ホステス専門アドバイザー:REINAです。
あの人ってKYだよねー=空気読めないよねー
ってことですが、昔の言葉でいえば【藪から棒】でしょうか
「草木の生い茂った中から、急に棒が出てきたら、びっくりする」
ということから、突然違うことを言ったり、やったりすることを言います
個人的には、草木の中から棒が出てくるより、死体が出てくるほうが断然ビックリすると思います(当たり前か)。
ホステスは会話が仕事ですが、会話そのものが仕事である職業は、他にもいくらでもあります
何が大きく違うかって、会話する相手がシラフか酔っ払いか、という点に尽きます
これは意外と、大きな違いなんですよね
私は、アルコールが飲めません。
奈良漬で寝込むくらいの人なので、本格的に体が受け付けないのです
「練習すれば飲めるようになるよ!」
なんて、昔はよく言われましたが、そんな次元のハナシではない
「お酒を飲まずに、よく酔っ払いの相手ができるね!」
とも言われますが、そこは平気。
むしろ、酔っ払っているお客様より、テンション高めです
アルコールが入るということは、気分が高揚する=感情的になりやすい状態ということでもある
だからこそホステスは、小さなことを疎かにするとトラブルになりやすいし、気を抜くとお客様を怒らせる率が高いのですね。
酒の席だから・・・と、大目に見てもらえることも、たくさんあります。
でも、酒の席だからこそ許されないことも、いっぱいあるのです
会話も感情も、その場の雰囲気や精神状態で大きく変わります。
よく私が言われるのは、会話のテンポが速すぎてついていけない、ということ。
これはお客様に言われるのではなく、同業者、つまりホステスに言われることです。
その度に思います。
あなた、このテンポについていけなかったら仕事にならないでしょう、と
で、そこで大きな間違いをするわけです。
【何か話さなくちゃ!】と焦る。
すると、突飛押しもないことを言い出して、お客様の会話の流れを止めてしまうワケですね
何か話さなくちゃ、という自分の想いばっかり考えて、話のキーワードや流れを読んでないから、【何について話しているのか】が全く把握できてない
自分が何か言葉を発すると、周りがキョトンとする・・・
ということが多い方は、この状態に陥ってます。
ホステスは、KYでは絶対に売れないのです
仕種やお化粧、服装や髪形などを勉強して真似するのもいいですが、しょせん外見なんて最初だけ。
また本やらブログやら、最悪は怪しげなマニュアルやらを読み漁ったって、会話は上手くならない
会話上手な人と話して場数をこなさないと、会話KYは治りません
そういう人こそ、こういう場にどんどん出て来て会話をすべき、なんです。