博物館巡礼記・北海道編も後半突入です。^^

今回は札幌市青少年科学館で開かれている「大発見!北海道恐竜展」の模様を、お伝えします。

この博物館は操作や実験で体験、体感するタイプの博物館で、沢山の家族連れが訪れていました。^^

特設会場へ入ると、レトロチックな姿のハドロサウルスの復元模型がお出迎え。^^

最初トラコドン?かと思いましたが、前脚の指が蹄タイプだったので、それほど古い復元でもなく姿勢だけ古い不思議な模型でした。^^;

 

つづいて基盤的なハドロサウルス類のブラキロフォサウルスの上顎骨・・・

エドモントサウルス(アナトティタン)やパキケファロサウルスなどの頭骨レプリカも展示されていました。

 

続いて羽幌で見つかった首長竜、プリオサウルスの標本。

マイアサウラも展示さていましたが・・・

何故かレトロな姿勢だったのが惜しいです。^^;

 

そしていよいよ、むかわ町で見つかったハドロサウルスの標本です。

ここも標本は撮影禁止なので、遠目に標本が判別できないレベルで撮ってみました。^^;

 

次のコーナーは恐竜の生態についての展示がされています。

写真はT.rexの咬む力を体験するコーナー

 

続いて時代別に模型や骨格標本などが展示されていました。

三畳紀はコエロフィシスとピサノサウルス。

ジュラ紀はステゴサウルスやカンプトサウルスなど、

白亜紀はテスケロサウルスとドロマエオサウルスなどが展示されていました。

 

なお今回の特別展は8月21日までの開催のため、ブログ掲載時には既に閉会しています。

予めご承知置きください。 m(_ _ )m

 

次回は三笠市立博物館をレポします。

ではまた。^^

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今回は穂別博物館で開かれている特別展の模様をお伝えします。^^

まずは北米産、ティロサウルス.プロリガーの頭骨です。

右上に写っているのは現生種のミズオオトカゲとコモドドラゴンの頭骨です。^^

また足のある古代蛇、パキラキス(イスラエル産・白亜紀後期セノマニアン期)の標本も展示されていました。

パキラキス自体は他の特別展でも展示されていた記憶があるので、この標本は初お目見えということだと思います。

続いて、そもそもモササウルス類とは?というキャプション。

モササウルス類は近年研究が進んで、系統もかなり整理されて来ましたが、かなりの種類が繁栄していたのですね。^^

 

こちらはラッセロサウルス.コヘニの頭骨レプリカ。

北米で見つかった最も古い標本で、頭骨としても最も揃った標本だそうです。^^

 

ここからは日本産のモササウルス類が並びます。

まずは北海道三笠産のタニファサウルス。

私らの年代ではエゾミカサリュウとして、いい夢を見させて貰った標本です。^^

発見当時(1976年)はティランノサウルス類の頭骨の一部と誤同定されましたが、当時の日本の研究レベルでは致し方無い(一部先鋭的なアマチュアの方にはティランノサウルス類?という意見の方も居ました。)ことではあります。

白亜紀後期サントニアン期とカンパニアン期の境界付近の地層より見つかっています。

 

続いて北海道沼田産のモササウルス類、

白亜紀後期カンパニアン期の地層から見つかったものです。

 

こちらは和歌山県有田川産のモササウルス類、

国内で産出したモササウルス類としては最も骨格が揃った標本で、今回は頭骨と右前脚が展示されていました。^^

白亜紀後期カンパニアン期最末期の地層から産出しています。

 

続いて北海道穂別産のラッセロサウルス類、

現在、上野の科博に収蔵されている日本で初めて見つかったモササウルスで、当初はプロトサウルスの一種ではないかと考えられていたましたが、その後ラッセロサウルスが発見されて比較検証した結果、ラッセロサウルス類出ることが判ったそうです。^^

白亜紀後期サントニアン期の地層より産出しています。

 

そして北海道穂別産のモササウルス.ホベツエンシス。

白亜紀後期マーストリヒチアン期最初期の地層より産出しています。^^

 

同じく穂別産のフォスフォロサウルス.ポンペテレガンス。

巨大な眼窩と立体視が可能で、夜行性だったと考えられています。全長は3.3mと小型ですが、昼間はラグーンに隠れて過ごし、夜間は活発に泳いでいたのでしょうね。^^

 

