ds>「セミナーの案内文に気をつけて」
の記事で書いたように、3者間の敬語表現には、正直むずかしいものがあります。
例えば、「自社の社長に部長からの伝言を伝える」というような、明確な三者ならいいのですが、ブログのような記事になると、「記事中の登場人物」と「読者」とどちらを高く言えばいいかと計りかねる場合があります。
状況もひとつではないので、紋切り型は通用しません。
私も、書きながら、揺れることがあります。
最近の記事では、私から読者さんに敬語を使いすぎると全体のポイントが絞りにくくなってしまうと感じ、わざとテキスト風に淡々と書いています。
それでも、やはり悩ましいものですね。
「誰かの行動をblogに書くとき、どこまで尊敬表現を使うべきか」については。
ただ、「どっちかな?」と迷ったときに、切り抜けるコツがないではありません。
ちょっと次の記事をご覧ください。
> http://ameblo.jp/hasso365/entry-10388835711.html
いかがですか?
何か気づきましたか?
注目してほしいのは、次の記述です。
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だから○○さんのボイストレーニングには、
身体からの自然な声を引き出すヨガ呼吸法が取り入れられています
【レッスンDVD/自分の声の診断書/セミナー後無料診断】もおまけについてきます。
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気づきましたか?
「人」ではなく「物」を主語にしています。
「取り入れられて」は、敬語用法ではなく、受け身用法。
「人」を主語にすれば、以下のような書き方になります。
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だから○○さんは、ボイストレーニングで
身体からの自然な声を引き出すヨガ呼吸法を取り入れておられます。
(○○さんは)【レッスンDVD/自分の声の診断書/セミナー後無料診断】もおまけにつけておられます。
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どちらが上だろう・・
そんなとき「モノ」を主語にすると、人間関係で悩まず、シンプルで聞きやすい表現になります。
以上、言い換えの技術でした。