16カウントに潜む魔物とはき違えられたストイック | 複雑系レトリック~自営業白書~

16カウントに潜む魔物とはき違えられたストイック

ホイコーロー
こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。

昨日の晩ご飯はホイコーロー!!

よっしゃ!完璧!

やっぱぁ、バラ肉のほうがよさげです。こないだチャーシューで作ったときはお肉がバンラバンラになってしまいました。


今回は角煮用に作っておいたバラの煮豚を薄く切って使いました。

ホイコーローは最後に入れるごま油を、普通の炒め物よりもちょっと多めにするといい気がします。ジューシーな感じを演出。
そんでことごとく調味料は鍋肌から投入。すこし焦がして香りを出すんです。


そしてもう一品は棒々鶏!!これもオッケーばっちり!

棒々鶏
中華料理屋でバイトしてたときはもうちょっとソースが黒かった気がする。

醤油が少なかったかもしれません。

練りゴマっていうのは、結構苦味っていうか、渋味があるんですね。
これをうまいこと消す必要があります。

ちなみに棒々鶏を作るときはネギとショウガで鶏肉を茹でるんですけど、これで出来上がる煮汁は鶏ガラスープそのものです。

ガラじゃないんですけど、スープを作るときと同じやり方なんでかなり本格的な鶏ガラスープになります。
だから捨てるのはもったいねぇーーー!!製氷皿に入れて凍らしとこうかな。


 
質実剛健

飾りけがなくまじめで、たくましく、しっかりしている・こと(さま)。

【大辞林】




以前、私が卒業した高校の話をこちらの記事でいたしました。


校風は質実剛健・文武両道!



サンダルはダメだけどゲタはOK!


「通学に際しては学生らしい靴、もしくはゲタで・・」って校則に明記されていますよ。

学生らしい靴の隣にゲタという文字があるのがすごいです。両者を同等のものとして取り扱っているところがすごいです。



私の高校、大昔はもともと男子校だったらしく、そのため、女生徒の取扱いに若干ナゾがあったりします。



この学校にはオリジナルの準備体操というものが存在します。どうですか!すごいでしょ!


実際に名前を言うのはアレですから、例えばアメブロ高校だとすると「アメ高体操ぅぅーー♪」みたいな感じ。

そしてこの体操が驚くほどかっこ悪いのです。
うわーどうやったらこんなかっこ悪い動作を思いつくんだろう!って思うほどかっこ悪いのです。ラジオ体操第一の比ではありません。


このオリジナル体操の中に、腕立てふせの動作を行う部分があります。


体操で腕立てふせ・・・・_| ̄|○


うーん、確かになんとなく質実剛健な感じ!!
でもそれって準備体操には、ならんよねぇ。


この部分重要ですから少し詳細に解説いたします。


まず いーち・にーい で腕をのばした状態で大地に手をつきます。このとき、左前方45度の方角にアタマを向けなくてはなりません。

そして さーん・しぃ・ごー・ろく 腕立てふせを二回行います

しち・はち で立ち上がり、正面を向きます。


このセットを二回行うのですが、二回目は右前方45度の方角にアタマを向けて行います。


北東と北西の方角に向かって、16カウントの間に4回の腕立て伏せを捧げます。
まるで特別な儀式のような体操です。


特筆すべきは、この体操に含まれている腕立て伏せを行うのは、男子生徒のみなのです。


女子はこの16カウントの間なにをやっているのか・・・・

ただ待っているわけではありません。
男子生徒とは違った体操を行うのです。

内容は・・・・





































バランス

バランス

この格好をして、片足でバランスを取るのです。
もちろんこんなに足上がるわけありませんけどね。これをもうちょっと脱力した感じでイメージしてください。



女子はカウントの間、この姿勢を維持し続けます。

8カウントということは、あと半分時間が余っているわけですね。



私の高校は期待を裏切りません。

もう言わなくても分かると思いますが、残りの8カウントは・・・





















バランス2

北西の方向にバランスの儀式を捧げます。


つまり、男子は16カウントの間に4回腕立て伏せを行い女子はその間ただ片足で立っているだけという、いかにも後から取って付けたような構造になっているのです。



しかも、この16カウントの直後に行う体操無意味に飛び跳ねながら頭上に腕を振り上げ、パン・パンと手を叩く動作
よくエアロビとかでやりますよね。ああいう運動です。


屋外の場合は、容赦なく砂が頭上から降りかかります



なんで腕立ての直後に頭上柏手なんだよ!!
もちょっと因果律をふまえて構成してくれよ・・・





もちろん女子の手には砂がつきませんので、頭上から振ってくることはありません。


女子にはバランスをやらせているわけですが、それでいて体操自体はバランスを欠いたものなんです。アイロニーですね。




考えてみると、この体操の真意は恐らく質実剛健に沿ったものなのだと思います。

しかし、女子についてはその適用範囲ではないということなのでしょうか。
どう考えてもこのバランス体操は、「待ち」を意味しますよね(笑

これはひとえに、この学校が元男子校ということに大きく関わっていると思われます。



後から入ってきた女子は、それなりに適当に処理されている様が見て取れるじゃありませんか(笑


しかし、この体操の内容を見ると、本来あった男子校の質実剛健かなりの度合いで迷走していると言わざるを得ません。



「腕立てって質実剛健っぽくねぇ?」

「うん、砂が降ってくるけど、それもちょっと質実剛健っぽいよね。」

「そうだね、なんかストイックな感じだねぇ。」




体操が作られた当初の会話がありありと想像できます。

しかし、これはストイック(禁欲的)じゃないですよ・・・これは



単純に自虐的なだけやろぅ(笑




まぁ、こんな感じでおもいっきり迷走する私の母校。

私はというと、そんな学校で生徒会副会長として思うままに権力を濫用していたのでした。