こちらは白亜紀後期の穂別を再現したタペストリー、

前出のフォスフォロサウルスは夜行性のため書かれていないのだとか・・・^^;

 

その隣には記念撮影用のPOPがあるのですが、

モササウルス最大の種、モササウルス.ホフマニの実寸大POPです。^^

頭骨が1.7mあり、推定全長は17mとティロサウルスより大きいらしい。

映画”JW”のあのシーンは誇張はあっても、あり得ない訳ではなかったか。^^;

 

以上で2回に渡ってお送りした、むかわ町穂別博物館のレポは終了です。

次回は札幌市青少年科学館で開かれている、特別展の模様をお伝えします。

ではまた。^^

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3回目はむかわ町立穂別博物館です。^^

むかわ町と言えば、ハドロサウルス発見で有名ですが、元々は首長竜で和名をホベツアラキリュウ(愛称ホッピー)が発見され、展示研究するために建てられた博物館です。

エントランスホールで来館者を出向かえる”ホッピー”ことホベツアラキリュウ。

エラスモサウルス科というレベルまでしか判明していませんが、発見された標本はフタバサウルス(フタバスズキリュウ)に次いで全身の部位(頭骨を除く)が見つかっています。^^

現在博物館では特別展「モササウルス展」が開かれていますが、まずは常設展示からレポして行きたいと思います。^^

常設展示室へ入るとまず目に飛び込んでくるのが、ティロサウルスの生態復元模型。

展示室内には穂別産の首長竜やアンモナイトの標本が並びます。

ハドロサウルスの化石も展示されていますが、研究中のため撮影はNGでした。

展示されていたアンモナイトはホロタイプ標本が多いことに驚きました。^^;

また、翼竜の化石も出ていたのですね。

一方、海トカゲ竜の化石も多く産出しています。

モササウルス.ホベツエンシス(ホロタイプ標本)、アジアで初めて見つかったモササウルスとのこと。

モササウルス.プリズマティクス(ホロタイプ標本)、種名は多角形の歯に基づいて付けられたそうです。

ティロサウルス.spに

モササウルス類で初めて立体視が可能だったフォスホロサウルス.ポンペテレガンス。

一つの地域で4種ものモササウルスが居たなんて、一体どんな環境だったんでしょうね。こんな海岸では海水浴はしたくないです。^^;

 

つづいてイノセラムスの標本が並びます。

穂別博物館ではマスコットキャラがホッピー以外にも居るのですが、それがイノセラムスの”いのせらたん”達です。

穂別で見つかったすべての種に、ゆるキャラ名が付いていました。^^

またカメの化石も多く見つかっており、陸生、海棲両方の種が産出しています。

海ガメのメソダーモケリス。

陸ガメのアノマロケリス。

 

また、新生代の標本も多く展示されていました。

古代クジラやイルカ、デスモスチルスが見つかっているのですね。^^

 

次回はモササウルス展の模様をお届けします。

ではまた。^^

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北海道編2回目は耐震補強工事で先月リニューアルオープンした、北海道大学総合博物館です。^^

13時ごろに到着しましたが、陽射しの割に風が涼しく正門から博物館の入口まで、避暑地を散策する気分で歩くことが出来ました。^^

キャンパス内は解放されているので、市民の方々の憩いの場になっています^^

 

博物館は3階建てで、研究スペースなども併設されているために、各階の展示スペースにはばらつきがありますが、同大学の研究の軌跡から所蔵標本の展示、ラボまで幅広く展示されていました。^^

さすがに全てはレポ出来ないので、化石がらみの展示をお伝えしますので、ご了承ください。^^;

 

まずはマンモスの生態復元標本、

1階の展示室にありましたが、やはり北海道といえばマンモスですかね。日本では津軽海峡以南では見つかっていない(ムカシマンモスという祖先は居ましたが・・・)ので、アニメ ”はじめ人間ギャートルズ”のゴン(歳がばれるほど古いw)が日本人の祖先なら北海道が舞台ということになるのね。^^

 

化石関係ではおもに3階の展示スペースになるのですが、メイン展示室以外にもカンブリア紀(アノマロカリスの顎とか)から白亜紀までの収蔵標本が展示されています。

イクチオサウルスの頭骨、翼竜のプテロダクティルスのレリーフ、桑島産のイチョウの化石もありましたよ。^^

こちらがメイン展示室です。

パラサウロロフスのレリーフやむかわ町のハドロサウルス(撮影禁止)が目に飛び込んで来ましたが、カザフランビアなんていうレアな標本も・・・

おそらくニッポノサウルスとの比較研究対象で収蔵されたのかな?

