第550回「ジョージ」 | 劇団ガバメンツ 

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劇団ガバメンツ (座長のおいしい生活)

HOPCLUB「ジョージ」の大阪公演が無事、幕を下した。


ホリプロの4人のアイドルたちのお芝居、という言葉のイメージとは

ほど遠い作品。


ウディ・アレンがくやしがるようなシニカルとユーモア、

そしてアイドルだからこそできる演出もあり、

これは紛れもなく彼女たちにしかできない舞台になった。



正直、それぞれに高いハードルを用意したので、きっと大変だったと思う。

けれど、悩んで苦しんでそして楽しんで演じてくれた4人のアイドルたちは

あの瞬間、まぎれもなく女優だった。



毎日開演直前まで、台詞を繰って練習していたあの姿。


緊張していたと思いきや、突然すさまじいテンションに切り替わるあの姿。


本番中の不確定要素に俊敏に反応するあの姿。


何かが乗り移ったかのような目をしたあの姿。



彼女たちの初日があけてからの伸びは、

僕が知っているどの女優さんたちをも超えていた。


「優れたアイドルは優れた表現者である」


その言葉を彼女たちは証明してくれた。


今度は東京公演。


さらにブラッシュアップしてお届けしたい。