では、ライフカード「その後の川島」にまいりたいと思います。
今回の選択は「確認する」のカードで、例によって1枚だけ。
その1枚を使って、川島はカード会社に電話で確認することになりました。
【確認する】
カード会社に確認中の川島
いつものように散らかったアパートの部屋で、明細書にあったお店のほとんどはスキミングの疑いがあると考え、川島はパジャマ姿で、頭にカーラーを巻いたまま、おそらく万年床かもしれないふとんの上で立ちながら、カード会社へ確認の電話をしている。
「ええ、そうなんですよ。
うんまあ、僕も相当の買い物好きですからね。
あの、雑誌のファッションチェックも欠かせませんし、まあいまどきの、シティ派社会人としては断トツを行ってるんじゃないんですかね。ええ」
ここでカード会社からの明細書を見るため、ふとんの上に座る川島。
「あぁ、そう、で、そんな僕がですね、こう明細を見ていたら、ちらほらとこう心当たりのないものがありまして。
ええ、あぁ、あの、先月の15日、僕あの、ナポリ、これナポリってイタリアに僕がいて。
えっと、これなんちゅーのかな?
えー、とにかく、なんたらかんたらナポリ店にて、僕がなんか買ってるんですよね。ええ。
これありえないです。
いや~ありえないです。
だって、僕この日ナポリいないですよ。ええ。
この日はですね、ちっと待ってくださいね」
と言って、バッグの中から手帳を取り出し、スキミングの犯罪にあった日に自分が何をしていたのかを調べる川島。
「この日は、あっ、なんかしょぼ~いイベントに立ち会ってましたね。ええ。
オダギリさんの代わりに、はい」
と、ここで動画では、「ライフカードの会員のみなさまへ」ということで、スキミングにご注意くださいというメッセージが画面半分を使ってロールで流れ始める。
「場所? は、え~っと、日暮里ですね、日暮里」
「えっ、ナッポリですか?」とカード会社が言ったと思われるが、だとしたらえらい間違えようだ。
「いえナッポリじゃないです。
いや、ナッポリじゃなくて、ニポリです」
カード会社の言い間違いにつられて、思わず川島も間違えてしまう。
「いやニポリじゃないです、えっと、ニッポリ?
あっ、まっ、とにかく、ナポリなんて僕一回も行ったことがないんですよ。はい。
だってナポリって、あのナポリタンのナポリですよね。
だって僕、そのナポリタンでさえも駅前の喫茶店でしか食べたことがないです。
しかも残しました。ええ。
これは相当縁遠いかな~と。
だから断言します。
もうねナポリには、もうつまづきもついてないです。ええ。
だいたいあの、なんて言うのかな。その、ちょっと言いづらいんですけども、僕パスポート持ってないんですよ。えぇ。
持たない主義というか、はい」
意外や意外、川島はパスポートを持っていなかった。
川島は、その理由を次のように話す。
「いや、あのー、初めてのこの海外旅行は、まあ、ハニーとの新婚旅行と決めてまして。ええ。
ですからあの、パリの出張も断りました」
というより、パリの出張は先輩のオダギリが選ばれてからで、もともと上司からお呼びさえもかからなかったのでは?
それでも、
「僕はこの、仕事よりも将来のハニーを優先する、そんな男なんですよね。えぇえぇ」
と、堂々とウソをつく川島。
ここで、画面半分を使っていたライフカードからのお知らせが終了する。
「まあ、ですから、ナポリには絶対行ってません。
これは絶対にありえないです。
確認してください。
あの、確認して僕じゃないってこれわかったら、払わなくていいんですよね?
あぁ~、よかった。
安心しました。えぇ。
これでぐっすり眠れます。ウン」
明細書にあった、見覚えのないお店からの請求額を、カード会社が確認して本人ではないことがわかったら払わなくていいと言われて、心底ホッとしている川島。
「いや僕もね、買い物好きではありますけど、知らない人ためにね、お金出すほどお人よしじゃないっていうか。はい。
もちろん、知ってる女の人に対してはドーンとプレゼントしますよ。
ええー、なんせプレゼントが好きですからね。ウン。
まあこう、プレゼントが好きっていうか、相手が好きというか。う~ん、プレゼントをあげてる僕が好きなんですよ。僕。えぇ~
いい顔をしてるんだ、プレゼントをあげるときの俺。ウン。
すごい、無償の愛というの。エヘ」
その後、女性のプレゼントをあげる場面を表現しているはずなのに、
「これ、使って」
と言いながらも、なぜか表情が変な川島。
この調子だと、どうやらスキミングの犯罪に遭っても、今後も女性へのプレゼントはカードで支払う可能性が高いとみえる。
スキミングの犯罪に遭ったのに、懲りているようで懲りていないみたいだ。
最後は、
カード犯罪にくれぐれもご注意ください
でEND。
この「確認する」の動画の中で、途中から登場したライフカードからのお知らせには次のような注意が表示されていました。
まずスキミングとは、クレジットカードの磁気データをハンディスキマーという小型の読み取り装置を等を使って盗み取るという犯罪であり、その磁気データを使い、偽造カードが作られ不正使用につながるそうです。
たとえばカード利用時に、お客様の目の届かないところで、ハンディスキマーを使ってカードの磁気データが盗られることがあるとのこと。
また、スキミングの犯罪に遭わないために、ライフカードでは、
・カードを利用する際は、できるだけご自分の目が届くところで処理してもらいましょう。
・不審なお店では、財布やカードケースは手元から離さないようにしましょう。
・カード利用時の控えはきちんと保管し、毎日のご利用代金明細書でご利用先内容の確認をしましょう。
・万一、ご利用の覚えのない請求があった場合は、ただちにカード会社にご連絡ください。
といったアドバイスがありました。
私のブログをお読みくださっている方の中で、特にクレジットカードのお持ちの方は、スキミングの犯罪にはくれぐれもご注意くださいね。
ということで、その後の川島はオマケへと続く!
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