初めてフィギュアスケートをTVで観たのは
渡辺絵美さんの演技でした。(歳がバレる汗

それから、できるだけTVで放送されたフィギュアスケートを観ていますが
今でも印象に残っている演技が
アイスダンスのジェーン・トービル&クリストファー・ディーンの「ボレロ」です。

当時の採点方法で、すべてのジャッジが芸術点で6.0の満点を出した演技です。

最近フィギュアスケートのファンになった方は、ぜひ一度観てみてください!
(私も本当に久しぶりに観ることができました。UP主様、感謝します。)



これが、芸術的に優れた演技というものではないでしょうか?
この演技以降、フィギュアで「ボレロ」を使いにくくなったとまで言われています。
それだけこの「ボレロ」が強い印象を残しているということです。

鼓動のような単調なリズムと曲がずっと続いているのに、演技と曲に惹き込まれていき、
終盤で激しく爆発して終わる。


この感じ、似ていませんか?
先シーズンの浅田真央選手のプログラム「鐘」に・・・。


昨年の記事「浅田選手のプログラムは五輪シーズンにふさわしいのか?」でも書きましたが
フランス杯の「鐘」を観たときは、まさにこの感じだと思いました。

ただ、この芸術性を引き出すには、ノーミスであることが重要でした。
ジャンプでミスをしてしまうと、惹き込まれている感覚が現実に引き戻されてしまうからです。

浅田選手もそのことはわかっていたのではないでしょうか?
先シーズンはいつも以上にノーミスの言葉を口にしていたように思います。

世界選手権でそれが達成できたときは、私も涙があふれて止まりませんでした。

間違いなく最高の演技でした。
おそらくこの「鐘」も、フィギュアでは他の人が使いにくい曲になったと思います。

改めて、もう1つのフィギュアスケート史上最高の演技をどうぞ!!