ホステス専門アドバイザー:REINAです。
皆さんは「感謝」という語源をご存知ですか?
これまでブログやメルマガでも何度か書いてきましたが、昔の私はプラスの感情がない子でした
嬉しいという気持ちが分からないので、ありがたいとも思えない
ありがたいという意味が分からないので、感謝もできない
言葉そのものの意味は分かるけど、感情として理解できない、という状態だったんですね
よくもまあこれでホステスが勤まったものだわ・・・と、懐の深いお客様方に対してまさに【感謝】です
そもそも「感」という字には、
心が動き出すさま
心が深く(強く)動く
というような意味があります。
しかも私がなにより興味深いなと思ったのは、この表現
外部の物に触れて心が動く。
これは実際の辞書に載っている説明で、なるほど~と思いました。
人は何もせずに1人で閉じこもっていたら、良くも悪くも、何にも感じないようになっているんだな~と
テレビでも何でもいいから、何かに触れることで初めて心が動くんだな、と納得。
福祉支援活動もやっている身としては、ネグレクトの子が無表情・無関心・無感情になるのは、そういうことなんだな・・・と痛感します。
次に「謝」という字には、言葉を発する、という意味があります。
言偏に射る、ですからね
なので、この言葉が持つ意味合いとしては、
詫びる
お礼を伝える
断る
など、相手に何かしらの意思を伝えるものになっています
つまり感謝とは、
何か相手にしてもらったことでありがたいと心が強く動き、それを言葉にして伝えること
という意味。
心の中で感謝しているけれど言わない、というのは【感謝】ではないことになりますね
伝えてこその感謝、ということです
接客は、お客様にありがとうございますと言いなさい、と教えられます。
仕事ですからね、お金をいただくので当然です。
でも、お客様が「ありがとう」と言ってくれないからやらない、というホステスもいますよね
お客様が感謝してくれないから、必要以上のことはしない、と
うーん、お客様がホステスに感謝しないといけない義務って、何だろう。
それによってサービスが変わるって、どうなんだろう。
ありがとうって誰かに言われたかったら、その人が何を喜ぶのか、一生懸命探して試せばいいんじゃないかしら
自分がしたいことだけして、感謝されないからって怒るのは、ちょっと変ですよね
感謝も深謝も謝罪も、伝えることで初めて成り立つ言葉です。
伝えずに後悔するなら、伝えたほうがいい。
思ってるんだけど言えないとか、分かってるだろうとかじゃなくて、ちゃんと伝えたほうがいい。
明日、その人に会える保証なんて誰にもないんだから。
震災や事故など、昨日まで元気だった人を突然亡くした方は、絶対に分かると思うんです。
いつか言おう、じゃなくて、伝えられるときにできるだけ伝えたほうがいい
そしてね、これは私の個人的な思いなんですけど
感謝できる自分であることに、感謝してほしいな、と思います
幸せな証拠です、人に感謝できるって。
そうできなかった時期がある自分だからこそ、人に感謝できるようになってつくづく幸せだな、と思いました。
周りにしてもらったことだけじゃなくて、今日までがんばって積み上げてきた過去の自分にも感謝してください。
だからこその今、なのでね。
うざーいウンチク記事でした