あのケンとメリーの歴代CMがDVDで甦る! スカイラインCMコレクション | 続きは、CMのあとすぐ!

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インターネットの企業サイトや、動画サイトにあるテレビCM動画を中心にご紹介しながら、CMや動画、CMソングについて、私独自の視点でいろいろと感想を述べているブログです。

【YouTubeからの動画をご紹介の前に】
YouTubeからの動画は、動画を提供してくださったユーザーさん。


あるいはYouTubeのサイト側の判断で削除されることがよくあります。


そのため、削除されたことでプレーヤー上でも動画を確認することができなくなった場合、記事ごと削除することもありますのであらかじめご承知くださいね。



若い男女のカップルがスポーティーな感じの自動車車に乗り、日本各地を旅するというシリーズもののCMとして知られている、日産自動車の「スカイライン」のCM。


スカイラインの車のファンや、CMがお好きな方であれば、「ケンとメリーのスカイライン」「愛のスカイライン」」「SKYLINE JAPAN」等、印象に残るキャッチコピーでご存じのことでしょうね。


でも、車はおろか、CMもリアルタイムで見たことがない人であっても、テレビでなつかしのCMを振り返るという企画の番組では、ケンとメリーのスカイラインのCMは常連というくらいよく登場しています。


ですから、ケンとメリーのスカイラインのCMで登場したのは、1972年より販売された古い車ではあっても、映像でなら知っているという方も多いのではないでしょうか。


そのスカイラインですが、実は2010年4月7日の日付で「スカイラインCMコレクション」 というタイトルのDVDが発売されていたことがわかりました!


◆日産のスカイラインのはじまりと、車名の由来について


DVDのご紹介の前に、スカイラインのはじまりについて触れておきますと、日産のスカイラインは、1957年に富士精密工業(のちのプリンス自動車と社名を変更)の主力車種として生産を開始。


1966年8月1日をもって、先ほどのプリンス自動車が日産自動車と合併した後も車名が引き継がれ、長期に渡って生産されてきました。


スカイラインという車名は、「山並みと青空を区切る稜線」に由来するとのこと。


名付け親は、旧プリンス自動車時代より、スカイラインの初代から企画開発に携わり、2代目~7代目まで、開発責任者(主管)として長期間携わっていたことから、「ミスタースカイライン」「スカイラインの父」として自動車ファンの間からも広く知られている桜井眞一郎という方だそうです。


また、2007年3月21日には、桜井眞一郎氏がこの名を思いついた場所である、群馬県草津町の山小屋「芳ヶ平ヒュッテ」に、生産50周年を記念して「スカイライン命名の地」のプレートが設置されることに。


こちらが、「スカイライン命名の地」のプレートの画像の一例です。


スカイライン命名の地
(クリックすると、もっと大きく拡大した画像をご覧になれます)


スカイライン命名の地のプレートの中央には、


「スカイライン命名の地 芳ヶ平 桜井眞一郎」


右下には小さな文字で、「歴代スカイラインを支えたすべての人々への思いを込めて」とあり、スカイラインに携わってきた数社の会社の名前が記されていました。


◆初代はファミリーカーとして販売されていたスカイライン


ところで、みなさんの中には、初代のスカイラインから、あのブルーのボディと2ドアハードトップのドアで、スカイラインの特徴ともいえる、後ろの丸型4灯式のテールランプがとにかくカッコイイ、ケンとメリーのCMのような車をイメージされた方が多いかもしれません。


私も、この記事を書くまではそう思っていました。


ところが、初代のスカイラインというのは、意外にも家族が乗るファミリーカーとして販売されたのだそうです(私も、以前テレビの番組で、モノクロ映像による初代スカイラインのCMを見たことがありました)。


それが、1957年~1963年まで発売のALSI型という車です。


当然ボディ自体も、ケンとメリーのCMで見たようなスポーティな国産車というより、どちらかといえば外車っぽく見えたのでした。


こちらが、初代スカイラインであるALSI型の車の画像の一例です。


初代スカイラインALSI型
(クリックすると、もっと大きく拡大した画像をご覧になれます)


