鉄火場 | 複雑系レトリック~自営業白書~

鉄火場

ペンネカルボナーラ


こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ご機嫌いかが?



写真は昨日の晩ご飯。ペンネカルボナーラローストポークのポルチーニソースです。


eiさん からうまい卵のコメントを頂戴してずっと気になっていたので、スーパーで売っていた一番高い卵を買ってみました。



名古屋コーチン!!!キターーー!!!



うはーーー6個で400円?よっしゃよっしゃ!

そんくらいの金はあるぞ!どんと来い! (←プチセレブ



なるべく生で使える料理ってことで得意技のカルボナーラをやってみました。


うめぇ・・・なんて濃厚!この違いはでかい!


オムレツもやってみたいけど、なんとなく火を通すのがもったいないような気も致します。



 

昨日はめずらしく彼女が会社を休みました。

少し頭が痛かったみたい。


私の彼女はちょっとした頭痛持ち。



どこかが悪いとかいうのではなくて、ストレスから来る場合が多いようです。

あとは寝すぎとか(笑



先日、彼女の会社で査定面接がありましたが、この時の様子を詳細に聞いて私は愕然としました


以前も何度か申し上げましたが、私の彼女はスーパープログラマーです。私と比べるとちょっとだけ劣りますが、本当にちょっとだけ(笑

とにかく作業が正確で、変なバグというものをほとんど出しません。そしてスピードがすごい!


もちろんそれ相応の努力はしていますし、なにしろプログラムが楽しいみたい。

「仕事を楽しめること」は最強の武器です。



査定では、一人を除いた経営陣が昇格を了承したのですが、残る一人がそれに反対

経営陣の全員一致で人事を行っている会社ですので、昇格はお流れとなりました。



彼女はその一人の反対に対して理由を聞きます。

その理由は・・・


「まだツライ思いをしていないから」



は? 意味がわからん。



まさか人生の険しさが考慮されるとは思ってもみませんでした(笑


まぁこの人が言いたかったことはつまり、仕事上での修羅場を経験していない・・ということのようです。




あのね、私こういう思想が大嫌い(笑

寝言は寝て仰って頂きたいものです。



株式会社は営利団体ですが、営利団体というのは利益を追求するのが本分です

学校じゃないんだから、がんばればいいとか一生懸命さが評価されるとかいうのはナンセンス。株式会社においての「正義」利益を出すことです


また、この人に言わせれば修羅場かもしれませんが、私から見たらこの人がくぐり抜けてきたのは鉄火場です。つまりバクチですよ。

実はソフトの製造現場というのはバクチ打ちが沢山います(笑)

あ、ちゃんと動いた!ラッキー!みたいな世界。恐ろしい・・・


身近な例だと「アメブロの4/1のリニューアルは負けたバクチだ」と言えば分かって頂けるかもしれません。


普通に当たり前のことをきちんとやっていて、そのような局面に遭遇するのは誰かの尻ぬぐいくらいのもの。


鉄火場がやってくるのは、それなりの原因が必ずあります。

逆に言うと、彼女が鉄火場に遭遇しないのは、その原因を正確に認識して予め回避しているからなんです。

なんでこんな当たり前のことが分からないんだ!!


それにそもそも、彼女ははじめてのリーダー経験で辛酸を舐めており、部下のミスを徹夜して全部取り戻しているのです。部下のせいにしないで自分のリーダーシップが甘かったことを反省し、その責任を取っています。




この寝言経営者は彼女にとっては上司の一人ですが、本人は全くプログラムの知識がないため部下の尻ぬぐいをすることができません

後始末は、別の部下に横流し。横流しされるのはスーパープログラマーという図式です。



ところがこの人物は彼女に対して弱音を垂れている様子。自分がいじめられているだの、技術力がないだの一銭にもならないグチを彼女に聞かせています。勝手この上ない。


かなーり年上なんですけど、もし直接お会いできれば、仕事というものを一から教え込んで差し上げたい衝動にかられます。






査定面接でのこういった発言を放置する他の経営者もどうかしています。

こういう会社は有能な人材が上から順番に辞めていく構造です。


まぁ彼女自身はそんなに気に留めていないようで、どっちかというと私のほうが一人で勝手に怒っています(笑




この人物の話をつぶさに聞いていて非常に感じるのは、基本の危うさです。


たとえば大学を卒業後、入社して2年で覚えるべきことを覚えられていません。

社会人経験がどうこういう以前に、この人物は非常にアンラッキーだったと思います。

つまり最初に教わる人が悪かった。


だから基本がなっていないのです。



私は「最初に誰に教わるか」というのをとても重要視していますが、明日はこの点をテーマにしてお話させていただこうと思っています。