アベノミクスで、政府のはっきりとした方針が定まり、景気浮揚の兆しが現れつつある昨今。
製造業にとっても、「モノづくり補助金」等、具体的に目に見える政策も出てまいりました。
日本の競争力の復活は、製造業の活性化にあり。との思いで、本当に小さいながらも事業をさせてもらってますが、改めて弊社事業がモノづくり企業にとって、どのような効果をもたらすか、事業を開始するきっかけから振り返り、お客様の近況も交えて報告させて頂きます。
弊社は1月末で、ちょっと変わったビジネス・・・製造業の新規営業をサポートする事業・・・を開始し、5年半になります。
このビジネスを開始するに至ったきっかけ。
それは約10年前、僕が某地方銀行東大阪支店勤務の時に感じた素朴な疑問にさかのぼります。
当時、製造業に融資を売り込もうと、新規で飛び込み営業ばかりしていた自分には、営業担当がまったくいない、従業員20人前後の会社の売上が5億、10億上がっているのが不思議で不思議でたまらず、
社長に
「営業はいないし、新規営業もしていないのに、なんで売上ってそんなに上がるものなんですかね?」
とよく質問していました。
『うーん。製造業はそんなに営業しなくてもいい業界なんや。メインのお客さんから放っといても仕事が下りてくるし、取引先からの紹介もあるし、たまに展示会に出してたら、仕事はちゃんと来るもんやから。』
と聞き、
「そういうものなのかな~?中小製造業は、新規営業なしでも生き残っていけるものなんだろうな」と納得していました。
時は経ち、独立して、財務のコンサルティング事業を始めて2年経過した5年程前、リーマンショックが起きました。
売上が4割5割下がるのは当たり前。周りでは7割減という話も聞こえて来ていました。
そんな状況の中、クライアントの社長に、
『うちはまったく新規の営業なんてやったことないけど、今までみたいにじっとしていてもダメや。
これからは、メインにしていた会社の売上が急に無くなるかもしれない。
体力が残ってる今のうちに、手を打たないといけない。
体力がなくなったら、銀行も融資してくれないし、打つ手もなくなる。
だから体力のある今のうちに、新規の会社と取引しておかなあかんのや。
その為には、ウチの会社に興味を持っている会社と会う”きっかけ”さえ作ってくれれば助かる。興味を持ってくれて、工場に足を運んでもらえれば、仕事を取る自信はある!
だから、会社に足を運んでもらえる”きっかけ作りの営業”をやってくれ。』と言われました。
「はあ、、、なるほど、そういうことなら、お手伝いできるかもしれませんね。」と返事をしました。
当時、銀行取引の見直し等、財務強化に関するお手伝いをさせてもらっていたのですが、経費の見直しをして決算書を良くするにしても、売上がなければ、全部絵に描いた餅。それも利益が伴わないと、経費削減するお金もない。財務コンサルで出来ることって、机上の空論にしか過ぎないのではないか。」と自分の仕事に限界を感じていた時でした。
でもそのコンサル先に結果を出すことができなければ、取引は切られる。
危機感を持つ中、決算書を通してしか、モノづくり企業と縁のなかった、製造業ど素人の人間が、
それなら、
新たなお客さんに振り向いてもらうための新規営業を、弊社でやるしかない!
と試行錯誤で始めたのが、今の事業のきっかけです。
その時は必死でしたが、クライアント様、そして弊社の危機感からこの事業が始まったのだと思います。
次は、実際に弊社事業を活用したお客様が、どのように営業を行い、どのような成果が出たのか、書いてみたいと思います。
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コラボレックス株式会社
代表取締役 岸野浩通