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アナウンサー、色彩コンサルタントの大平雅美です。


国立新美術館で開催中のルノアール展に行って来ました〜。

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印象派の最高傑作が初来日しております!
「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」


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*公式チラシでございます。
表紙は作品の一部ですが、それでもうっとりの色彩です。



実際に観ると、しばらく絵の前を離れられません。いつまでも眺めていられる優雅さと柔らかさがあります。


これは1876年の作品ですから、日本は明治9年。
ちょうど士族の廃刀令が発布された年。まだまだ江戸の気配が残されていた頃です。


そういう視点で観ると、フランスの文化芸術は何と進んでいたのでしょう。
華やかなドレス
男女のダンス
男女が混在した様子
街灯

この作品は当時の風俗や文化などを語る上でも価値ある作品なんだそうです。


さらにこちらも!
45年ぶりに揃って来日。


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*こちらはチラシの裏表紙でございます。



今回は会場レイアウトが素晴らしいです。
もちろん作品のすぐ前は大混雑していますが、中央スペースが広いので、比較的名作をゆったり観ることができます。



この2つの作品も並べて展示されていますので、魅惑の色彩を堪能できます。


この「都会のダンス」(右)と「田舎のダンス」(左)
どちらがお好きですか?


男性なら、時に洗練された都会的な女性と仲良くし、時に愛くるしいちょっとぽっちゃりした女性と仲良くしたい…

なかなか巧みな絵画ですよね。


田舎のダンスの女性は、のちにルノアールの妻となるアリーヌ。包容力と笑顔に魅了されます。
都会のダンスの女性は、ユトリロの母。シルクのドレスがとても高貴で洗練されています。


こちらにバーチャル美術館がありますので、ぜひご覧ください。




さらにファッションが好きな私にはとても興味深い記事!
ヨーロッパのドレスの変遷がよくわかります!




その他、「ピアノを弾く少女たち」
「ぶらんこ」「草原の坂道」などルノアールの中でも好きな作品が目白押し。

いったり来たりを繰り返すと、ゆうに1時間半くらいはかかります。ぜひ半日過ごすくらいの気持ちでどうぞ!


さて、
いつもは六本木から歩くのですが、今回は乃木坂駅から行ってみました。
なんと駅直結だったんですね。今まで何度も行っていたのに知らなかった。これは有難い〜‼️
平日に再度行ってみよう。



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これは六本木側です。



ルノアールはこんなことを行っています。

「絵は見るものじゃない、一緒に生きるものさ」



まさに、絵とともに生きたルノアールを実感できます!
ちょっとストレス気味の方、忙しい方、疲れている方にこそオススメします。



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会場入り口の「都会のダンス」
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