ミニ・インプレッション (Fiat500) ヒルホールドシステム | フィアット500 可愛さ至上主義 (Fiat500)

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イタリアのお洒落でかわいい車、フィアット500のインプレッション、アクセサリー、整備に関するブログ。 その他、エスプレッソ、カフェ、イタリア全般に関わることも気が向いた時に書いていますが、2016年7月以降の更新は停めています。

昨日は暇だったので久しぶりにディーラー殿に参りました。
いつも申し訳ないと思いつつ、フィアットのロゴ入り陶器カップに入った素敵なコーヒーを頂きながら、整備課長殿としばらく歓談。 お客様の少ない平日の昼過ぎ、のんびりちょっと・・・幸せでした。

フィアット正規ディーラーでコーヒーを飲みながらヒルホールドシステムについて教えて貰う

ショールームにあるチンクエチェントを眺めながら、思いつくままに整備課長殿にあれこれ質問しているうちに、話題は 「ヒルホールドシステム」 へ。 これは上り坂で発進するときにハンドブレーキを使用しなくても良いというものです。 もっと細かく説明すると、ブレーキペダルから足を離し、アクセルペダルを踏み込むまでの約2秒間はクルマがドライバーの代わりにブレーキを保持してくれて、後方へ下がりません。(取扱説明書 1-116) フィアットのデュアロジック変速機クリープ現象がありませんから、この機能はとても有難いことがあります。

でもフィアット500のヒルホールドシステムには少し不満があります。 取扱説明書によれば 「約 5%以上の路面勾配」 の時に作動するシステムなのです。 だから 5%に満たない、緩やかな坂道だとヒルホールドシステムが作動しません。 (本当は素早く足をブレーキペダルからアクセルペダルへ踏みかえれば全く問題ないのですが、運転技術に自信がないサチは不安なのです。) おまけにアイドリングストップ機能が働いて、坂道の途中でエンジンが停止してしまうと本当に緊張します。 ぎゃーっ、2秒じゃ足りないっ! いや、足りるんだろうけど、タイムリミットを具体的に2秒と言われちゃうとプレッシャー感じて無用に緊張しちゃうのであります。 じたばたした挙句、結局 「念のために」 サイドブレーキを引いて坂道発進をすることになります。 国産オートマ車だとクリープ現象のおかげで坂道発進はあわてずゆっく~りできるので好きです。 サチがそれに慣れすぎてしまっているだけなのかもしれません。 そういえば、初めてオートマ車に乗った時は坂道発進があまり楽なんで感動したにゃあ・・・。
でも、どうして 5%未満でも作動してくれないんだろう? どうして 5%なんだろう? どうして 2秒間なんだろう? 謎だらけですにゃ。

整備課長殿に 「5%なんてケチなことを言わずに、もっと緩やかな勾配でも作動するようにしてくださいませ」 とお願いしました。 ところが 「それは無理というものです。 作動する勾配%は正規ディーラーといえども調整できないものなのなんですよ。」 というお答えでした。 むむむー、それは残念。 設計したイタリア人がケチなのかしら? いいえ、本当はいろいろ難しい理由があった上で 「 5% + 2秒間」 ルールがあるのでしょうけど、将来は 運転が下手な人にもうちょっとだけ優しくなってくれると本当に良いなぁー、なんて思いました。

可愛さ一杯のチンクエチェント。 欠点らしい欠点がないので、整備課長殿に対する質問もこのように重箱の隅をつつくようなものになっちゃいます。 それにしても、そんな質問にも迷わず即答できるあたりは、さすが整備課長殿ですにゃ。


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