ミネルショーも閉幕し、今回手に入れた標本を紹介いたします。
1回目はケラトサウルスの歯冠です。^^
Ceratosaurus.sp
ワイオミング州アルバニー郡ボーンキャビン採掘場
モリソン累層産 ジュラ紀後期チトニアン期~キンメリッジアン期
標本長:30.0mm
幅CBL:10.9mm、厚さCBW:4.9mm、CBRは約0.45です。
鋸歯密度ですが近心側、遠心側共に 4個/1mmでした。
では細部を見て行きましょう。
反対側の面ですが、置換歯の収まる窪みが見られますので、こちら側が舌側となります。
この写真は唇側の歯尖部のアップですが、咬耗面が見らるので左側の歯骨歯と思われます。
また、近心側のカリナ上部も咬耗面が出来ていますので、前の方の歯と推測できました。^^
若干形成時の変形が見られるものの、比較的状態の良い部類の標本かと思いました。
さてカリナの状態ですが、遠心側は鋸歯が歯尖から歯根までありましたが、近心側は咬耗面の下、数ミリしか鋸歯が存在せず、2/3は鋸歯の形跡もありませんでした。
以上でケラトサウルスの歯冠検証を終わります。
次回はマーショサウルスの歯冠を検証します。
ではまた。