私の本棚 奇書編
こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?
昨日の晩ご飯はチキンのワインビネガー煮です。これまで4回ほど作った料理だと思いますが、だんだんと良くなってきていると思います。
煮込む料理だからあんまり失敗もしないし。
もう一品はヴィシソワーズ作ってみました。ジャガイモの冷たいスープです。
冷たいスープはいつも前の日に作って、その日はとりあえず温かいスープとして飲むのが我が家の習わしです。
だから、結構大量に作っても大丈夫だし、温かいのと冷たいのとではかなり感じが変わったりしてそんなに飽きるということもありません。
それにだいたい、二人分のスープを作るのって案外むつかしいッス!!(`Θ´)
唐突ですが、本日は我が家の本棚をご紹介したいと思います。
左の本棚にはスライドドアがついているので、写真に写っていない部分も結構あります。
右の本棚の緑色のやつは海外文学全集。そして、左の本棚のベージュのやつも、海外文学全集・・・(笑
いや、これ実際、結構カブってる作品があるんですけどね・・・・でもどうしてもカブっていない作品が読みたかったのでこんなことになってしまいました。
この2セットだけでも150冊くらいになると思います。
しかし本日はこうした正統派なものではなく、我が家にある変な本をご紹介したいと思います。
はっきり申し上げて、うちには本当に変な本が沢山あるとです。
では参ります。お願いですからちゃんとついてきてください(笑
引かないで・・・(`Θ´)
私はあんまり記事にはしませんが、世界のいろんな宗教について興味を持っています。
特に上二つの道教、ヒンズー教ってのは我々日本人にはかなりなじみの薄い世界観が展開されています。
正直言うと、結構クスリと笑えるエピソードが満載。
道教は非常に即物的で、仙人になりさえすればなんでもOKな雰囲気が漂います・・・
たとえば、突然であった仙人に術をかけられ、仙人にしてもらっちゃったぜーーやったーーーみたいな・・・そんなノーテンキな話が結構沢山あるとです。
なんていうか、善行とか、因果律とか、わりとスルー(笑
カレー好きな私はヒンズー教の本を手放せません。
カレー屋に飾ってある絵を見て「あ、これはヴィシュヌだ!これはシヴァだ!」ってすぐに分からないと、イライラするとです(`Θ´)
右下のやつは武器の本ですね。
武器の話は何度か記事にしましたが、宗教の本も武器の本も、ここに映っているのはごく一部です(笑
じゃあ・・次いきます・・・いいですか?(`Θ´)
本当、変な本ばっかりですみません、すみません。
宗教もそうですが、私はいろんな地域の神話や考古学に興味があります。
エジプトの本は沢山持っていますが、右上の「ファラオ歴代史」という本はかなり秀逸です。
帯には「185人のファラオを完全収録!」って書いてあるとです
(`Θ´)エーホントー?シンジランナーイ
この本のすごいところは、あらゆる資料をもとにしてなるべくビジュアルでファラオの様子が分かるように構成されているところ。
基本的には壁画などが掲載されていますが、場合によってはご本人の写真がドーンと載っています。
ご本人・・・つまりミイラです。
私たちは織田信長も、豊臣秀吉も、エリザベス1世も、ユリウス・カエサルもナポレオンも、ルイ14世も絵画や彫刻でしかその姿を見ることはできません。
実際どんな顔をしていたのか知る術はなく、あくまでも芸術家のフィルターを通した姿を見ています。
しかし、古代エジプトのファラオ達は、その実際の姿・・・写真を見ることができます。
ツタンカーメンやラムセス2世の実際の写真がこの本には載っています。
今から3000年とか前の王様達の写真を見られるなんて、ほんと夢のようだと思います。
右下の本はヒエログリフの入門書。ヒエログリフってのは古代エジプト文字のことです。
自慢じゃありませんが、私は古代エジプト文字をある程度読み書きできます。
