みなさんもすでにご存じのように、2011年3月11日の14時46分ごろ、宮崎県三陸沖を震源とした、世界最大級で国内観測史上最大でもあるM9.0の地震が発生しました。
宮城県では震度7の激しい地震を観測したことで、津波や火災で多数の死傷者。
気象庁は今回の地震を「東北地方太平洋沖地震」と命名しました。
地震は、宮城県をはじめ、各都道府県にもおよび、東京23区でも震度5と大きな揺れを記録したことから、JR、私鉄各線、地下鉄ともに運行を見合わせることに。
バスやタクシーには多くの行列ができるだけでなく、遠距離で電車で帰れない人は帰宅難民となり、都内の大学や公共施設が緊急避難先として開放されるなど、とても首都圏とは思えないような出来事がありました。
この記事を書いている時点で、死者不明者は3000人を超えていると発表されていましたが、南三陸町ではいまだ1万人が安否不明となっていることから、犠牲者は万単位になることは間違いないと言われています。
そこで今回は、当初予定していた記事を延期し、情報をお伝えし、なおかつ自分自身の考えや意見を述べることができるアメーバブログのブロガーとしてはもちろん、ブロガーの一人としても東北地方太平洋沖地震についての記事を書かせていただきます。
◆西日本だったので震度1で済みました
三陸沖を震源に発生した「東北地方太平洋沖地震」の地震は、日本各地の広い範囲で揺れを感じました。
私は、記事でも何度か書いていますように西日本に住んでいますので、地震の規模としては震度1程度で済みました。
それでも、東北地方太平洋沖地震が発生した後に発令された津波情報では津波警報となっていて、沿岸部近くに住んでいる住民に対して避難を呼びかけるなど、地震の影響はゼロではありませんでした。
◆大津波警報という表示にビックリ!
その津波情報の発令ですが、北海道から沖縄まで日本各地に津波注意報、津波警報が出されていた中、東北地方で、宮城県、岩手県、青森県の沿岸や、北海道の函館から、室蘭、根室へとわたる沿岸と、あの北方領土にまで大津波警報と表示されていたのにはビックリしました!
なにしろ、私の住んでいる地域では、これまで地震による津波注意報か津波警報が発令されても、沿岸部で50㎝か1メートル程度の津波を確認されたと報じられていたことはよくありました。
それが、大津波警報が表示されたことで、当初6メートルと予想されていた津波が、宮城県大船渡市では9メートル。
仙台では10メートルの津波が押し寄せたそうですからね……。
いかに、予想をはるかに上回る高さの津波が内陸部を襲ったのがが想像できます……。
しかしながら、いまから約18年前の1993年に7月22日に北海道の奥尻島で発生した「北海道南西沖地震」では、津波の高さが奥尻島で約30メートルに達し、多くの人が犠牲となったことがありました。
あの時も、大津波警報は出されていたはずなんですが、テレビで見ていても残念ながら記憶に残っていませんでした。
◆仙台空港に押し寄せた津波と、NHKのヘリコプターによる中継で見た住宅地や農地に流れ込んだ黒い津波は、同じ名取市だった!
東北地方太平洋地震発生後、各テレビ局では地震の情報を伝える特別番組が連日放送されています。
テレビでは、各地方局からの地震に関連した情報を伝えていたんですが、その中には生中継で津波の様子を放送していた映像がいくつかありました。
中でも印象に残ったのが、まず仙台空港の滑走路にまで押し寄せた津波。
次に、NHKのヘリコプターによる中継で見た、住宅地や農地に流れ込む黒い津波でした。
最初、この2か所の津波の被害を見た時、同じ仙台でも別の地域で発生したものではないかと思っていました。
後でネットで調べてみたところ、実は仙台空港も、住宅地や農地に流れ込んでいた黒い色の津波も、なんと同じ名取市というところで発生していたものであったことがわかりました。
特に、木造の家が壊れて生じたと思われる流木や、車、そして様々なゴミなどが合わさったことで、まさに「黒い悪魔」と言えるような黒い色をした津波は、不気味な感じで押し寄せ、地元の農家の人が丹誠込めて育てていたはずのビニールハウスの野菜や果物などを、まるで津波が覆い隠すように飲み込んでいった場面を見たときは、恐ろしかったのはもちろん、とても衝撃的で悲しく感じてしまいました……。
◆これ以上いろいろ書いても意味がないと思ってやめることにしました
本当なら、あと、
◆津波で建物や家が飲み込まれている場面を目の当たりにした住民も 遺体と対面した住民のインタビューに涙
◆原子力発電所のためにも、早く余震が治まってほしい!
