とても素晴らしい神様への祈り方を最近、教わりました。
うれしくて、朝晩、祈りの言葉を口ずさみ、時間を見つけては神社を訪ねていました。
教えてくれたのは、先の記事でもご紹介した黒住宗忠(くろずみ むねただ)です。
黒住宗忠は天照大御神様と大変にご縁の深い方です。
小さい頃から大変な親孝行だった宗忠は、両親を相次いで亡くしたショックで病気になってしまいます。
当時、死病といわれた結核で、死地をさまよいます。
しかし、ある日、日拝を通じて、天照大御神様に救われるのです。
“よみがえり”となったその日は「冬至」の早朝でした。
これを機に、宗忠は、目の見えない者を見えるようにしたり、らい病で瀕死の者を治したり、さまざまな奇跡を起こし、多くの人々のお役にたつ人生を歩んでいきます。
その宗忠ですが、生涯で6度、伊勢神宮を参拝したそうです。
ある時、神官の知人から、「先生は遠路、伊勢神宮におうかがいして、いったい何をお祈りになっていらっしゃるのですか」と訊ねられます。
その時、宗忠が口にした祈りの内容はこれまで聞いたことのないものでした。
「私には他に祈ることなどございません。ただ、ただ天照大御神様のご開運をお祈りするだけなのです」
私はこのことを知った瞬間、「この祈りだ!」と思いました。そして、またお伊勢さんからのメッセージなのだなと、大変にうれしくなりました。
その別れがあまりにショックで、あやうく死にかけてしまうほどの「親孝行」だった宗忠は、自分の命を救ってくれた神様に対していつも「神様孝行」の強い想いを抱いていたといわれます。
親でも、まわりのお世話になっている方々でも、ご縁にある方すべてに、「感謝」するということはとても大切なことです。
そして、その感謝のもうひとつ先には「報恩」という「何か自分にできることがあったらいいな」「いつか恩に報いることが少しずつでもひとつずつでも出来たらいいな」という恩返しの想いがあるのです。
神社はお願いごとをする所ではなく、日々見守っていただいていることへの感謝の想いを伝える場所です。
日頃からいつでも見守ってくださる神様は親と一緒です。ですから「親神様」とも呼ばれています。
そんな神様に感謝のお礼と共に、「神様のご開運をお祈りする」。
「なんて素晴らしい祈りのあり方なのだろう」と、初めて知ったのが東海道新幹線の車中だったのですが、瞬間、身体がしびれるような感動を覚えました。
早速、実行に移したくて、神棚をはじめ、自宅、職場の鎮守の神様を訪ねて、普段どおりの感謝の言葉に続いて、御祭神の名前をあげて、「ご開運をお祈り申し上げます」とお伝えさせていただいてまいりました。
そして、毎朝の日拝の時、朝晩の神棚に、
「天照大御神様、(祀っていらっしゃれば)産土の大神様、鎮守の大神様、御蔭様でいつもありがとうございます。慎んで大神様たちのご開運をお祈り申し上げます」
と、お伝えさせていただいています。
せめてできることが、「神様のさらなるご開運を祈ること」。
とっても、うれしいことですね。
祈りの後は、これまで以上にすがすがしい気持ちになれます。
このことにまた「感謝」なのですね。
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