世界をおもしろくしている張本人
こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?
昨日の晩ご飯はポークソテーのワインデミグラスソースです。
昨日、世界陸上が閉会しました。
私は女子マラソンに注目していましたが、やっぱ優勝はポーララドクリフでしたね。
いつも思うんですけど、ラドクリフが走っている姿を基礎知識のない人がパッと見たら、きっとビリの選手だと思うんじゃないかな・・・(笑
ご存じない方にはなんのこっちゃわからんかもしれませんが、とにかくものすごい走り方なんですよ。
誰にも似てない・・・てか個人的にはすごく効率が悪そうに見えます。
正直言うてよかですか?
私はラドクリフの走り方を見て「素人くさい」と思います(笑
素人が言うなって話ですけど・・・
激しく頭を上下に振りながら、しかも肩がすごく上がっていて「力んでいる」ような感じ。
そして、辛そう・・・しんどそうです。(`Θ´)
ところがどっこい、彼女は女子で世界一速いんですよね。
最強なんです!
常識や既存の知識が実はほとんどアテにならないいい例だと思います。
日本では末續の走り方なんていうのもかなり変わっているんですよね?あと北島の水泳もそうだと聞きました。
彼らが何故強いかというと、それは恐らく「自分らしいスタイル」を貫いているからなんだろうなと思うんです。
自分らしい・・というのは語弊があるかもしれません。もっと言うと
自分にフィットした技術
これは私の想像ですが、昔の競技者はこうした個性を「くせ」として修正されたりしていたんじゃないかと思います。
まるで日本の野球選手が全員同じようにバットを構えるようなものです。
私はあまり野球に詳しくありませんが、王さんやイチロー、野茂のフォームが他の人と大きく違うことは容易に見てとれます。
人生に「たら・れば」を持ち込むのは無意味だと思いますが、もし彼らが一般的なスタイルに修正していたとしたら、あのように突出した活躍が出来なかったのではないでしょうか。
相撲で言うと、舞の海など。
彼は立ち合いでジャンプしたり、相手に平気で背中を見せたり、目の前で手をはたいて相手をびっくりさせたりして、それまでの相撲の常識をひっくり返しました。
そして最高位・小結という優れた成績を相撲界に残しました。
舞の海が他の人達と同じように相撲取って、小結になれるとは思えません。
彼らの共通点は、自分からにじみ出てくるものを完全に肯定しているところだと思います。
それを個性ととらえてか、当たり前ととらえてか分かりませんがいずれにしても「自分はこれで良い」と考えているはずです。
そして、そこに迷いがないから高みに立つことができるのだと思うんです。
これは、競技者に限った話ではなく「自分はこうである」という点にフタをし続けると、人間は生きていくのが辛くなるものだと思っています。
例えば、私は小さいときから武器が好きです。
父親にベニア板を切らせて剣を作り、それを振り回して遊んでいました。
ぶっちゃけ一人で遊んでました (`Θ´) ハハハ
かきーん ばきーん とか言うて・・私、こうした一人あそびがものすげぇ得意です。
どんなにマニアックな趣味でも、人が沢山いて分母が増えると仲間が出来るものです。
私は中学のときに、私と同じように武器Loveな友人と知り合い、彼とは今でも年に一度は必ず会います。かれこれ15年の付き合いになります。
ところが、高校のときに武器や魔法への興味を悪く言う人がいたらしいんですね。
私は同じ学校でしたがクラスが違ったので、そんな話は今まで全く知りませんでした。
彼は明確に「迫害」という言葉を使いました。
幸いにも、私はそうした迫害を受けた覚えがありません。
てか、もしかしたら私が鈍かっただけかもしれぬ・・・本気でその可能性あると思っています(笑
理由はなんにせよ、未だに私がぶきぶきぶきって言えていることは有り難い話ですし、私は「それでいい」と思っています。
私が多様な世界の一部を担っているから、だから世界はおもしろいのだと自負している次第。
私は世界が多様だから、生きている価値があると思っています。
もし平らかで、抑揚のない世界なんてつまらなすぎ。おもしろくなさすぎ。
私が、そしてあなたが世界をおもしろくしている張本人なのだと思うんです。(`Θ´)
自分の中からわき上がってくるもの、そしてあなたの中からわき上がってくるものを決して粗末に扱いたくないと思っています。