赤クロスの自転車本州一周旅行
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安全運転について その2

4/11に安全運転について書きましたが、補足もかねてまた書きます。

話はそれますが、自動車で福島の兄弟のところまで行って帰ってきました。自動車の運転自体が3ヶ月ぶりくらいでしょうか。高速道路を使ったりしたので今までの自転車の感覚と違うギャップを楽しむことができました。車って速いですねぇ。


話を戻しまして、歩道を走るかどうかについてですが、時速の書きましたがスピードメーターを使ったことが無い人は自転車がどれくらいで時速何キロかわかりづらいですよね。私のイメージですが書きます。

時速5km:大人が歩く速度とほぼ同じ
時速10km:駆け足程度
時速15km:普通の高校生や主婦が自転車に乗る速度
時速20km:高校生が速度を意識して少し速めに走っているとき
時速25km:高校生が立ち漕ぎしてメチャクチャがんばっているとき
時速30km:下り坂でとて~もがんばるとき

だいたいこんな感じです。

今日、自転車のオーバーホールが終わって自転車屋さんから帰るとき、20kmくらいまでは歩道で走ってそれ以上出すときは車道の状況を見て路肩を走りました。川崎市は道路環境がお世辞にも良いとは言えなく、自動車自転車歩行者が譲り合わないとすぐ交通事故になりそうなところですので自転車乗りにはつらいですね。

日が沈んでから走ったのでサンジェルマンのLEDライトが大活躍でした。車や街灯の明かりの中でもしっかりと地面を照らしてくれる頼もしい仲間です。

しつこいようですが、通販のサイトはこちら。アカリセンター

アカリセンターのサイトを見ると、台湾やアメリカ、ドイツ製でも明るいLEDがたくさんありました。自転車に取り付ける道具もちゃんとあります。おいおい、日本の自転車業界大丈夫か?海外勢が参入してきたら国産老舗メーカーなんて一瞬で食われそうな気が・・・・・
野球だけでなく自転車メーカーもがんばれ!


話を戻しましょう。自転車関係の本では、やはり自転車は歩道を走っていけないという感じで書かれていることが多いのですが、公に書物を出しているので法律などを意識しているのだと私は思います。もしくは、本当に走りやすいところの人が書いているのかもしれません。
本州を一周して思ったのですが、道路環境が悪いのは関東だけでした。他には人のあまり通らなさそうな峠道や車の交通しか意識していない地方都市と地方都市を結ぶ道路などでしょうか。
整備がしっかりしていれば路肩や歩道も広いのであまり気にすることがないんですけれどね。整備がされていないところで法律を叫んで事故に巻き込まれても意味はありません。
安全運転でいきましょう。

ではでは

挑戦者魂 の感想。

ルートインホテルズの社長、永山勝利氏の著書 『挑戦者魂 必用な場所にルートインがある』の感想を書こうと思います。


この自転車旅行でお世話になったルートイン系列のホテルの社長の本なのですが、なぜこの本の感想を書こうと思ったかというと、ルートイン系列のホテルの質やサービスというのが、他の系列ホテルに比べて確実に高いと感じたからです。

また、ホテル数が300を超えているにもかかわらずどのホテルも高い質を維持しています。ルートインホテルの従業員は合計で8000人にもなります。こんなに人が多いとなれば従業員の質やサービスの低下は起こっても不思議ではありません。


なぜ、大勢の従業員を抱え、多くのホテルを維持しているのに高品質のサービスを提供できるのか。永山氏がどういう考えの下、経営をしているのか。どういう目的を持っているのか。それらを本にまとめたのが『挑戦者魂』です。


残念ながらamazonに売っていないのでリンクが張れませんでした。ヤフオクなどにはあるのですが・・・・




この本は挑戦者魂という名前から根性論や精神論をイメージしがちですが、内容はシビアに経営とはどういうものかを書いている本でした。組織とはこうでなければならない、会社とはこうでなければならない、といった永山氏の持つ組織論がよくわかりました。


最近、私はD・カーネギーの『人を動かす』や、ドラッカーの社会学の本など社会人にお勧めな本で有名な著作を何冊か読んでいて、これらの本と永山氏の考えに共通するところがありました。

組織の存在意義を明確にしなければならない。そして組織員がそれを共有しなければならない。

このことを永山氏はとても大切にしています。つまり、ホテルはいったい何のためにあるのか。


永山氏は地域社会のためにホテルはある、としています。つまり良いホテルであれば観光客が来て地域にお金が落ちるし地域の雇用も確保できる。地震災害があれば一時的にホテルを開放して人々を受け入れる。お客様を気持ちよく宿泊できるようにする。などなど。


まぁ、組織の存在意義で会社のホームページにはこれくらいの綺麗ごとを並べている会社は腐るほどあって、中身はその真逆なんてのはよくある話。では、そのダメ会社の社長は最初から会社のことなんてどーでもいいと考えて会社の経営をしているから会社がダメになったのでしょうか?

