2分の1成人式と人生 | ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

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ワクワク人生研究所所長・兼実験室室長、小未来のブログ

2分の1成人式と人生

20160119



『2分の1成人式』は、

成人の2分の1の年齢である

10歳(プレティーン)を迎えたことを

記念して行われる

日本の行事・儀式。

※Wikipediaより



▼その名の通り

昨今の小学校では

児童が10歳を迎えたことを

記念して、

「2分の1成人式」

というイベントを

開催しているらしい。


はっきり言って、僕自身、

そんな言葉初耳だし、

実際学校でどんなイベントが

催されるかどうかも、

全く以って、想像がつかない。




▼証書授与

10歳を迎える学年、

つまり小学4年生が

当該式典の対象となるらしい。


校長や保護者代表による祝いの言葉、

さらには「2分の1成人証書」の授与、

そして、入学式や卒業式のように

合唱等が行われる、と言う。


あるところでは


「十歳式」

「ハーフ成人式」

「半成人式」とも…



▼にけた

僕自身、

10歳の誕生日を迎えたとき、

特にこれといった行事も無かったし、


何かを授与されることも

特別な祝いの言葉も掛けられる

こともなかった。


けど、今でも良く覚えているのが


「記念すべき

 2桁の歳になったぜ!」


と親や親戚に、

しきりにアピールしていたこと。




今考えてみれば、

まあ、かなりどうでもいい話だな、と。。



▼高学年への門出に

今から35年ほど前、

兵庫県西宮市の

佐藤修一教諭が、


当時4年生の担任をした際、


高学年への門出に

「背筋を伸ばして

 参加するようなイベントを」

と考案したのが始まり、


と言われている。


その後東京都内でも

公立小学校の半数以上で行われる

一大イベントとなっている。


「子の育ち」

「親の学び」

「地域の参画」


と、

“数多くの意義が得られる”として

大半の保護者は同イベントに肯定的

である一方で、


「親への感謝を強制される」

「家庭環境によっては苦痛を伴う」

「家族の多様性への配慮に欠ける」

と、一部の識者から指摘が上がっている。


確かに

子供が主役のイベントのはずが、

親や地域をいたずらに巻き込んで


無闇に感動を誘うような

“構成重視”となれば、


一体誰のためのイベントか、

分かったもんじゃない。