ケンとメリーのスカイラインのCMの車を見ているだけに、初代のスカイラインってこんな車だったんだ~と、少し驚きましたね。


その後スカイラインは、初代以降も、


2代目 S50型(1963年~1968年)
3代目 C10型(1968年~1972年)
4代目 C110型(1972年~1977年)
5代目 C210型(1977年~1981年)
6代目 R30型(1981年~1985年)
7代目 R31型(1985年~1989年)
8代目 R32型(1989年~1993年)
9代目 R33型(1993年~1998年)
10代目 R34型(1998年~2001年)
11代目 V35型(2001年~2006年)
12代目 V36型(2006年~)


という形でモデルチェンジをくり返しながら、現在でも販売されています。


その中で、ケンとメリーのCMで登場のスカイラインは、1972年~1977年まで販売されていた4代目のC110型(通称ケンメリ)となるそうです。


下のYouTubeからのプレーヤーで、1972年9月に製作されたという、新しくなったころのケンとメリーのスカイラインのCMが視聴できますのでご覧になってくださいね。

日産スカイライン 「K&M(ケンとメリー)」篇 1分5秒



動画の最初のタイトルに出てくる「K&M」というのは、ケンとメリーのことを表現しているんですが、私はこれを見て「K&K」、つまり国分株式会社の100年にわたる代表的な自社ブランドである「K&K」の缶詰を思い出してしまいました(笑)。


もし、4代目のスカイラインの車名そのものがC110型ではなく「K&M」だったとしたら、ケンとメリーのCMの名残を残しているようで、なんだかおしゃれに思えますね。


◆スカイラインCMコレクションのDVDの収録内容


では、ここからは2010年4月7日に発売された「スカイラインCMコレクション」のDVDのご紹介の記事となります。


まずCMですが、スカイラインの2代目~5代目までの貴重なCMが完全網羅されています。


これらの、「愛のスカイラインのCM」のキャッチコピーを中心に、可能な限りCMを集めて収録されているうえに、7代目~10代目のCMまでもを一部収録。


もちろん、ケンとメリーのスカイラインの歴代CMは全て収録されているということです。


トータルすると、計79種(104本)のCMが収録されていることになるそうです。


次に、DVDに収録されている特典については以下のようになっていて、映像特典がなんと195分で、音声特典も約16分収録されています。


【映像(音声)特典】
関係者の最新インタビュー
桜井眞一郎氏(スカイライン設計者)

細越高敏氏(元・日産プリンス自動車販売株式会社 企画部宣伝課 課長)

福崎隆司氏(同宣伝課 総括)

宍道輝俊氏(元・日本天然色映画プロデューサー)
CMソング「ケンとメリー~愛と風のように~」を歌ったBUZZ最新インタビュー
広告・写真ギャラリー(静止画)
♪中山ラビさんの歌う幻のテイク、「ケンとメリー~愛と風のように~」(音源のみ)
♪SOUND OF SKYLINE(音源のみ)
・羊の皮を着た狼54-Bの疾駆(in SUZUKA)
・巨人R380国際スピード記録樹立(in YATABE)
・Rの心臓をもった覇者2000GT-R(in FISCO)
♪R32ラジオCM(音源のみ)
R31、R33、R34、R34GT-R メーカープローモーションビデオ
R30CMメイキング映像
R32発表会用プロモ映像


そして封入特典として、CMとともに、同じコンセプトで展開された「愛のスカイライン」キャンペーンの貴重な広告画像、スチール写真、スカイライングッズの写真。


さらにCM撮影時の写真などを100点以上掲載し、全12代のスカイラインの解説、スカイライン辞典など、スカイラインのファン必見の60ページにおよぶオリジナル・ブックレットが付いているということでした!


