iZotope 「Neutron」買いました。

 

https://www.izotope.com/en/products/mix/neutron.html#&panel2-1

 

私はBreakTweakerを持ってるので、アップグレード価格で安く買えました。

 

オーデラで89ドルです。

 

私が買ったのはStandardですが、それぞれのエフェクトを単独で使えてサラウンド対応のADVANCEDもあります。

 

 

これはリリース前に簡易版の「Neutrino」が先にフリーで配布されましたが、非常に効果が薄くてわかりにくいものでした。

 

それの有料版「Neutron」が出るということで、いろいろと情報集めてみるとなんだか凄そうな雰囲気。

 

期待大でリリースされた初日にデモってそのまま買っちゃいました。

 

曲作ってて一番めんどくさいというか、よく分からないままやってるミックス作業をアシスタントしてくれるんです。

 

それも「TrackAssistant」ボタン一発押すだけで自動的に...

 

曲作りしていきながらも、お気に入りのEQやコンプなど色々かけていくと思うのですが、それでもいいんです。

 

その後、悩ましいトラックの最終段にNeutrinoを挿して「Track Assistant」ボタンを押せば、ダイナミック機能付EQ、マルチバンドコンプレッサー2段、トランジェントシェイパー、エキサイターの設定を提案してくれます。

 

それがギターなのかドラムなのかボーカルなのか「Neutron」が勝手に解析してくれます。

 

マスタートラックにも効果があります。

 

若干パキパキしますが、そこは後から直せばいいんです。

 

なんとも「目からウロコ」ですよ。

 

DAW業界にも「AI」の時代が来ます!

 

2016年プラグイン業界の革命的な瞬間です!

 

そしてもう1つ注目の機能がマスキング機能です。

 

 

ドラムとベース、ギターとボーカルなど2トラックの周波数が被ってるところを赤色バーグラフ、アナライザーの白色の濃淡で示してくれます。

 

そして「Learn」ボタンを押すと自動的に補正してくれます。

 

ほんとにスッキリするんです。

 

Neutronはグローバルで動いてるようで、1つの画面で2つのトラックのEQを同時に触れます。

 

わざわざ2個の画面を立ち上げなくてもいいんです。

 

「InvertLink」モードでは、触ったEQポイントの上下動作の逆動作をします。

 

上の画面で上げたポイントは、下の画面では下がります。

 

EQ、コンプなどの各エフェクトのクオリティーも高いし、アナライザーの分かりやすさ、並べ替えなどのフレキシブルさ、どれを取っても申し分ないと思います。

 

マルチバンドのトランジェントシェイパーなんてすごいと思います。

 

若干CPU負荷が重いのと、プラグインレイテンシーが大きいところがアレですが、曲作りの最終工程で使うことを想定すると、インストVSTもオーディオに書き出して使えばそれほど致命的ではありません。

 

ゼロレイテインシーボタンがありますが、うちのStudioOneでは立ち上げる度にリセットされるようです^^;(ボタンは押された状態ですが)

 

ここ最近のツイッターはNeutronの話題騒然ですw

 

ピッチ補正ソフトが出た時も、「邪道だ」「そんなの使わない」とか言われてたけど、今や普通にDAW付属機能で、制作予算も少ない時代に「なくてならない機能」になってます。

 

ケロらせちゃいけないって言われてたのに、わざとケロらせてそれを新しいボーカルスタイルとして確立されています。

 

たぶん近々他社からもNeutronと似たようなプラグインを出してくるだろうし、DAWに付属する「当たり前」の機能になるかと思います。

 

Neutronの開発思想にはない思いもよらなかった使い方をして、新しいサウンドを作り出すクリエイティブな奴らも出てくるかもしれません。

 

ミックスにもアレンジ要素があり、クリエイティブなサウンドにしたりする視点もありますが、基本的にはやはり音を整理整頓してバランスを取るということに尽きるかと思います。

 

作曲も編曲もミックスも1人でやってる人には、マストアイテムじゃないでしょうか?

 

今ここで乗っかっておいたほうが後々何かと得するかと思います!

 

もう1度言います。

 

2016年プラグイン業界の革命的な瞬間です!