幸せになっていはいけないという想いに無意識に縛られてしまっている人がいます。
おはようございます。
恋愛がうまくいかない、結婚できない方には、必ず原因があります。
恋愛・婚活の悩みを解決する心理カウンセラーの吉田亮介です。
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幸せになっていはいけないという呪縛
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さて、本題です。
幸せになっていはいけないという想いに無意識に縛られてしまっている人がいます。
こんな事例が過去にありました。
ご相談に来られた女性は、かつては、恋愛も色々して来たけど、最近は興味がないとのことでした。
でも、毎日が楽しいです。
とおっしゃるのとはうらはらに表情には陰(カゲ)がありました。
そもそも、本当に楽しければカウンセリングにも来なかったでしょう。
やはり、無意識にどこかひっかかっていたのですね。
お話を聞いて行く中で、実は最後にお付き合いした男性が、
10年以上前でしたが、自ら命を絶(た)っていました。
もちろん、彼女が追い込んだとかそんなことはありません。
ですが、以前から彼はうつ的でしたので、
「もっと早く気付いてあげられたのではないか・・。」
「もっと何か出来たのではないか・・。」
「あの時、もっとこういう対応をしていれば自ら命を絶(た)つことはなかったのではないか・・。」
と彼女は自分を責めていました。
「今では、もう心の整理はついていると思っているのですが・・・。ついてないんですかね?もしかして?」
と僕に聞かれました。
「自分ではどう想いますか?自分の心に聞いてみて下さい」
と僕は答えました。
すると彼女は、こんな風に答えました。
「私が彼を追い詰めてしまったとは思っていないのですが、
でもベストな対応はできなかったと想います。
やっぱり、そういう自分を心のどこかで責めています・・。
私は、幸せになっていはいけないんだと想います・・・。」
こんな答えでした。
そこで彼女には、彼の立場になってもらいました。
そして、こう言いました。
「彼になったつもりで彼女(自分自身)をみてください。
幸せになってはいけないと言っています。
彼女に何て言ってあげたいですか?」
そうすると、彼女は、彼の立場として、こんな風に答えました。
「●●(彼女の名前)、ごめん。俺はもう限界だった。
俺は自分の問題で、人生を終わらせる選択をしたけど、●●のせいじゃないよ。
●●は、●●で幸せになって欲しい。」
こんな風に彼女は彼として答えました。
この時、彼女の呪縛は解けました。
呪縛というのは自分で自分を呪縛していたのです。
彼が呪縛していたのではありません。
だからこそ、彼の立場で答えてもらった時、「幸せになって欲しい」という言葉が出て来たわけです。
ホントなの?
と思う方もいるかもしれませんが、日常茶飯事にこういうことはあります。
自分で答えていますが、他人の立場に立つと全く視点が変わります。
実際、僕のカウンセリングを受けた経験がある方は分かると思います。
幸せになってもいいと思えた彼女はどこかふわふわすると言って帰られました。
その後のことは聞けていませんが、呪縛が解ければ、
後は、出会いの問題だったり、ちょっとしたメイクやファッションだったり、
というところで解決できますね。
もしかすると今頃は素敵な彼氏が出来ているかもしれません。
もし、そうでないとしても幸せを感じられているでしょう。