ジョブアビリティーとリーダーシップ | 複雑系レトリック~自営業白書~

ジョブアビリティーとリーダーシップ

ヴァジラヤーナー う゛ぁじぃーらやぁーなー♪

あ・・

こんにちは。踊る青色申告納税者のコンプレクソロジストです。ゴキゲンいかが?


今日はちょっと同棲している彼女の話をしたいと思います。


私の彼女はコンピュータ関係の仕事をしています。以前は同じ職場にいましたので、彼女がものすごく有能であることは私もよく知っています。
そうですね、100人いたらトップ10に入ると思いますよ。私が社長だったらこの人材は絶対に手放しません。

彼女の会社もそこは十分に分かってくれているようで、入社数年でありながら飛躍的な収入アップを遂げています。

彼女のなにがすごいかって、別段人より頭がいいわけでもありませんし、才能があるわけでもありません

ズバリ!

やるべきことをやっている


これだけ!これだけをやっています。

しかし、それだけで高い評価を得ているわけですので、裏返すと多くの人が「やるべきことをやっていない」ということになります。


まぁそんなわけでとりあえず高い評価を貰っています。私もそうですが、彼女も仕事にドライなところがあって、まぁそれは私の影響が多分にあると思いますが、もし評価を下げられたらすぐやめると思う(笑


そもそも仕事なんていうのは生きていくためにやるものです。つまりお金のためです。
「お金だけじゃないよ!」って言える方もいるでしょう。仕事にやりがいがあったり、必要とされていることに応えたいというキモチは理解出来ます。
お金以外の価値を仕事に見いだしている方は逆にうらやましいです。

しかし、とりあえず私はそうじゃありません。多分彼女も私と同じだと思います。


ですから、金銭的なフィードバックを下げられると「あっそう」って感じですぐやめる体制になります。もっとお金を出してくれる所は山ほどあるという自信があります。


私の彼女は最近、リーダー職にレベルアップしました。これも彼女の能力を会社が認めた上でのことです。
リーダーを引き受けるかどうかということも、アップする給料と仕事量を比較して二人で相談し、最終的に彼女の「やってみたい」という気持ちもあって引き受けることになりました。

以前は彼女が夜8時に帰宅してから料理をしてくれていましたが、私も出来ることはサポートしようと考えて晩ご飯を担当することにしました。


彼女はリーダーになりましたので、部下がついての仕事となります。彼女にとってははじめての経験ですから、いろいろと二人で相談しながらああでもないこうでもないと議論する機会も増えてきました。
技術的な面は全く瑕疵のない彼女も、リーダーシップにおいては初心者です。


リーダーを勤める上で「自分とおなじくらい」を部下に期待するのはタブーだと思います。もちろんそれ以上を期待するのも同じです。
しかしこれを無意識のうちにやってしまっている人が山ほどいるんですよね、実際は。

部下には「自分の80%」くらいを期待してちょうどいいと思っています。
つまり自分がやった場合と比べて2割くらいのミスや生産性の低下は許容する必要があると思うのです。

彼女のことを観察していて、うむ、これはOK。問題ありません。彼女は自分と同じ程度を部下に期待していません。

もう一つ、リーダーの苦しみの最大要因であろうと思われるのがコミュニケーションです。

先日アップしたコミュニケーションの記事は彼女の仕事に触発されてのことですが、現状ここに大きな問題があるのです。

仕事というのは、そもそもコミュニケーションが成り立たないと立ちゆかないものです。当然ですよね、柱を作れって言ってんのに便器を設置するような部下がいたら家は出来ません。
柱を作れって言われたら柱を作るのが仕事です。柱の品質がどうであるかというのはまた次の問題です。

私の彼女はこのコミュニケーションに細心の注意を払い、試行錯誤しながら最良の一手を模索しています。

しかし、彼女の部下となった人物が大きな問題を抱えています。



手っ取り早く言うと、人の言うことが理解できないし人に言いたいことを伝えられない人物だったわけです。



別に自分の彼女だからひいき目に見ているわけではありません。私は具体的な事例をいくつも聞かされて最終的にそう判断しています。また、その人の元上司(複数)も同様の意見ですから、この事実には客観性があります。
さきほどご紹介した記事でも、コミュニケーションは双方のイマジネーションが不可欠であると申し上げました。

彼女にそれがあるかどうかは分かりませんが、とりあえずその部下にイマジネーションが欠如していることは確かなようです。

そもそも、同じように考える元上司が複数いる時点で会社としてはどうかな?と思いますね。それってはっきり申し上げて、クサイものを押しつけられているということですから。
リーダー初心者にこういうものを押しつける会社のセンスを疑います。


まぁそれでも彼女はやるべきことをやっています。複数の元上司よりははるかにマシなリーダーです。
それは私や彼女にとって自信になりますよ。まぁこれはヒニクですけどね(笑


一応、私としての最終判断は「その人は切った方が良い」ということになっています。クビになるかどうかは会社が判断するでしょうが、とりあえずグループからは外すべきだという考え。イマジネーションを教育するのは会社のやることじゃありませんからね。
コンピュータの仕事は数学!頭脳労働!技術力!みたいなイメージがあると思いますが、全然違います。本当に不可欠なのはコミュニケーション能力体力です。

コミュニケーション能力が低いと思われるこの部下にとっても、コンピュータ業界にいることは悲劇です。会社にとっても同じです。
つまりみんなハッピーになるための方法として「切る」ことを選択するのがいいのではないかと考えています。

そして切る選択は私の彼女にとっても正解なんじゃないかと思っています。サラリーマンにとっての正解についてはまた別の機会に個人的考えをご紹介いたします。


そういや、こないだ彼女がボソっと「私って体力あるなあ」って言ってました(笑
うむ、確かにあるぞ、体力。

見た目非常に華奢で、細い女の子なんですけどかなりタフなんですよね。いや、ほんと適性があるよ(笑