私は違うと断言します。多くの社長は会社が良くなるために日夜努力し、がんばっているにもかかわらず、従業員の質は低下し、売り上げが落ち、職務の内容は煩雑になり、赤字を背負い込み、意味の無い改善をほざきだし、努力が空回りし周囲に迷惑をかけ、最後はツブれる。残ったのは多額の負債と従業員の中にある恨み辛み呪い憎しみ罵詈雑言といったところでしょう。


では、会社がツブれるのは運が悪かったから、しかたがないから、でしょうか?一部にはそういう会社もあるでしょう。絶対の会社なんて存在しません。ですが、多くの会社は社長が無能だからツブれたと私は断言します。

私は社長をしたことがありませんし、社長の苦労も知りません。ですから無能だなんてあっさりと書くのはどうかと思ったのですが、どう考えても社長という組織内の最大権力者が組織を大きく動かしているという事実がある以上、社長の責任は大きいし、組織をどのように変えることもできるはずなのです。



ここでおもしろい例を出しますが、みなさんは『U-571』という映画をご存知でしょうか?

第二次世界大戦、アメリカ海軍がドイツ潜水艦Uボートを奪い取り、それで戦うという映画です。この映画のおもしろいところは戦闘のドンパチの他に、トップに立つ人間が何をしなければならないか、という事をしっかりと示唆していたことです。


アメリカ軍がUボートを奪い取ったまではいいのですが、艦長が戦死し、副艦長が代理を務めます。しかし、副艦長はその自信がなく、「自分にもどうしていいかわからないんだよ!!」と部下に怒鳴ったりします。それを見た部下は上官への不信感を高まらせ命令を無視したり、優秀な人間が艦長になってほしいと口に出したりするようになります。

それを感じた副艦長はこのままではいけないと自覚し、命令をハッキリとさせ、自分の命令は絶対だと発言し、部下に対しても厳しく接し、ときに部下を励ますようになります。

そうして一致団結し敵を打ち破るのですが、この副艦長のトップに相応しい人間になろうという努力がよく表現されていて見ごたえがありました。



そうなのです。上に立つ人間とは下の人間にとってみれば、絶対であり、言うことはすべて正しく、下の人間を気遣うことができ、組織全体を目的に向けて進めさせてくれる人でなければならないのです。こんな私の小さなブログを読む人の中に社長がいるとは思いませんが、もしこのブログを読んで、「社長の厳しい現実も知らねーで、何言ってんだ小僧が」とでも思ったのでしたら、あなたはすぐに社長をお辞めなさい。あなたは社長にならないほうがいい。あなたは部下を苦しめるだけです。あなたは社長を辞めたほうが気苦労もなくなるし、他の方が社長をしたほうが組織は良くなります。


なぜなら、あなたは少なくとも、社長を演じなければならないのですよ。部下の立場になればわかります。自分が部下だとして、社長の言うことには自信が無く、正しいんだか間違ってんだかよくわからない事を言い、会社をどうしようと思ってんだかよくわからない社長について行きたいと思いますか?

しっかりとどっかりと構えて、発言ひとつ、言葉ひとつ気をつけて相手の気持ちを掴むことができないようでは上に立つことはできないのです。


これは社長だけではありません。組織内の相対的に上に立つ者は、相対的に下にいるものに対してこのように振舞わなければならないのです。

部署のトップであれば、その部下にはしっかりと発言しなければならないし命令しなければならない。その部署をしっかりとまとめあげなければならない。

先輩であれば、後輩の模範となるべき姿を示し、仕事をする姿勢を教え、技術や能力を伝達しなければならない。



4/4の日記に気遣いについて書きましたが、私はこれらのことは気遣いだと思っています。社長なんですから、会社のことを、従業員のことをどれだけ気遣えていますか?

自分がどういう行動をしたら、部下はどう思うかな。

自分がこんな発言をしたら、部下はどう感じるかな。

自分はどうしたら会社を良い方向に持っていけるかな。


気遣いとはとても思慮と思考を必要とする高度な知的作業だと私は確信しています。自分が疲れたからといって疲れたと言えば、聞いている人はどう思うでしょうか?やりたくないからと言ってヤダと言ったら、相手はどう思うでしょうか?そして、その結果、相手と自分の関係はどうなるのか?

