公立の小中高も続々と卒業式を迎えている今日この頃、嬉しい事がありました。
今年、COCO育を卒業するお子さんから、花束を貰ったのです。
そのメッセージカードの言葉がとても嬉しかったです。
彼とは、COCO育立ち上げ当初からのお付き合い。
ほんと、色々な事に挑戦したり、担任の変更もあったり、下の子の成長があったり、和太鼓に必死で頑張ってきたり、全てを一緒に歩んできたなぁ…という濃厚な3年間でした。
「Yさんの笑った顔を見たことがなかったです」
と当初の彼は家以外では笑わないお子さんでしたが、
和太鼓の日は、送迎前からニコニコの笑顔が生まれ、待ち遠しくするほどに、
そして、個別の昼の関わりでも安心して信頼できるスタッフに囲まれていると実感しているのがよく分かり、彼の口からスタッフの名前を呼んでもらえるようになったり、
色々と成長を感じる日々でした。
だから、この言葉が建前でない事が分かるです。
しかし、同時に、考えさせられもします。
児童福祉の障害分野のサービスは、この4年程で急成長しました。
元々乏しいサービス状況から、一気に数ある中から選べる状況まで成長しました。
国が想定範囲内かどうかは別ですが、多種多様なサービスが存在しています。
だけれども、18歳以上の障害者福祉サービスはどうでしょうか。
制度の多少の変更はありましたが、
障害者福祉サービスに新規参入が加速的に行われているという話は聞きません。
という事は、
必然的に、児童から18歳になった段階で、サービス内容のフィールドが限られてくることになります。
出来ないサービスが生まれるのです。
18歳以上の分野にケチをつけるわけではないです。
なぜなら、見方を変えれば、元々あったフィールド以外の所で、あまりにも児童分野がサービスを展開しすぎている証でもあるからです。
児童分野のサービス者として、子どもや保護者に人気だからといって、安易に楽しい、幸せなサービスを展開しすぎると、
今度は18歳になった時に、戸惑うのは「本人」なのです。
という事は、私たちは、18歳に近づけば近づく程、クロージングを意識したサービス展開をしなければ、本人の繋がる支援にならないと思います。
なんか矛盾は感じますし、正しいかどうかは分かりません。
でも、この花束をくれた彼の支援は、4月から働く場だけになってしまうのです。
ほんと、どうあるべきなのだろ、、、