2016年、今年は皆さんにとって、どのような一年だったでしょうか。

 

個人的にはアンモナイトのIZUMIさんがご縁で、夏に北海道の後藤さんにお会いすることが出来、化石やクリーニングの話を沢山させて頂き大変勉強になりました。

 

また恐竜倶楽部にも正式(殆ど幽霊部員状態ですが・・・^^;)に入会し、忘年会では日ごろお世話になっているブロ友さんたちとも、親睦を深めることが出来ました。^^

 

恐竜学の世界ではフクイヴェナトルの記載や、琥珀に閉じ込められた恐竜の尻尾が見つかるなど、国内外に渡って賑やかな一年だったと思います。^^

 

さて来年は”酉年”ですが、恐竜倶楽部では独自の恐竜干支があり、来年は”アパトサウルス年”だそうです。

 

そこで久しぶりに、こんなイラストを描いてみました。^^;

 

アパトサウルスの幼体と”チャボ”のつもりです。^^;

アパトの前脚は最新の学説から、親指が真正面に来るよう(短距離走のクラウチングスタートのような手の向き)にしています。

その他突っ込みどころ満載ですが、「素人」ですから勘弁してくださいね。w

 

それでは皆さん、良いお年をお迎えください。^^

 

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ミネラルショー戦果報告の最後は、ダコタラプトルの歯になります。

ダコタラプトルは、北米産のドロマエオサウルス類としては全長 5mと大型化した種で、白亜紀前期のユタラプトル(7m)、デイノニクス(3~4m)に次ぐ存在です。^^

※図版は Wikipedia より

 

Dakotaraptor.steini

サウスダコタ州ハーディング郡産

ヘルクリーク累層、白亜紀後期マーストリヒチアン期 6,600万年前

右前上顎骨歯 標本長:15.3mm

カリナ間の幅:6.1mm 厚さ:7.5mm

 

では細部を見て行きましょう。

まず遠心側のカリナです。

鋸歯密度は 3個/1mmでした。

結構すり減っていて、まともな小歯形状が判るものは歯尖部のみと言う状態です。

 

一方近心側は・・・

カリナには小歯が一切見られません。

この辺りの特徴は、ドロマエオサウルス類の歯冠に良く見られる傾向です。^^

 

ただ、一点だけ面白い特徴がありました。

歯根部側でエナメル質に数条の皺が見られたことです。

ドロマエオサウルス類の歯冠でこの様な皺は初めて見ました。

 

続いて、舌側の面と歯根断面、歯尖部の写真です。

おそらく、今後はもっと流通するでしょうから、より状態の良い歯冠を探してみたいですね。^^

 

以上でミネラルショー戦果報告は終了ですが、今回はGさんとも突っ込んだ話が出来て(もちろん I先生を介してですが^^;)とても実のあるミネショウィークでした。

新宿ショーではツーソンショーでの仕入れ品も各ブースに並ぶでしょうし、また節制の日々が始まります。w

 

ではまた。^^

 

 

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ミネラルショーの戦果報告、2回目は”マーショサウルス”の歯冠です。

マーショサウルスは中型のメガロサウルス類で、市場に出回り出したのは最近ですが、記載論文は1976年(40年前)に発表された恐竜です。^^

Marshosaurus.bicentesimus

ワイオミング州アルバニー郡ボーンキャビン採掘場

モリソン累層産 ジュラ紀後期チトニアン期~キンメリッジアン期

標本長:31.1mm

幅CBL:10.9mm、厚さCBW:6.3mm、CBRは約0.58です。

鋸歯密度は遠心側で 3.5個/1mmでした。

 

それでは細部を見て行きます。

先端部の両面には明確な咬耗面がありません。

鋸歯は遠近側には歯尖から歯根まで続いていますが、近心側は肉眼で見るレベルではカリナの痕跡をとどめる程度です。

ルーペで細かく観察すると、歯尖から1/3ほどの位置に小歯の痕跡を確認出来ました。

続いて、ケラトサウルスの時にも、話題になった鋸歯の小歯形状です。

ケラトサウルスの小歯はリングノートのページを破ったような形ですが、マーショサウルスの小歯は櫛のような切れ込みで、小歯が四角く見えています。

私はメガロサウルスやトルボサウルスの歯を所持していないので、比較検証は叶いませんが、手に入れば行ってみたいです。

 

続いて歯冠断面と歯尖方向からの状態です。

両写真とも写真上側が近心方向になります。

歯根部に変形があるため正確な断面が見れないのが残念です。

 

次回はダコタラプトルの歯を検証します。

ではまた。

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ミネルショーも閉幕し、今回手に入れた標本を紹介いたします。