ここまで予測し、思考して発言したり行動したりするのが気遣いなのです。非常に難しいですよね。思ったことをすぐ口に出すようではエゴ丸出しの三歳児となんら変わりません。



経営も気遣いも本質は同じです。相手のことをどこまで考えていますか?

挑戦者魂という本は、その相手への気遣いをホテルであればどうしなければならないのか、ホテルの従業員に対してはどう気遣わなければならないのか、をわかりやすく書いている本でした。

つまらんプライド、見栄なんぞトイレに流すかブタのエサで十分です。




とまぁ、ここまで立派立派なことを書きましたが、お前はどうなんだよと言われると苦しいです。

どう考えても部下のことを考えない無能な上司の下にいたことがあります。どう見ても後輩のことを考えないでいい加減な命令であやふやな指示ばかりする先輩の下にいたこともあります。すご~~~く辛かったです。



でも、そんな人たちを気遣い、どうやって状況を好転させていくかを考えるのが大切なのです。自分には到底無理だなと思いました。

でも、今後私がそういう人たちの下についたら、そこでその人たちを気遣わなければなりません。



挑戦者魂という本は、社長がどう会社を気遣わなければならないかをわかりやすく書いた本です。だからといって社長じゃない人が読んでも十分学ぶところはあるでしょう。


興味のある方は是非探して読んでみてくださいね。

長くなりましたが、ではでは。

自転車旅行で大切なこと

自転車旅行が終わって、やっと気分が落ち着いてきました。

いろいろと書きたいこともあるのですが、まずは長期の自転車旅行をする人の参考になりそうなことを書こうと思います。


1.交通安全について

これは自転車旅行をする人以外にももちろん共通することではあるのですが、交通安全だけは絶対に守らなければなりません。ちょっと急ぐからといって速度を出したり安全確認を怠っては確実に事故に巻き込まれるでしょう。
特に自転車は車両と同じ分類をされていますので、自動車の標識の意味を理解しておくと良いです。たとえば進入禁止や一時停止など。

また、自転車は軽車両ですので法律上では車道の路肩を走らなければなりません。しかし、路肩は危険です。これに関しては意見が分かれることもあると思うのですが、ロードレーサーや私のような人も歩道を走ることを意識したほうが良いと私は思います。

走る速度にもよるので簡単に分類できる話ではありませんが、私は旅行中、車道と歩道で比較すると圧倒的に歩道を走ることが多かったです。もちろん、自転車で歩道を走ってよいという標識がないところでも無視して歩道を走りました。(厳密に言えば私は法律を犯しています)

私は車にも乗るので思うことがあるのですが、路肩を走る自転車には危ないなと感じます。あの自転車が転んで車に巻き込んでしまったらどうしようとか、車が何かのきっかけで自転車と接触したら大変だなとか。だから自動車は路肩の自転車をよけて通るのです。
自転車で時速25km以上も出すようでしたら歩道は危険なので路肩を走るべきだと思いますが、それ以下なら歩道を走るべきだと思います。路肩が広いなら話は別ですけどね。

とにかく、自転車は自動車を意識するべきです。路肩が狭いのに強引に路肩を走っている人をたまに見かけますが、明らかに交通の邪魔になっています。
私は自動車が通り過ぎるまで待ったりすることもありました。やはり事故は怖いです。

自転車で歩道を走ったって本質的には悪くないんです。自転車に乗ったおまわりさんだって歩道を走ってますし。重要なのは安全意識です。歩道であれば歩行者を意識し、車道であれば車を意識する。自転車に乗る人は、常に周囲の状況に気を配ることを心がけてくださいね。


2.ライトについて

ライトの接続部分をネットで購入しましたので、あらためてライトについて書きます。
3/20の日記でLEDとハロゲンについて書きましたので、ハロゲンやLEDって何?という方はそちらをお読みください。

3/20の日記

さて、旅行中で購入したサンジェルマン製LEDを自転車に取り付ける道具をネットで購入しましたのでつけてみました。

通販のサイト

価格は千円ちょいとそんなに高くありません。私が買ったSG-305というライトは3千円くらいですので、合わせて購入しても普通に売っているLEDライトとそんなに値段は変わりません。
取り付けた感じはしっかりと固定されて使用にまったく問題ありません。そしてライトは非常に強力で明るいものですので街灯がまったくない場所でも安心です。

