスーパーにはつい最近まで、ハーブと言えばパセリ、バジル、ミント、運が良ければコリアンダーくらいしか売っていませんでした。しかも小袋!


ところがこの地域でも需要が増えてきたのか、やっとこの頃タイムやセージ、なんとオレガノまで店頭で見かけるようになりました。海外の料理を頻繁に作る私としては、これはとても有難いことです。


その中でも私が一番喜んでいるのは、大袋入りのバジルを見かける様になったことです!


バジルはハーブと言うより殆どサラダ菜感覚で食べれて大好きです!昨日は大袋入りのバジルだから作れる、私の大好きなパスタサラダを夕飯に作りました。


ペスト&マッシュルームパスタサラダ

クッキングリッシュの会

15年程前のこと、まだイギリスに住んでいた頃のことです。ランチにサラダが食べたくてスーパーのデリコーナーを物色していたら、ペストサラダなるものを発見!


ペスト?当時、私が知っているペストと言うと、黒死病しかありませんでした!(苦笑)


そのサラダは、グリーンのソースでパスタとマッシュルーム、それに松の実を絡めたものでした。ただ興味本位に買った恐ろしい名前のサラダ。ところがその味は、超超激うまだったのです!


ペストの正体を調べたら、それは感染症ではなく私の大好きなハーブ・バジルでした。


いっぺんにペストの大ファンになった私は、スーパーで瓶入のものが売っているのを発見し、以降、自宅には欠かさずストックし、度々スーパーで食べたサラダを真似てサラダを作りました。


でも、瓶入のペストを使って自宅で作る味は今一だったんです。市販のペストには、パルメザンチーズが十分に含まれていないから、そう感じていたんだと思います。


そこで、イタリア系の知人に作り方を教えてもらい、自宅でペストを作る様になりました。自家製ペストで作るペストサラダは、スーパーに売っていたサラダを勝る味。とっても美味しかった!


ペスト作りには半端じゃない量のバジルを使います。今でも自家製ペストで昔懐かしいあのサラダを作って食べたいと思うのですが、如何せん、小袋入りのバジルをちまちままとめ買いし作る気がせず、最近ではずっと市販の瓶詰めもので妥協していました。


しかし、冒頭の通り、我家の近所のスーパーでも、大袋入りのバジルが簡単に手に入る様になりました。そこで昨日は、それを買って来て久々にペストを作り、10数年前初めて食べて感動したあのサラダを自宅て再現したと言う訳です。


<材料 2~3人分>

(ペスト 1ポーション分)
S&B大袋入りバジル(約50g)、葉のみ洗って水気を拭き取り使う...1袋分
松の実、フライパンでから煎りする...25~30g(内小さじ1~2は取り置く)
にんにく...2~3かけ
パルメザンチーズ、削り立てのもの...30g
オリーブオイル...75~80ml
塩...小さじ1/2
味の素...適宜

(マッシュルーム)
オリーブオイル...適宜
ブラウンマッシュルーム、薄切り...1パック(8個程度)
塩こしょう...適宜

(パスタ)
塩...小さじ1
お好みのパスタ...180~200g
バター...10~15g


<作り方>

1.ペストを作るつ。バジル、松の実、にんにくをフードプロセッサーに入れプロセスする。パルメザンを加えさらに数十秒プロセスする。

2.フードプロセッサーを回しながら、1にオリーブオイルを少しずつ加える。塩、味の素で調味する。

クッキングリッシュの会

3.フライパンに少量のオリーブオイルを熱しマッシュルームを炒める。塩こしょうで軽く調味する。

4.パスタを茹でる。たっぷりのお湯に塩を加え、お好みのパスタをパッケージの茹で方に従って茹でる。ざるに上げ、水切りと同時にバターを加えて一塊にならないように全体に絡める。

5.ボールにパスタ、マッシュルーム、残りの松の実を入れ、ペストを加えて混ぜ合せる。

クッキングリッシュの会

温かくても、冷たくなっても美味しいパスタサラダには、バルザミックヴィネガーをすこしかけるのが、私的美味しい食べ方です!


市販のペストで作るなら、オリーブオイルとパルメザンチーズを少し追加します。また、マッシュルームはにんにくと共に炒めて加えるとサラダの風味が増します。

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