資生堂 TSUBAKI 2009年度のテレビCM動画視聴後の感想です | 続きは、CMのあとすぐ!

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インターネットの企業サイトや、動画サイトにあるテレビCM動画を中心にご紹介しながら、CMや動画、CMソングについて、私独自の視点でいろいろと感想を述べているブログです。

この記事は、2009年5月7日更新の、クールなイメージの堀北真希さんは、TSUBAKIの新CMでもクール? 資生堂 TSUBAKI の続きとなります。


では、資生堂のTSUBAKI、2009年度のテレビCM動画視聴後の感想の記事にまいりましょう。


すでにテレビCM動画をご覧になった方はおわかりのように、今回もTSUBAKIのCM情報サイトでは、6人の女優さんのCMのメイキングについてとても詳しいレポートが掲載されていました。


そこで、今回の記事ではそのCMメイキングのレポートを引用しながら、私なりの感想を述べていくという形でお送りしたいと思います。


◆日本に導入されていない特殊カメラ「ガゼル」を使っての撮影で、やわらかな表情が印象的だった蒼井優さん


では、最初は蒼井優さんからまいりましょう(赤で表現したところがCMメイキングからのレポートとなります)。 


舞台はニューヨーク。
シックな黒の衣装に身を包んだ大人っぽい蒼井さんに、カメラが高速でズームイン。
ダイナミックなカメラワークとは対照的に、カメラが通り過ぎたときの風になびく髪と、蒼井さんのやわらかな表情が朝霧の中で美しく輝き、とても印象的です。


あぁ~、やっぱり撮影の舞台は海外だったんですね。


イメージとしては、オープンカーに乗ってニューヨークの街を走っていたところ、オープンから見て右側の路地の中、とびっきり目立つ、かなりカワイイ日本人の女の子を見~つけた! といった感じでしょうか。


蒼井さんの表情、唇の動き、カメラワーク、蒸気、そして共演者の動き、全てが完璧に一致するように何回も撮り直しました。

スピード感あふれるシーンは、まだ日本に導入されていない「ガゼル」という特殊なカメラを使って撮影しています。


よく映画の撮影で、カメラマンとカメラを載せた台車がレール上を移動させて撮影する「移動撮影」という方法が日本の映画でも行なわれていますが、「ガゼル」というのは、それに特殊なカメラを搭載して、自動で移動しながら撮影できる装置なのかな?


◆作られた邸宅で、高速で回転移動するカメラで捉える凛とした表情と大人っぽい表情の堀北真希さん


人物を中心に、カメラが高速で回転移動。
背景が飛ぶように流れ、髪に派する艶が印象的です。
カメラが止まると、そこは高級感あふれるアーリーアメリカンな雰囲気の邸宅。
今までに見たことがないくらい大人の女性らしい衣装を見事に着こなし、大人っぽい表情をした堀北さんが登場します。
初々しさの中にも、凛とした表情を併せ持つ彼女の存在感に注目です。


以前の記事でも書いたように、とてもクールなイメージのある堀北真希さんなんですが、TSUBAKIのCMではクールな雰囲気に加え、大人の女性らしい白い衣装を着ていたことから、ちょっとだけ大人っぽく見えましたね。


新キャストの堀北さんを印象的に登場させるために、円形にひかれたレールの上を、カメラが高速で一周するという手法をとりました。


いわゆる、蒼井優さんのCMメイキングでも触れた「ガゼル」の回転版といえるのかも?