もし夜間の走行でライトに不安を感じた方は是非購入していただきたいと思っています。別にこのメーカーの回し者ではありませんが、非常に明るくて夜間の走行には最適といえるライトだと思います。


このライトを使って思ったのですが、やはり自転車ライトのメーカーは何をやっているんだという気になります。キャットアイなどの老舗メーカーも怠慢だと思います。
今の4千円程度で売っている自転車用LEDライトではどれも明るさは不足です。旧式のハロゲンライトは明るいのにほとんどお店にありません。明るいバッテリータイプのLEDの価格は3万だの5万だの。
5万ですよ!?5万!!ふざけてませんか?これは自転車を夜間安全に走行したければ5万出せってことなんですよ。一般の方でそんなに出すわけないじゃないですか。

LEDなんて構造は簡単です。明るいライトを作ろうと思えば作れるんです。そこら辺の知識があるので少々解説しましょう。

LEDとは電流を流して光に変換する半導体と呼ばれるもので、蛍光灯などと比べて省電力なのが特徴です。しかし、強い光はあまり出せません。(技術は進歩しているので明るいLEDも出始めてはいます)
LEDは材質や製造方法などによって光る明るさが違います。ちゃんと明るい光を出すものを使用すれば良いだけの話です。もしくは、LEDの数を増やすとか。
LEDの数を増やせば電力の消費は比例して高くなりますが、今のLEDは50時間とか光るんですからそれが25時間や15時間に減ったとしてそんなに不便ではないでしょう。
明るいLEDをライトに使えばそれですぐに解決します。私のSG-305はLEDが1つしかないライトなのにとても明るいんです。市場に明るいLEDはすでにあるのですからそれを使えばいい。

充電電池に対応すればもっと購入しやすくなるでしょう。(現在のLEDライトの多くは充電電池には対応しておらず、厳密には使用対象外です)
現在、エネループなど充電電池がもてはやされていますが、通常のアルカリ電池などは1.5Vで、エネループなどのニッケル水素の充電池は1.2Vです。電圧が違うので厳密には使ってはいけないのですが、充電池は安いので私は使っています。

内部の回路を充電池に対応したものにすれば充電電池でも問題ありません。しかし、SANYOが出しているエネループ対応のライトは暗いです。期待していただけにガッカリですよ。


キャットアイの5万もするLEDライトなんて、バッテリーとか高価な物を使うからそんなに高いのでしょう。結局、たくさん数は売れないでしょうから単価を高くしなければいけない。すると高くて売れない。だからもっと単価を高く、の悪循環。バッテリーをエネループ対応にしてしまえばどれだけ安くなることか。
単3電池2本とかで十分明るいLEDは存在しているんです。


ここまで書けばもう十分でしょう。技術的にも金銭的にも、明るいライトを企業が作ることはできるのです。充電電池対応にすれば電池代も安くなって一般の人たちも手を出しやすくなる。シティサイクルで走っている主婦の方や高校生が購入できるようになれば、それこそ莫大な数を売ることができるのです。

夜間、点灯せずに走っている人がいますが、ノーマナーだなと思うより、なぜその人が点灯しないのか考えるべきです。
自動車なら夜間点灯はしますよね?ボタンを押すだけで光ってくれるし、見やすいし、事故も防げる。別にお金がかかるわけでもないし、どんなバカでもライトを付けます。
では、自転車はどうか?
・ハロゲンはまぁ明るいけど電池の交換が頻繁で面倒。電池代は高いなぁ。
・3千円くらいのLEDライト買ったけど、なんか暗いよね。
・5万もするLEDライト!?そんなの買うわけないじゃん。

こんな状況だからライトをつけない人が多いんですよ。使うことへの負担が高い状態で使ってもらおうなんて企業も頭を冷やすべきです。
逆に、サンジェルマンのような明るいLEDライトメーカーが自転車産業に入ってきたら、今のライトメーカーは軒並み食われるでしょうね。一瞬で、あっさりと。当たり前ですよね。不良品しか売っていないんですから。


長くなりましたがこの辺にしましょう。
とにかく、夜間走行は明るいライトを是非使ってほしい。サンジェルマンの安くて明るいLEDでもいいし、古いけどハロゲンのものでもいい。
私のおすすめはこちら。SG-305 サンジェルマン製

ライトメーカーも今一度考え直してほしいです。自転車の社会的地位向上にはライトメーカーの努力も必要なのですから。

ではでは。
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