1回目はケラトサウルスの歯冠です。^^

30.0

Ceratosaurus.sp

ワイオミング州アルバニー郡ボーンキャビン採掘場

モリソン累層産 ジュラ紀後期チトニアン期~キンメリッジアン期

標本長:30.0mm

幅CBL:10.9mm、厚さCBW:4.9mm、CBRは約0.45です。

鋸歯密度ですが近心側、遠心側共に 4個/1mmでした。

 

では細部を見て行きましょう。

反対側の面ですが、置換歯の収まる窪みが見られますので、こちら側が舌側となります。

この写真は唇側の歯尖部のアップですが、咬耗面が見らるので左側の歯骨歯と思われます。

また、近心側のカリナ上部も咬耗面が出来ていますので、前の方の歯と推測できました。^^

若干形成時の変形が見られるものの、比較的状態の良い部類の標本かと思いました。

さてカリナの状態ですが、遠心側は鋸歯が歯尖から歯根までありましたが、近心側は咬耗面の下、数ミリしか鋸歯が存在せず、2/3は鋸歯の形跡もありませんでした。

以上でケラトサウルスの歯冠検証を終わります。

次回はマーショサウルスの歯冠を検証します。

ではまた。

 

12月2日、待ちに待った第25回東京ミネルショー(池袋ショー)が開幕しました。^^

長野に転勤して早1年・・・会場へ向かうにも新幹線か高速バスで行かなければならないが大変ですが、6月の新宿ショーと合わせて年二回のお祭りですからね。^^;

今回は翌3日の夜に所属している恐竜倶楽部の忘年会にも参加することになり、1泊2日の参戦記となりました。^^

上田から朝イチの新幹線で東京→池袋へと向かいましたが、8時半前には開場へ到着。

すでに前売り券を持った方達が30名ほど並んでいました。^^;

第二会場のイベントスペースでは、化石やカラーストーンに彩られたクリスマスツリーが飾られて華を添えています。^^

化石関係では北米のGさん、ドイツブース、イタリアブース、ベルギーブース、フランスブース、エスニックブースとなじみの海外勢が出店していますが、個人的には北米とイタリアブース(竜脚類のスワッセアの歯が出ていましたね)以外、触手を伸ばしたい物が少なかったのが残念でした。

国内勢ではGサイエンスで、ノアサウルス(マシアカサウルス)類の歯が出ていましたが、バイヤーさんも自信がないのでお勧めしていませんとのこと。^^;

実際手に取って標本を拝見しましたが、スプーン型の前歯で鋸歯がないけど、縦に稜線があり、尖突部が舌側に若干返しがある不思議な歯でした。・・・一体何の歯でしょう??^^;

 

恐竜関係を一通り巡った後、懇意にして頂いている、アンモナイトのIZUMIさんのブースへ向かいました。

店主ご夫妻が夕張や四国で採取、クリーニングしたアンモナイトや後藤氏のコレクション放出品、糸魚川の翡翠が並びます。※★は奥様です。

今回はご主人が採取し、奥様がクリーニングしたニッポニテスを手に入れました。^^

ただ、この後の倶楽部活動があったため、標本は後日(上田にて)受領することにしています。

 

戦果報告ですが、今回は結局北米ブースからのみの入手です。

モリソン層の同じサイト(発掘場)から出た、ケラトサウルスとマーシュオサウルスの歯。

ヘルクリーク層のダコタラプトルの前歯(前上顎骨歯)の3本です。^^

手に入れることは叶いませんでしたが、今回の北米ブースでは他にトルボサウルス1本、ケラトサウルス1本、シアモサウルス1本、シャモティラヌス2本、ウズベキスタン産ティランノサウルス類3本、スペイン産ティランノサウルス類1本、モリソン産のトロオドンタイプの歯1本と、マニア垂涎の標本が多く見られました。^^;

 

また、恐竜倶楽部の忘年会では初参加ではありましたが、ブロ友のSUZUNAさんやREIさん、4さん、アッキーさん夫妻、また恐竜パンテオンの高橋さんなど様々な方と親睦を深め、楽しいひと時を過ごせて良かったです。^^

 

会場ではBINGO大会も行われ、6リーチが掛かっても中々上がれない”天性”の引きの悪さでしたが、なんとかBINGOすることが出来ました。^^;

景品は偶然にも4さんが出品してくれたもの(各自が持ち寄っています)で、手製の恐竜プリントしたランチョンマットとティランノが浮き出てるマグカップ。

改めて、4さんありがとうございます。^^

新幹線の時間があり、早々に会場を後にしてしまいましたが、SUZUNAさん、REIさん、アッキーさん夫妻他、会場でお話出来た同好諸氏の皆々様、今後もよろしくお願い申しあげます。

 

ではまた。^^