撮影は海外で行なわれましたが、邸宅は作られたもの。
調度品や美術品、額縁などは本物を用意し、本物の一流セットデザイナー、コーディネーターをキャスティングしたおかげで、本当に素敵な邸宅ができあがりました。


そうなると、撮影は海外で行なわれ、邸宅も海外で作られたものということになりますね。


初めてのTSUBAKIの撮影に、少し緊張ぎみの堀北さんでしたが、あっという間にスタッフと打ち解け、素敵な笑顔を見せてくれました。


クールな堀北さんですが、TSUBAKIのスタッフ受けはなかなかよかったみたいで。


よかったですね。^^


◆雨のシーンで、超スローモーションのカメラを使用することにより、仲間由紀恵さんと雨粒の美しさを最大限に引き出すことに


雨のシーン。
黒い衣装に身を包み、傘をさした仲間さんが振り向くと、美しい黒髪が、今朝気まで濡れたように光輝きます。
宝石のようにきらめきながら、ゆっくりと落ちていく雨粒が、仲間さんの美しさをより一層、ドラマティックに引き立てます。


いつもTSUBAKIの30秒バージョンのCMでも、メインのイメージキャラクターとして最初に登場していた仲間さんにとって、メインではない、TSUBAKIのCMにおける雨雨のシーンでの撮影は初めてだったはず。


仲間さんと雨粒の美しさを最大限に引き出すために、撮影には超スローモーション用のカメラを使用しました。
そのため、仲間さん自身の演技は実際0.3秒で完結しています。


いわゆる、かつてよみうりテレビで放送されていた「どっちの料理ショー」という番組では、スーパースローが撮影できるカメラを使ったことで、調理の段階からとてもおいしそうに感じたものですが、映像が撮影できるカメラが使用されていたのでしょうか?


また、共演者のみなさんは、雨の中、水しぶきをあげながら全速力で走っています。

仲間さんだけを見ていて気が付かなかったんですが、共演者の方もがんばっていたんですね。


その一瞬に、表情、髪の動き、共演者の位置、雨粒の動きなど、すべてをパーフェクトに合わせるため、撮影は何度も続きました。

TSUBAKIのCMでも、仲間さんにとっても初めての雨のシーン。
雨に濡れながらの撮影で大変でしたが、「とても楽しかった!」とおっしゃっていました。


雨のシーンなのに楽しかったというのは少し変に感じたんですが、きっと仲間さんにとっては、雨に濡れながら何度も撮影された結果、満足のいくCMになったので楽ししかったと思えたのでしょうね。


◆本人と背景は別々でも、ピュアで自然体の美しさがあった広末涼子さん


ロンドンの街並み。
あわただしく行きかうロンドンバスや人々の喧騒とは対照的に、まるでこの土地に暮らしているかのように、ゆったりと、自然な表情でたたずむ広末さん。
ストリート感のある衣装と、風邪になびく髪の毛が引き立てる、ピュアで自然体な広末さんの美しさに、思わず引き込まれそうになります。


1995年にオンエアされたニキビ治療薬「クレアラシル」のCMでは、ショートカットのカワイイ女の子ということでとても初々しい姿を見せていた広末涼子さんも、第81回アカデミー賞外国語映画賞受賞作品として「おくりびと」が選ばれたことや、ヒロインの小林美香役を演じていたことから、いまやアカデミー賞受賞の国際的な女優さんとなりました!


当然、みなさんはもちろんのこと、私も広末さんの見る目目が変わることに。


今回のTSUBAKIの新CMでの何気ない演技にしても、あのアカデミー賞を受賞した女優さんが演じてるんだ~ということで見てしまいました。


疾走感のある背景とは対照的な、広末さんの自然の美しさを切り取るため、実は本人と背景は別々に撮影しています。

広末さんの足元に寝そべっているスタッフは、地下鉄の階段から吹き上げている風を再現するために、下から風を送っています。


CMを見ると、あたかも広末さんがロンドンの現地で撮影されていると勘違いしてしまうくらい、とても本人と背景は別々に撮影しているとは思えないくらい自然に感じましたね。


撮影のこの日は、2008年の年末で仕事収めの日でもありました。
撮影終了後、広末さんの「お疲れ様です、良いお年を!」との挨拶で、TSUBAKIチームの2008年が笑顔で締めくくられました。


2008年9月13日に映画「おくりびと」が公開されて以来、第32回日本アカデミー賞 では、優秀主演女優賞。

第30回ヨコハマ映画祭では、最優秀助演女優賞を受賞されていた広末さん。


でも、2008年の年末にTSUBAKIのCMを撮り終えてから、翌年の2009年に、まさかヒロイン役として出演された「おくりびと」が、アメリカのアカデミー賞で外国語映画賞受賞を受賞することになろうとは、広末さんも予想だにしてなかったことでしょうね。

