ホステス専門アドバイザー:REINAです。
セッションをはじめ、勉強会やお茶会など、あらゆる場で「敬語」がテーマになることが多くあります
それだけ難しいと感じている、ということですよね
多くのホステスさんがマナーの観点から敬語を捉え、考えています
私はマナー観点より、言葉や対人関係観点が高い
この違い、理解度に結構影響するのでは、と思うのです。
敬語をマナーの観点から捉えると、
何が正しいのか
この場合は謙譲語にすべきか、尊敬語にすべきか
等々、正誤や善悪のジャッジになりがちですよね。
そのせいか、「尊敬語はどういうものを指すか」という質問をしたときに、
「目上の人に対する言葉」
「尊敬する人に対する言葉」
という回答が多く出てきます。
じゃあ、目下には使えないのですか?
尊敬しない人が相手の場合、どうしましょう?
年下で、初めて会った人で、尊敬するところが見当たらない場合、使えませんね
こりゃ困った
・・・って、そんなわけあるかーい!
尊敬してなくたって、目上じゃなくたって、尊敬語は使うんです
むしろ、バカにしてても、死ぬほどキライな相手でも、今まさに罵り合っているケンカ相手にあえて尊敬語を使って罵倒することもある。
イヤミや皮肉として使うこともあれば、単に「知らない人だから」という理由で使うこともありますよね。
おや困った
「正しい敬語は存在しない」と言う人もいますが、「正しい敬語」の意味が違うと思われます
たとえば「よろしかったでしょうか」は多くの人にとって正しくない、でもこの場合は【一般認識として浸透しているかどうか】。
ほとんどの人が「よろしかったでしょうか」と言うようになれば、それはその時代では正しい敬語となります。
そうじゃなくて、
誰が誰(何)のことを
どんな場面で
誰(何)に向かって使うのか
ここが、敬語の重要点
誰が誰(何)のことを
どんな場面で
誰(何)に向かって使うのか
ここが、敬語の重要点
つまり、関係性によって敬語は変わるわけです。
ここが間違っていると、「敬語は間違ってる!」となるわけですね
尊敬語は、自分の位置は変えず、相手を上げることで敬意を表す言葉
ケンカのときに尊敬語を使うのは、
相手を上げる=心理的距離を取る
ことで、親密な関係性に垣根を作っているわけですね。
相手を上げる=心理的距離を取る
ことで、親密な関係性に垣根を作っているわけですね。
ですので、尊敬してるとか、目上とか、関係ないのです
が、関係性によって、または使う場によっては逆鱗に触れることもあるので注意しましょう