立春を迎え、いよいよ新たな年が本格的に明けました。
昨年末から考えているのですが、さて、本年はどんな年になるのでしょう。
世界は日本から次元がどんどん上昇し始めて変化が始まっているのは確かなことで、今年はますますその傾向が強まっていくと思います。
この流れはとても良いことですので怖れることも、必要以上にとらわれることもありません。
私たち一人ひとりは、自分の人生を、生き生きと明るく朗らかに、目の前の今を大切に、親切に過ごしていくように心がけることがますます大事になってくると思っています。
人はこちらの世界に、魂の成長、魂の歓びのために生まれてきています。そして、毎日を、生き生きと、今この時をわくわくと生きていけると魂が歓び、輝きます。
この魂を輝かせるための今年のキーワードのひとつ、それは、どうやら“行”にあるようです。
“行”といっても、山にこもって滝に打たれるとか、遠くの世界に冒険に出かけるといった厳しい修行や過酷な体験が必要というわけではありません。
自分の日常の、身近な生活の中で、なるべく率先して「行動、実行」するようにすること、「動く」ことを心がけて行くということです。
頼まれごとや、ふと思ったことを、迷ったり、考えすぎたりせずに、素直に、喜んで、行動、実行すると、とってもうれしいことや幸せに感じることに導かれ、巡り会いやすくなってきているようです。
これまでは「めんどくさいな~」と感じることでも、「あれ、この人の口を借りて、神様が私に何か伝えてくれようとしているな」と受け取り方をちょっと変えて引き受けてみると、「頼まれごと」が結構、面白い現れを引き寄せてくれたりするようになります。
しぶしぶではなく、「はいよっ!」って感じで、快く動いてみると効果はさらに大きいようです。
といっても、自分には到底できない無理なお願いや頼まれごとは、悩まず、お断りしましょう。
頼まれごとは、できること、できそうなことを一つひとつ、というのがポイントです。
「ふと想ったこと」についても、無意識に想ったことなのに、すぐに目の前で現実に起こったり、これはどういうことだろうと疑問を持ったことが、なにげなく観ていたテレビや雑誌、広告などに答えが出てきたり、あの人どうしているだろうと思っているとその相手から電話やメールが来たり、連絡しようと思った頃に、相手も自分のことを考えていてくれていることが後でわかったりなど、“シンクロ現象”が昨年あたりから驚くほど増えてきていることを体感している人が多いと思います。
こうした、「想うと叶う」、「想った通りのことが起こる」ことが、どんどん顕著になっていくということは、この世の仕組みである「人は想った通りの人になる」「人は想った通りの人生を歩む」ようになる流れが、加速し、短縮化していることを教えてくれています。
これから、誰もがはっきりと気づき、わかる形で起こり始めていくことでしょう。
ここのところは少し変な話ですので、信じない人は信じてもらわなくてもいいことなのですが、昨年から、どうも向こうの世界とのつながりが益々強まっているようです。なにか蓋(ふた)や、扉が確実に開き始めたような感覚をひしひしと感じています。
昨年の大河ドラマでは坂本龍馬が取り上げられ、大きな話題になりました。かっこいい“福山・龍馬”を観ながら、ドラマからたくさんのメッセージが発せられているなと感心しながら拝見していました。
龍馬は人一倍行動する人だったらしく、一番動きまわった年には年間になんと8000キロを移動していたという記録もあります。
また、龍馬という人は学問はあまり得意ではありませんでしたが、大変に素直な、やさしさのある性格の人だったようです。
人から頼まれたこと、人の口を借りて神様がお願いしたことを、素直に、快く引き受けて、日本中を奔走していました。自分のやりたいことばかりではなく、自分の力だけに頼り、判断するのではなく、神様が自分の手足となってお勤めしてもらえたらいいなと想うことを素直にやっているのですから、きっとそのお役目も、周りでは信じられないくらいにどんどん大きくなっていったことでしょう。
死後しばらくは人様からの評価はまったくなかったのですが、時を経てからその功績を見出され、大いに知られるようになり、今でも多くの日本人に慕われているのも、きっと見えない力が応援してくれているからなのでしょう。
こうした神様からのメッセージは、なにも特別な人ばかりでなく、すべての人に届けられています。
その特徴は、送られた人が実行できないメッセージは絶対に送られてこないということです。
ですから、急にバイオリンを弾けとか、プロスポーツ選手になれとか、政治家になって国を担えとか、そんな無理難題はお願いされません。
すべては、身近な、自分にできることばかりです。自分のできることに、「幸せ」のギフトがそっと隠されています。
ですから、頼まれたら笑顔で引き受けてみるとか、元気かなとふと思った人に電話してみるとか、お墓参りにふらりと出掛けてみるとか、近所で顔を合わせる人にあいさつをするようにするとか、エレベーターでボタンを押して人の出入りに気を配ってあげるとか、部屋で見つけた虫を殺さないで表に逃がしてあげるとか、小さい花を踏まないように歩くようにするとか、ゴミが落ちていたら拾うようにするとか、パソコンとかペン、バス(お風呂)、キッチンなど、まわりの備品に気づいた時にありがとうと感謝の言葉をなげかけるとか、できることでいいので、行動、実行することを心がけると、今年はどうやら幸せになるためのたくさんの気づき、導きを与えてもらえる年になるようです。
頭で考えすぎないで、ぱっと動いてみる。
そうすると、しばらくして、「あ~、そうだったのか」と気づかされること、思わぬうれしいこと、幸せに感じることに巡り会えることになるようです。
皆さんの行動した後に、あふれるほどの歓びと安らぎ、幸せの花が咲き誇ります。感謝します。