自分でつくった詩のホームページを、
生まれて初めてアップロードした夜・・・・・・
心だけじゃなくて、マウスを握りしめていた手まで震えたのを、
この記事を書こうとした瞬間、思い出しました。
たった一人砂浜に立ちつくして、ガラスの小瓶に手紙を入れて、
ひたすら暗い大海原に放り投げたような、ドキドキ感。
誰かに読んでほしい。でも誰に届くかわからない。
ひょっとしたら、このまま水底に沈んでしまうかもしれない。
幸いにも、その手紙は優しい人たちに拾ってもらえて、
しかも思いがけないことに、返事まで次々と頂くことができました。
「返事がある」
ということがとにかく嬉しくて、
それが詩を書き続ける原動力となりました。
☆
このブログは、
そんな「詩」そのものに返事を書きたくて、立ち上げました。
上記の体験をはじめ、
詩を通して得たものが本当に多くって、
それに対する恩返しがしたいって、ずっと思っていたんですね。
ここでは主に、
詩を書くのではなく、詩について書こうと考えています。
詩のレビューだったり、詩についてのエッセイだったり、
いや、本に載っているような詩に限らず、
「これって詩的だな・・・」と感じたものについて、言葉にしてみたいです。
☆
そうして、もう一回原点に独り立つような思いで、
ガラスの小瓶を、大海原に返します。
どうか、これから書こうとしている手紙が、
少しでも詩への、お返しとなりますように。