◆セットのブティックでも、髪と表情の美しさが引き出されていた竹内結子さん


ゴールドに輝くブティックから、颯爽と登場する竹内さん。
回転扉に反射した光が、艶やかなウェーブロングの髪を美しく輝かせます。
弾むように歩く竹内さんのとびっきりの笑顔は、まさにいつも元気で前向きな、美しい日本女性の象徴です。


あのゴールドのように輝いていたブティックは、いまの100年に1度の不況といわれていてもまったく関係ないというか左右されない、有名ブランドのお店を思わせるような豪華な感じでしたね。


まるでパリにあるかのようなゴージャスなブティック。
実はセットです。
それでも、竹内さんの髪と表情の美しさを引き出すために、ピカピカに磨き上げられた建物や回転ドアに、竹内さんも驚いたようで、細かい部分も熱心に見学していました。
この輝く壁に映り込むものにもこだわって、反対側の街並みや石畳も、まるで本物のように再現されています。


あっ、あのブティックもやっぱりセットだったんですか。


それにしては、あたかもパリで撮影されたかのように建物や回転ドアを含め、全体の風景が実にリアルでした。


外国人共演者たちに笑顔で挨拶をする竹内さん。
その笑顔に、様々な国の共演者たちから拍手が起こりました。


竹内さんの笑顔は、日本人はもちろん、外国人の共演者をも魅了したみたいですね。


◆0.1秒の世界での調整に、プロの女優としてのこだわりが見えた鈴木京香さん


車のライトが光の尾を引く、夜の街。
しっとりとした表情でタクシーから降りてくる鈴木さんのアクセサリーとロングヘアが、美しく、そして艶やかに輝きます。
この後に続く新しいパッケージカットを連想させるような光に溢れる夜の街が、タキシードスーツに身を包んだ鈴木さんの大人の女性としての魅力を、より一層引き立てています。


ただ単にタクシーから降りてくるだけのシーンだったんですが、鈴木さんの表情とロングヘアともに実に美しく撮れてましたね。


夜の街の中でも、鈴木さんの美しさがはっきりと映し出されるように、本人の撮影は背景とは別に行なわれました。
合成をするために、タクシーから降りてくるシーンは、スタジオには本物のタクシーの形を再現したグリーンの造形物が置かれました。


TSUBAKIのCMメイキングのページで、その本物のタクシーの形を再現したグリーンの造形物の画像を見ることができたんですが、あれでタクシーから降りてくるシーンを撮影するというのは、ちょっとムチャぶりにも近いような感じもしました。


動きのあるカメラとタイミングを合わせるのがとても難しい撮影でしたが、演技に妥協を求めない鈴木さんは、「惜しい、もう一回!」と、1カット、1カット、カメラの動きとベストなタイミングを測りながら、少しずつ微妙な調整をしていきます。
その差はわずか0.1秒の世界。
周りを圧倒するような美しさだけではなく、女優としてのこだわりが見えました。


0.1秒の世界といっても、撮影される側に立ってみないとわからない世界だと思うんですが、自分の納得のいく映像が撮れるまでは決して妥協を許さない、鈴木さんによるプロの女優としてのこだわりを感じましたね。



と、ここまでTSUBAKIのCMメイキングレポート&私なりの感想を書いたところで、あらためてTSUBAKIのテレビCM動画を視聴したくなってきました。


私と同じ気持ちになった方のために、下にリンクを貼りましたので、1度ご覧になった方も、よろしければ再度視聴してみてくださいね。


資生堂 TSUBAKI

「'09春」篇 30秒
「蒼井優」篇 15秒
「堀北真希」篇 15秒
「仲間由紀恵」篇 15秒
「広末涼子」篇 15秒
「竹内結子」篇 15秒
「鈴木京香」篇 15秒
(視聴プレーヤー:Frash)
(視聴形式:サイト内)



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