フィアット純正のETC車載器をつけています。
正確には、チンクエチェントを中古で購入した時からついていました。
イタリアにETCというものがあるのかどうか知りませんが、これは三菱電機製のものです。 残念ながら取扱説明書はありませんでした。 こういう点は中古車の不便なところです。 サチの経験上、後付けオプションの取扱説明書までがきちんと揃っている中古車なんて期待しちゃいけません。 中古車が取り引きされる時にもオプション類は査定金額にほとんど考慮されませんし、オプション類は存在が無視されているみたいです。 だから前オーナーも、売却する場合に備えて取扱説明書を保管しておこうというモチベーションが湧かないのでしょう。 でもETCは単純な装置なのでそのままでも今まで使用できていました。
装置本体(含むスピーカー)とアンテナが一体式で、ルームミラー右側に取り付けられています。 内側にはフィアットのマークがあり、「純正品だよ~ん」とアピールしています。 一体式なのでサイズが大きく、視界の隅っこに邪魔に感じられます。 せっかく内装がお洒落なチンクエチェントですから、本当はあまりゴチャゴチャこういうものを増やしたくありません。 美しくありませんが「必要悪」ってやつでしょうか。 欲を言えば、アンテナと本体が別になっているものの方が美しかったかも。 まぁ、一体式だと、カードの抜き差しがすごく簡単というメリットもないわけではありません。 また、高い位置に装着されているので、装置に水やホコリなどが入りにくそうです。 (けなすばかりじゃなく、良い面も見てあげないと、ネ!)
エンジンをかけると「カードを挿れて下さい」と女の人の声がします。 特に便利なのは、カードを挿入すると、「有効期限は~」とカードの有効期限を読み聞かせてくれるのです。 期限切れのカードを間違って使う心配かありません。 (前の車のETCは古かったせいか、こんなに親切じゃありませんでした。 フィアットのETCが特別親切なのではなくて、今の時代当たり前なのかな?) どっちにせよ、これは素敵です。 一回で大好きになりました。(笑)
そういえば、激安輸入車専門店で中古車として購入した時はまだ前オーナーが登録した状態のままでした。 「そのまま使用していても何も問題ないですよ」 とお店の方はおっしゃったのですが、もしかしたら再セットアップをするのが面倒なのでいい加減なことを言っただけかも? よくわかりません。 でも放置しておくのも何だか気持ち悪いし、結局正規ディーラーさんにお願いしてETC再セットアップをお願いしました。 (作業費2,500円)。
装置本体には「MITSUBISHI」とメーカー名はありますが、型式がわかりませんでした。 でも再セットアップして頂いた時の書類 (セットアップ申込書) にETC車載器のメーカーや詳しい型式が記載されていました。 それによると三菱電機製の EP-9U59V という、2009年頃のものであることが判明しました。 この「型式」の他にも、ETC車載器には「セット形名」や「型式登録番号」という異なるコードが付与されていて大変ややこしいみたいなのですが、こうした情報が手に入ったおかげでメーカーのホームページから取扱説明書もダウンロードすることができました。 こんなこともあり、再セットアップして良かったです。
とてもスッキリしました。 嬉しいです!
追記:
ETC を利用した後に、料金などをオンラインで確認することができる 「ETC 利用照会サービス」 というものがあります。 これを利用するには ETC カードの番号だけでなく、「車載器管理番号」 やナンバープレートの下 4桁なども登録する必要があります。 この車載器管理番号は ETC をセットアップした時にもらえる 「車載器セットアップ証明書 (Web用)」 に記載されている 19桁くらいの長い番号です。 ・・・ということは、ETC 車載器がついた中古車を購入した場合には絶対に再セットアップをしない限り、「ETC 利用照会サービス」 を利用することはできないのではないかと思いました。 やっぱり、激安店の方は (面倒くさいので) いい加減なことを言ってごまかしたのかなぁ。 こういう点は純正ディーラー殿は安心なのであります。
外部リンク:
三菱電機HP取扱説明書(PDF)
ETC 利用照会サービス
関連記事:
高速道路上のフィアット500
純正セパレート型 ETC 装置が発売されました (2016年)
コメント大歓迎です: Ameba会員でなくてもコメントできます。 (サチ)