ニッポノサウルスも間近で観察できるので・・・

こんなアングルも見れてしまいます。^^

恐竜としては後タルボサウルスの頭骨レプリカがあるだけですが

間近で観察できる展示方法は、子どもたちへのアピールはかなり good job!ではないかと思いました。^^

モササウルスや首長竜の標本もちゃんとありますよ。それとアンモナイトもね。^^

新生代の標本はデスモスチルスに、マチカネワニ、当別町で見つかったトドの化石も・・・

※デスモスチルスの一種、アショロア。

※マチカネワニと手前はサルコスクスとデイノスクスの頭骨。

※マンモスの臼歯です。

 

これだけ展示されていて、入館料がただですから札幌で出かけることがありましたら、是非立ち寄って頂きたいと思います。^^

 

次回は穂別博物館の模様をお伝えします。

ではまた。^^

長野へ赴任して初めての夏、会社のお盆休みを利用して北海道の博物館を幾つか回って来ました。

順不同でレポをお送りして行きますが1回目は博物館ではなく、ミネラルショーやブログの縁でお世話になっている後藤榮治郎さんのお宅です。^^

 

※写真はすべて後藤さんの許可を得て撮影、転載しています。

 

今回は、ご挨拶と化石のクリーニングについて教えて頂くためと、貴重なコレクションを拝見させて頂くために訪問した次第です。^^

引っ越しをされた際にコレクションは大分整理されたとのことですが、それでも博物館クラスの標本がこれだけあると、思わず息を飲んでしまいます。^^;

外の工房には、子どもたちのクリーニング教室用に博物館へ送る標本などもあって、クリーニング待ちのノジュールも含めると、かなりの数がありました。^^

後藤さんと言えばやはりノドサウルス。

実物標本は三笠の博物館へ寄贈されていますが、替わりに特製のレプリカが飾ってあります。

訪れた子どもたちに解りやすく説明するため、あえて骨と歯、母岩を色を変えて着色したものだそうです。^^

写真は掲載しませんが、裏側や下部の状態もじっくり見させて頂きました。思わず、おぉ!と声を上げてしまった私です。^^;

榮治郎さんと奥様を交えて、実際の標本やノジュールを手に取りながら、クリーニングのツボや、道具などについて教えて頂き、大変参考になりました。^^

ただ、私のレベルではまだ修行が足りないので、練習用にノジュールを頂いたところです。^^

 

では貴重なコレクションを一部ですがアップさせて頂きます。

とにかくニッポニテスの数が多いですが、ポリプチコセラスやユーボストリコセラス、スカラリテス、ムラモトセラス、正常巻きはメヌイテス、アナゴードリセラスなど多彩で眼が回りそう・・・^^;

そんな中、ニッポかどうか確信が持てないものがあると見せて頂いた標本がこの二つ・・・

(左巻き)と

 

(右巻き)

素人目には緩巻きのニッポにしか見えませんが・・・リューエラとも違うし・・・

新種ならすごいことなんですがね。^^;

榮治郎さんからも解る方がいれば教えて欲しいとのことでした。

※アルビアンさんからの情報で、ニッポニテス.オキデンタリスとのことです。

 

また種類が全く分からないアンモナイトや?な化石も・・・

このアンモナイトですが、

側面方向のみに角というか、棘が伸びています。

ノジュールの段階で片面の棘は失っていましたが、こんなアンモナイトは見たことがありません。^^;

こちらの標本も情報が欲しいとのことでした。

※アルビアンさんからの情報で、プリオノカイクルセラスとのことです。

 

一方こちらの化石ですが・・・

貝の仲間?と思いましたが、他に回った博物館の標本から、アンモナイトのカラストンビ(顎器)の上顎側ではないかと思いましたが、如何でしょうか。

こちらも情報をお待ちしています。^^

 

以上で後藤さんのお宅でのレポは終わりです。

次回は展示物のリニューアルを行った、北海道大学総合博物館の模様をレポします。

ではまた。^^