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◆ケンとメリーのスカイラインのCMソングは、BUZZの「ケンとメリー~愛と風のように~」


ケンとメリーのスカイラインのCMでもう一つ忘れてはならないのが、スカイラインのCMで使用されていたCMソング。


私も、今回Youtubeのサイトで初めてフルコーラスを試聴してみて、あらためていい曲だなと思いましたね。


そのスカイラインのCMのCMソングを歌っていたのはBUZZ(バズ)という名前のグループ名で、タイトルは「ケンとメリー~愛と風のように~」であったことがわかりました。


しかも、曲を聴いた感じでは、男性2人に女性1人のドリカムのようなメンバー構成なのかなと思っていたら、なんと、小出博志さんと東郷昌和さんによる男性2人のグループだったんです!


ということは、女性だとばかり思っていたメインボーカルの人は男性だったということになりますね。


BUZZの2人のメンバーのうち、まず小出博志さんは、東海大学在学中に「インディアンアップル」というバンドを結成。その後、高橋信之を中心としたグループ「ステージフライト」に参加することになります。


東郷昌和さんは、中学時代に同級生の高橋幸宏さん(高橋信之さんの弟で、もちろん元YMOでドラムスを担当していた高橋幸宏さんのことです)と「ブッダズ・ナルシィーシィー」というバンドを結成。


高橋信之さんのプロデュースでフォークグループ「BUZZ」を結成し、1972年に「ケンとメリー~愛と風のように~」でデビューし。その当時のオリコンチャートでの最高位19位にランクインしたということです。


では、下のYouTubeのプレーヤーからBUZZの「ケンとメリー~愛と風のように~」の曲を、ユーザーさんによるセンスあふれる静止画像とともに試聴してみてくださいね。


曲のタイトル:「ケンとメリー~愛と風のように~」 3分35秒

作詞:山中弘光
補作詞&作曲:高橋信之
歌:BUZZ(バズ)



私は、ケンとメリーのスカイラインのCMは好きでも、スカイラインの車自体はそんなに好きという感じではありませんでした。


でもこの曲を聴いていると、先ほどのプレーヤーでもご紹介したように、なんだかケンとメリーのスカイラインのCMに登場した、ブルーの色のあのスポーティなボディとデザインのスカイラインに、誰か気心の知れた人と乗ってドライブをしたくなる気分になりますね。


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◆「ケンとメリー~愛と風のように~」&スカイラインのCMについてのあれこれ


ところで、前の項目で試聴していただいた「ケンとメリー~愛と風のように~」の曲と、スカイラインのCMについていろいろと豆知識のような情報がいくつか見つかりました。


そこで、この項目では「ケンとメリー~愛と風のように~」の曲&スカイラインのCMのあれこれについて以下にご紹介いたします。


●CMの撮影が行われた北海道美瑛町のポプラの木は、今なお「ケンとメリーの木」として観光名所である。


●スカイラインのCMには、あのマイケル富岡さんもケン役で、5代目スカイラインのC210型のCMに出演していたことがあった。


●「ケンとメリー~愛と風のように~」の曲は、2002年に、俳優で歌手の福山雅治さんが“FUKUYAMA ENGINEERINING GOLDEN OLDIES BAND”名義のアルバム「The Golden Oldies」でカバーし、2007年にはシンガソングライターの山崎まさよしさんがアルバム「COVER ALL HO!」でカバーしたことがあった。



★もうチョコっと一言!

この記事を書く前、スカイラインのCMを収録したDVDは、記事のタイトルにもなった「スカイラインCMコレクション」が最初であると思っていました。


しかし、実は2009年6月9日に、1980年代に宝島社からビデオにて発売された、貴重な四輪モータースポーツ映像の中から人気の4タイトルで同時発売された「昭和名車列伝復刻DVDシリーズ」の中の「甦るスカイライン神話」 というDVDの収録内容の中にも収録されていたことがわかりました。


「甦るスカイライン神話」では、国民的名車「スカG」「GT-R」から「ケンとメリー」まで、今も人々を魅了し続けるスカイラインの輝かしい歴史を、珠玉の記録映像で神話に迫る永久保存版といえるDVD。


収録時間約56分のうち、スカイラインCMコレクションと同じく、ケンとメリーのスカイラインの全CMが収録されているということです。


【送料無料選択可!】昭和名車列伝復刻DVDシリーズ 甦るスカイライン神話 / DVD



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