美味しさの科学
大学、大学院時代の専門は、『調理科学』でした。
簡単に言えば、『美味しさを科学する学問』です。
どおしたら、野菜は色良く仕上がるのか?
どおしたら、パンがふっくら膨れるのか?
どおしたら、風味良く保存性を延ばすことができるか?
などなど、調理科学は、美味しく料理するためのコツを理論化するものです。
中でも、私は、食材の物性について研究していました。
人間が美味しいと感じるテクスチャーを数値化するのです。
それを測定するのがコレ
レオロメーターです。
毎週月曜日に調理実習を教えている管理栄養士養成校で、
料理を作って食べるだけでなく、料理のなぜ?を授業に組み込んでいます。
そのひとつが、食品の美味しい口当たりを数値化してみること。
今日はその準備で、午前中の大学が終わってから、専門学校へ。
いろいろな測定パターンがありますが、
今回は、シンプルにテクスチャー測定
PCの画面には、こんな波形が描かれます。
食品のテクスチャーによって、描かれる波形が違います。
硬さ、付着性、凝集性、もろさ・・・・など、いろいろ食品の物性が見られます。
6年ぶりくらいで、いじりましたが、 いや~
使い方って忘れるものですね・・・・。
1時間ばかし、あ~でもない、こ~でもないいじくり回して、
やっとこさ、測定成功
これで、来週の授業はOKかな
現役で研究してたときは、イヤイヤやっていましたが、
久しぶりにやると、面白いかも~
パンの弾力やプリンの粘り気、麺の硬さ、歯切れの良さ、クッキーのもろさなどを
授業で測定しようと思っています。
学生に、分かりやすく教えるため、月曜までもう一度、勉強し直しだ~