着物の寸法② 身丈 | 着付け着物ふわりとまとう ものづくり

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着物も洋服も大好き♡ファッションデザイナーと着付講師の日記

着物の寸法 記事をしっかり書き留めたく
今回しっかりとファッションデザイナー視点と
着付け講師視点を入れ書き直しました


参考になれば幸いです




着物の寸法と言っても名称がわからなければちんぷんかんぷん

まずは、名称を下の図で確認くださいませ
 
 
着物の国の言葉がたくさんありますね

仕立てをお願いする時に意味の分からない言葉出てきたら
信頼できる和裁士さんや呉服屋さんに聞くといいと思います。

ある程度は今はネットで情報取得可能ですが
自分の体型に合った着物の寸法を知るにはこの5点大事


 自分の体型を知る
 正しい位置で採寸する
 着用するシチュエーションを知る
 衿の合わせ加減、帯位置など着付けの好みを知る
 腰紐の位置を知る


大前提
着付けができるようになってから、
着物、長襦袢、羽織など誂えること


それまでは、着られるサイズの着物で練習してください。
そうでないとかなりのお勉強代払うことになります





ではでは
着物の寸法②「身丈」考

身丈(肩から)とは
・着物の肩線から裾までの長さ


身丈の標準=身長+数cm(身体の厚みによって加減する)


身丈を計測するにも押さえて欲しいこと

 サイドネックポイント(首の付け根)から床までの丈を測ること
私は身長162cmで首の付け根から床すれすれまで140cm
これって男性の対丈の着物とほとんど一緒!!
これにおはしょり部分の長さを足したのが、女物の着物です



 次に腰紐位置と帯位置の登場です

カンタンな図で構造の紹介

image 
腰紐位置
帯位置
知っていないとおはしょりの分量や褄下の寸法出せないですよね??

おはしょりの見える長さもご自分に最適な長さを知っていると良いです。
身長(162cm)
7号を洋服で着用する体型の私では、
5.5cmおはしょりが見えているのがちょうど良いと思ってます
5cmでも6cmでもなく、5.5cm、私の場合。
5.5cmより短いおはしょりが好きです
長いのは違和感あるのです~
アンティークを着る方はおはしょり短いのに慣れているかもしれませんね



 厚みのある方は身丈長く必要になりますし、
首の付け根から床までの距離も人それぞれ
身長が一緒でも頭や首の長さは個人により違いますからね~

 薄い体型の私には身長+αの長さ必要なく、むしろ、身長-2cmの身丈


マイサイズ身丈(肩から)
4尺2寸2分(160cm)


これでちょうど良いです


先日着用の紫織庵さんの浴衣
4尺1寸6分(158cm)で仕立ててあります。
(浴衣は着物より短く着るので、マイサイズ基準より2cm短いです)

 本来は浴衣なので裸足で着丈短くしますが、
夏着物風に白足袋着用で裾を長く着てます!
帯位置、腰紐位置はいつも通りです。
そうするとおはしょりは??
  
 約4cmのおはしょりになりました
 このおはしょりがベストの長さではないけども許容範囲 
私は、腰紐の位置を変えるのはしたくないので、
おはしょりの長さで変えてます!
 


身丈を長く仕立てておいて
着付けでおはしょり持ち上げて着ればいいですよね~!!
な~んてことはしたくないのであります

いかに簡単に着て出かけるか???
が大切なので
余計な手間かけて着たくないのですわ

なので、身丈とっても大事です