しかしこの勉強は非常に孤独を極めるものでした。
「その手は桑名の焼き蛤だっつーの」
「おまえそれ、死語だろー?ははは」
いいですか皆さん。このさいはっきりさせておきますが、こんなものは死語とは呼べません。
その点ヒエログリフは、完璧に死語!!!死語のイデアです。
なんといっても、世界のどこを探してもこれを言語として扱う民族は存在しません。
私がどんなに勉強しても、誰と会話できるようになるわけでもありません。
フィーバーもボインもカミナリ族もドロンも、すべて生きている言葉なのです。
本当の死語は、そんなに甘いものではありません。もっと孤独で、寂しい世界です。
さて、他の3冊は主に神話や昔話に登場する幻獣をとりあつかった本です。
特に中央上の世界神話辞典という本は非常によく出来ていて、「あ、ヘカーテってどこの神様だっけ?」という日常の疑問に即座に答えてくれる優れた辞典です。
ちなみに西アフリカの神話には
オニャンコポン
という名前の神様がいるそうです。字義通りの意味は「偉大なもの」。
偉大クラブ!!!!(`Θ´)
いや、なんでもないです・・・
いや、それにしてもすげぇ名前だ。おにゃんこぽん・・・偉大なもの・・・
左上の本、気になりますか?妖怪新聞・・・
もしあなたが妖怪について興味を持たれたなら、まず私は
この本をお薦めいたします。
烏山石燕の画図百鬼夜行!!
おそらく日本の妖怪は、多くの人のイメージがこの人物によって生み出されたものに由来していると思います。
本来ぼんやりとしていて、なんとなく分かるけど、やっぱ分からん!という世界だったものを具体的に絵として表現した人。
ある意味で余計なお世話、しかしある意味で私たちのイマジネーションを刺激してくれる本です。
ちょっと中身をご覧に入れますと・・・
こんな感じ。油赤子・・・・・なんか既に恐い。名前が恐い。
こうやって二つの単語を接続詞なしに繋げると妖怪っぽくなると思います。
例えば・・そうだな・・
土曜日じじい とか 裏ごし女 とか・・・
さて、変な本ばっかりご紹介しましたが、これらの本は基本的に調べ物をするときに使っています。
つまり文字通り辞書、辞典として利用しているのですが、中でも私が非常に気に入っている辞典・・・それは
これ!!!クジラ・イルカ大百科!!(`Θ´)
本をぱらぱらとめくっていくと
こんなページがあったりします。
中央にピンクい変なものが映っていますが、これはクジラのちんこです。
まぁそれはどうでもいいのですが、この本のなにがスゴイかっていうとですね、表紙の上半分を見て下さい。
白いクジラが載ってますよね。
もうねもうねもうね、この白いクジラというのが非常に重要なんです!!
皆さんはハーマン・メルヴィルの白鯨という文学作品をご存じでしょうか。
私はこの作品を読んで、クジラに興味を持ちました。
簡単な内容を申し上げると、エイハブ船長っていうかなりクレイジーなオヤジが、自分の足を食いちぎった白いマッコウクジラ・・・モービーディックに復讐するために大海をさまよう・・・そんな感じです。
このエイハブというオヤジはほんとにすげぇキャラです。ストーカーです。
この小説がクジラワールドの入り口だった私にとって、必然的に白いマッコウクジラは憧れの的となりました。
どうしても見たい!!!!!写真でいいから見てみたい!!!!
私はこの本以外で、白鯨を見たことがありません。
このクジラが白い理由は、アルビノという一種の突然変異によるもの。つまり出会うことも難しければ、こうやって写真に撮るなんていうのは困難を極めるはずなんです!!
それが、載っている!!!すげーーーーー!!
超プリティー!
うぎゃーーーーすげぇすげぇすげぇすげぇ!!目がかわいい!!
やったよエイハブ船長!!!!(`Θ´)
この本、まじでオススメです。
今回は特に変な本にフォーカスして列挙してみました。
その他にも文学作品、考古学、科学の本などがありますので、気が向いたらまたご紹介いたします。