*New Year Dinner with Mochi Soup with Oyster*
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
…やはり新年は定番の挨拶と定番のお料理で迎えるのが落ち着きますね。
アメリカには(都合のいいことに)日本のおせちのような「新年に食べるべき料理」というものが存在しないので、結婚してからずっと、元旦は私が食べたいものを並べてお祝いしています。
買ったものを取り混ぜてはいますが、それでもそれなりのお祝いのお膳をしつらえようとすると毎年結構、大晦日から元日の朝に慌ただしい思いをすることになってしまいます。
今年はみんなの食べ過ぎを防ぐ目的もあり、お正月料理は「極力簡単に」を合い言葉に準備しました。
今回もナプキンは姉が折ってくれました。
確か「菊水」という折り方でしたが、これは母が日本から送ってくれたこの日本酒と同じ名前でした(偶然)。
毎年お屠蘇代わりのお酒を準備するのは夫銀之丞の役目になっています(庭から摘むお花もです)。
クリスマスが仔羊のロースト(実はまだ残っています^^)、大晦日がすき焼きだったので、元旦のメインは、いつもの鴨胸肉(→「エセ仙台雑煮と鴨のロースト赤ワイン醤油漬け」)はやめてカレイの煮付けにしました。
煮魚は姉の得意料理なので作ってもらいました。
*Stewed Sole with Pickled Carrot, Cucumber, Lotus Root & Red Bell Pepper
小鉢で添えたのは蓮根(松型に抜いてあります)ときゅうり(同じく竹型)、赤パプリカと人参(同じく梅型)の甘酢漬けです。
ジャスミンの名誉のために付け加えておきますと(笑)、皮が破れてしまっているのはこちらで売っている切り身のせいです(たぶん)。
ウロコがついたままの状態で切り身になっているので、ウロコをはがして水洗いしてから煮ると、どうしても煮た時には皮がズタボロになってしまうのです。
昆布巻き、黒豆、田作りは日本のスーパーでセットになっているものを買いました。
ゆで卵ときゅうり入りのカニサラダは大晦日にも必ず食べる一品です。
*Osechi (New Year Food) Plate (Kelp Roll, Black Bean and Little Sardine) and Crab Salad with Cucumber & Boiled Egg
そして我が家のお雑煮、牡蠣雑煮です。
*Mochi (Rice Cake) Soup with Fish Cake, Oyster, Shredded Vegetables (Burdock, Carrot & Daikon Root) and Mizuna (Potherb Mustard Leaf)
私の出身は仙台です。
仙台雑煮には「ひき菜」と言って、ゆでた大根、にんじん、ごぼうを千切りにして一晩凍らせたものに「ハゼの焼き干し」が入るのが一般的なのですが。
母(仙台生まれの仙台育ち)がハゼが嫌いだったため、私は生まれてから今までずっと、この牡蠣雑煮しか食べた事がないのです。
上に散らすのも本当はセリなのですが、こちらでは手に入らないのでいつも三つ葉を—使うのですが、これも今回は売っていなかったため代用の代用で水菜にしました。
お煮〆やきんとんは省略してしまいましたが、ブランチにしては十分の献立で、しかもお酒付きとあって夫はご満悦。
いつも以上の上機嫌で冷酒を飲み飲みお料理をつついていた銀之丞、フと顔を上げて。
「そう言えば、『ドッチツメタイ』ってどう言う意味?」
え? ドッチツメタイ…。「どっち冷たい」?
「『Which is colder』だけど…。どうして?」
(*・∀・)?(・∀・*)顔を見合わせるジャスミンと私に。
「ホラ、ジュリーの歌だよ。」
昨夜からこの歌が頭から離れなくてさ、と言って突然彼は歌い出しました。
「♪ドッチツメタイ~ ドッチツメタイ~ ドッチツメタイ~ ドチツメタイィ~♫」
♩~(◯∇◯)♪♬
実は私達は3人共(昔の)沢田研二のファンなのです。
最近思い出してみんなでCDを車で聞いたり、DVDを見たりしていたのです。
夫が歌ったのは「 LOVE(抱きしめたい) 」で、正しくは「ドッチツメタイ~」ではなく「抱きしめたい~」です(阿久悠さん、ゴメンナサイ)。
みんなで大笑いしましたが、ジュリーの曲で初笑いとは今年は幸先よさそうです(?)。
皆様の初笑いはどんなでしたでしょう。
爆笑、微笑、高笑、苦笑、失笑、冷笑、含笑…ええと、他には…?(あまり望ましくない笑いはどれ?^^)
ともあれ、今年が笑いに満ちあふれた一年となりますように。
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