◆南三陸町では1万人が安否不明の状態に!
という項目で記事を書いてみようと思ったんですが、やめることにしました。
なぜなら、私は西日本に住んでいても、関西出身ではないため、1997年1月17日に発生し、多くの被害と、6434人もの多数の死者を出した「阪神・淡路大震災」のような大地震をまだ一度も経験したことがないからです。
私がこれまで地震を経験したことがあったといっても、震度4か震度5くらいです。
いわば、東北地方太平洋沖地震で被災されてしまった方々の苦しみや痛みを分かちあうことができない。
というよりは実感できないのです。
そんな人間が、もうこれ以上テレビの東北地方太平洋沖地震の特別番組やネットで得た情報をいろいろと記事にしても意味がないと思ったので、書くのをやめることにしたわけです。
◆これだけは言えること いつどこで世界最大級の地震が発生してもおかしくはない!
でも、これだけは言えます。
それは、
「日本は地震大国であり、いつどこで『東北地方太平洋沖地震』のような世界最大級の地震が発生してもおかしくはないこと」
今回の地震で被災されてしまった方々による痛みや苦しみは共有できないけれども、いつか規模の大きい地震が起こるかもしれないといった危機感だけは常に感じています。
たとえば、西日本は海洋プレートでいうとフィリピン海プレートに該当するんですが、もしフィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込むと、東海地震、東南海地震、南海地震が起こると想定されています。
もしそのような地震が発生したら、たとえこれまで大きな地震が起こったことがない、私の住んでいる地域でも起こりうる可能性があります。
ですから、東北地方太平洋沖地震は東日本で発生した大地震ではありますが、そのことを考えると、とても他人ごととは思えません。
◆ささやかながら募金をしました
このように、大地震で被災したこともない、被害に遭ったこともないという私に、何かできることがあるのかを考えたとしたら、やはり募金しかありません。
そのため、本日、私がユーザーで、光回線のプロバイダーでもあり、CM情報のコンテンツでいつもお世話になっているYahoo!Japanの数あるコンテンツのうち、あまり貯まってはいなかったけれど、インターネット募金「緊急災害募金」 - Yahoo!ボランティア というサイトの「緊急災害募金」のページからYahoo!ポイントを使って、ささやかながら募金をしました(Yahoo!ポイントを保有されている方なら1ポイント=1円から募金ができます)。
もちろん今後は、これ以外の募金も考えています。
募金といえば、私がブログでお世話になっているアメーバブログさんでも、アメーバピグで地震の募金がスタートしました。
ただ、ピグは不具合があまりにも多いので利用していませんし、アイテムを買うことで募金ができるアメゴールドが10Gや100Gなど、募金額としては少ないように感じたため、ピグからの募金はしない予定です。
それに募金の中には、募金活動と称してお金をだまし取り、それが遊行費として使われていたというとんでもないケースもあります。
ポイントであれ現金であれ、ネットでのクリック募金であれ、集まったお金がNPOなどの支援団体を通じて必ず被災者のために役立つものでなければ募金をしたくありません。
それらのことを考え、慎重に検討しつつ、今後も少しずついろんな形で募金をしていきたいと考えています。
ということで、このたびの東北地方太平洋沖地震で亡くなられた方には、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
また、被災されたことで、各地の避難所で不便な生活を送られている方。
とりわけ、大地震によって家が全壊、あるいは大津波で家が流されてしまった方々にとりましては、どうか1日でも早く余震が治まり、被災者向けの仮設住宅や空き部屋となっている団地などに移り住むことで、少しでもふつうの生活ができますことを、ブロガーの一人として心よりお祈り申し上げます。