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◆◇ 前回は遺伝子と酵素の話でしたね。 ◇◆
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お酒は飲めば飲むほど強くなるって本当ですか?
おはようございます。
ご菌所づきあいアドバイザーのただっちです。
前回からお送りしている
○○調べてみましたが?これってなに?
シリーズ。
今回は お酒は鍛えれば飲めるようになるのか?のお話です。
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◆◇ 前回は遺伝子と酵素の話でしたね。 ◇◆
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前回は遺伝子(DNA)がなぜ設計図なのか?
というところから
酵素までのお話をしました。
本日は単純に飲める飲めないの話を。
では、ズバリ質問
あなたは飲んだら直ぐ赤くなる人ですか?
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◆◇ 酔ったら赤くなる理由 ◇◆
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酔っ払いを思い出してください。
“真っ赤な顔で、ネクタイを頭に巻いて、、、。”
大体皆さん赤い顔を思い出しますよね?
なぜ酔うと赤くなるのでしょうか?
これはなんと、何度も出てきた あの
アセトアルデヒドが原因なんです。
アセトアルデヒドは人の体にとっては毒で、
血管を広げちゃいます。
つまり
赤い血管が大きくなる⇒カラダが赤くなる。
という訳です。
さて、ここで思い出していただきたいのが
前回のお話
お酒の強さは
アセトアルデヒドを分解する力が強いか弱いかで決まる。
とお話しました。
アセトアルデヒドが直ぐに分解される、お酒の強い人は
顔が赤くなる前にアセトアルデヒドが分解されちゃいます。
じゃ、赤くなるのは・・・
そうなんです。分解能力が低い=お酒の弱い人なんです。
ですので、飲むと直ぐに赤くなる人は、
酵素が分解する力の弱い人たちなんです。
じゃぁ、飲むと顔が赤くなる人は、
遺伝子的にアルコールを分解するのが苦手だから、
飲んでも強くならないのかな?
・・・実はそんなことはないんです。
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◆◇ 実は酵素は1つじゃなかった ◇◆
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こんな話を聞きませんか?
「毎日の晩酌をやめたら、お酒に酔いやすくなった」
鍛えて強くなるの逆バージョンですね。
これは実際にありえる話なんです。
というのは、人間の体は複雑かつ お利口で
状況に慣れようとしていこうとするんですね。
特に酔うのは早いけど、飲める人は
(活性が弱いながらもある人)
普段からお酒を飲んでいると、分解酵素の量を増やしたり、
もう1つ別の分解酵素(MEOS:
それで、鍛えることができるって話です。
とはいえ、所詮は付け焼刃の対応なので、
飲む習慣がなければ、酵素も出さなくなりますし、
生来からアルコールに強い人ほど、
そして、
肝臓に負担がかかることがわかっています。
これはホントに要注意です。
飲みすぎの人が肝臓を痛める原因のひとつですからね。
ということで、
飲んだら顔が赤くなる人は無理をしないことが一番大事です。
あと、ゆっくりと飲む習慣をつけると良いですね。
分解する能力が低いので、アルコールを一気にカラダに入れずに、
ゆっくり飲むことで分解を助けることになります。
あくまでお酒は楽しむもの。
カラダを痛めてまで飲むものではないのです。
かくゆう ただっちは、、、
赤くならない人です。
遺伝子検査でも
「あなたは飲んでも問題はありませんが、
アルコールの強さと肝臓の丈夫さは別物です」
とかかれていました(苦笑。
ということで、年末年始、沢山のお誘いがあるかと思いますが、
ほどほどに日ごろの疲れを晴らしてくださいませ。
来年も この日常セラピーでお会いできることを楽しみにしております。
よいお年を~
by ただっち