Androidタブレット[Huawei MediaPad7 lite] | こむぎブログ~猫とコンピュータ~

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3匹のお姉ちゃん猫と3匹の弟分猫たちの日常と6匹の猫たちが登場する変な猫マンガ。
そして昔のパソコンあれこれ。

Androidタブレットを買いました。

ずっと興味はあったのですが、携帯電話キャリアの縛りのあるスマホは嫌だったのと、
やはり物理キーボードのあるノートPCやネットブックのほうが使いやすいという思いで
なかなか手に入れる気にはなりませんでした。

この手のモバイルガジェットは昔から好きで、20年前のモノクロ画面のザウルスから
始まって、歴代のザウルスシリーズを渡り歩いて使っていました。

【ザウルスに関する過去記事】
ザウルス電子マンガ …過去記事へのリンクです
シャープの経営危機(上) …過去記事へのリンクです

かつてはこの手のモバイルツールは日本メーカーの得意とする分野だったのですが、
今では中国・台湾・韓国製品ばかりになってしまいました。

携帯電話キャリア(通信事業者)が主導する形で、日本の携帯電話やスマホが開発されて
いきましたが、日本でしか通用しない、いわゆるガラパゴス化が世界での競争力を
失わせていったことが原因だと思いますが、これに関しては詳しく書きません。

で、今回初めてAndroidタブレットを買いました。

【Huawei(ファーウェイ) MediaPad7 lite】
中国の大手通信機器メーカー「華為技術有限公司」(ファーウェイ・テクノロジーズ)製の
7インチAndroidタブレットです。
価格.comでの最安価格は12,800円(税抜)です。

ファーウェイは日本ではあまり馴染みのないメーカーですが、イー・モバイルやdocomoの
端末なども供給しています。

対アメリカ通信機器へのスパイ工作の疑惑(後にそのような事実はなかったと判明)などで、
ちょっとダーティーなイメージがついてしまったファーウェイ社ですが、技術力では定評があり、
同価格帯のいわゆる中華タブレットなどよりは作りもしっかりしていて信頼性がありそうです。


【MediaPad7 lite】
オーソドックスな作りの筐体です。
背面は白とシルバーです。かなり薄いのですが、ベゼル(画面の額縁)がやや太いので、
手の小さな私には縦持ちの時はちょっと持ちにくいです。

画面は視野角の広いIPS液晶で発色も美しく明るいのですが、光沢画面なので屋外では
外光の反射で少し見づらくなってしまいます。

CPUはARMアーキテクチュアのCortex-8 1GHzです。
シングルコアCPUで、クロック周波数も抑え気味なので、高い処理能力は期待できませんが、
HDビデオ閲覧や3Dバリバリのゲームをするなどではなければ普段使いでは問題ありません。

メインメモリーは1GB、フラッシュメモリは8GB、OSはAndroid 4.0です。
Wifi、イン・アウトカメラ(300万画素)、GPS、Bluetoothを内蔵しており、さらにマイクロSDスロットを
搭載しています。

実売でこの価格帯のAndroidタブレットとしては充実した内容になっています。



【3Gデータ通信機能を内蔵】
MediaPad7 liteの売りとなるのは3G通信機能を内蔵している点です。
docomoの標準サイズのSIMを差し込むと、FOMA通信網を使い、屋外でもネットを利用できます。
docomo通信網を使うMVNO(携帯電話キャリアの通信網を使う民間モバイル通信事業者)製の
SIMカードを使うことができるので、私はb-mobile(日本通信)のSIMカードを差し込んでいます。
docomoの通信料よりはるかに安い(使い放題で月980円~)のが魅力です。

音声通信にも対応したSIMカードを差し込めば、スマホ同様に電話機としても使えるのですが、
さすがにこのサイズのタブレットで電話をするのはアレなので、ガラケとの2台持ちです。


【PCと変わらないネットブラウジング】
画面の解像度はWSVGA(1024×600ドット)で、標準的なネットブックと同じです。
CPUが遅いので、表示はさすがにPCほどは早くはありませんが、まあまあでしょう。

ブラウザはFLASHが利用できるFirefoxと、軽快なChromeを使い分けています。
なぜかChromeの最新版ではブラウザが落ちる場面があるので、ひとつ前のバージョンを使ってます。


【大きさ比較】
デカ猫黒い子猫ぐらとの比較です。
何の参考にもなりませんね(;^_^A

今流行りの7インチタブレットですが、女性や手の小さい男性にはちょっと持ちにくい大きさです。
手持ちの場合は両手持ちになってしまいますね。

Android端末自体が私にとっては初めてなのですが、なるほどGoogle謹製のOSだけあって、
Googleのサービスにフル対応しています。
クラウドというものが何なのか、利用するとどのようなメリットがあるのかを一番体感できるのは
この手のタブレットではないかと思います。
PCで作成した図面や設計書類をPCのローカルディスクだけではなく、Googleドライブなどの
クラウドストレージにアップすれば、外出先でタブレットを使って参照することができます。

あと、ネットコンテンツを消費して楽しむプレイヤーとしてもタブレット端末は最適だと感じました。
Youtubeでの動画閲覧や投稿、音楽配信サイトの利用、ソーシャルゲームなどなど…。
なるほど、これじゃPCも売れなくなるわ、と実感しました。

Androidタブレットの魅力はすなわちGoogleサービスの魅力であるということです。
うーん、なんだかGoogleが(平和的な)世界の支配者になりそうな気がするなー(;´▽`A``


【MediaPad7 liteまとめ】
◯とにかく安い。低予算でタブレットが欲しい人にはオススメ。
◯ハード的には「すべて入り」で、特に3G通信内蔵機種では最安クラス。
◯安物中華パッドにはない信頼感。
✕最近のAndroidタブの中では処理速度が遅い。
✕バッテリーの持ちが悪い(Wifi使用で4時間程度)
✕7インチタブとしては標準的なサイズだが、横幅がそれなりにあって持ちにくい。
✕ややマイナー機種なので、情報に乏しい。

本体価格は確かに安いのですが、液晶保護フィルムやケースは必須です。
100均ショップなどで揃えてもよいでしょう。

個人的にはこのMediaPad7 liteはお気に入りなのですが、手放しではオススメできません。
この予算でプラス一万円すれば、LenovoやASUSなどの3G・LTE内蔵のAndroidタブを
購入することができます。これらの機種は処理速度が速いです。

ですが、予算がないからと言って、メーカー不詳の5,000円~10,000円程度の安物の
中華タブレットには手を出さないほうがいいと思います。
3G通信はもちろん、GPSやBluetooth、カメラもなく、Androidプレイストアからのソフトウエア
ダウンロードにも対応していないものが多く、手にしたとたんゴミ箱行きになります。


iPadやAndroidタブレットがなぜ流行っているのか、ようやくわかってきた気がします。


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