真珠の首飾りのような?休暇−ラスベガスリベンジ旅行− | COCOのおいしい話

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  毎日のごはんやお気に入りのおやつ、おいしそうなお料理やお菓子が登場する物語やエッセイを紹介しています。

*Las Vegas Short Trip*

前回の更新からまた随分と間が空いてしまいました。

皆様お元気でらっしゃいますか?

今年の夏の暑さは世界的に(と言っても日本とアメリカしか知らないのですが)厳しかったようで、私も少々バテ気味に8月、9月を過ごしておりました。

でも、立秋を過ぎた途端、すーっと涼風が立って日中も過ごしやすくなり…。

夫が2週間の休みを取ったので、先週はラスベガスに、2泊3日の小旅行をして来ました。

実は私、ここ一年程の間。

「ラスベガス」「グランドキャニオン」という言葉を聞くと、顔にタテ線が入り( ̄_ ̄∥)胃がきゅっと収縮して痛む…という症状が出るようになっていたのでした(一頃は「キャニオン」という字面を—通りの標識や看板等を—見ただけで、お腹が痛くなるくらいだったのです。)

去年の私の記事を読んで下さった方は憶えてらっしゃるかもしれません。(興味と時間のある方はこちらを参照して下さい。→「見えるかな?グランドキャニオンのラッキー7と、すいかとメロンのサングリア」

いつかまた、みんなでリベンジ旅行に行こうね…と話していたのですが、夫も長い休みを取れたことだし、ちょっと抜け駆けをして一足先に「下見」という大義名分の下に行って参りました。

今回はグランドキャニオンはパスして、前回果たせなかったラスベガスでの日程「マジックショーを見て、展望レストランで食事をする」こと、そして「カジノでは勝たないまでも(なるべく)負けない」ことをささやかな目標に掲げて。

25日の水曜日、ラッシュを避けて午前11時過ぎに出発。

私達が住むシャーマンオークスからラスベガスまでは4時間半程のドライブです。

途中お腹が空いても、ハイウェイの途中のお店で買えるのはハンバーガーやサンドウィッチのようなものばかりなので、こういうドライブ旅行では夫のリクエストでおにぎり弁当を用意することが多いです。

と言っても出発前は慌ただしいし、大荷物にもしたくなかったので、今回は簡単なおかずを揃えてこんな感じで。


COCOのおいしい話-LV2013、車中のお弁当1
*Rice Balls (Spicy Cod Row & Pickled Japanese Plum), Karaage Fried Chicken and Salted Malt & Lemon Marinade Vegetables

十分大荷物かな(笑)。

明太子と梅干しのおにぎり(夫は海苔は食べる直前に巻くのが好きなので別にジップロックに入れて持ちます)と、鶏の唐揚げ、野菜の塩麹レモンマリネ、チョコレートとスナック菓子少々に、半分凍らせた缶のペリエを保冷剤代わりに入れました。


COCOのおいしい話-LV2013、車中のお弁当2
*Salted Malt & Lemon Marinade Vegetables (Celery, Cucumber, Red, Orange & Yellow Bell Pepper and Radish)

きゅうりとセロリとラディッシュ、赤、黄、オレンジ色のパプリカをレモンスライスと一緒に塩麹で和えたマリネ(レモンは味が馴染んだところで取り出しました)が入っているのは市販のジェラートの空き容器です(他に使い捨てに出来る容れ物が無かったのです)。

「お弁当=バスケット」と言う図式が刷り込まれているので何の疑問も持たずにバスケットを車に持ち込んだのですが。

考えてみればホテルに着いたら、このバスケットを持って部屋に上がらなければいけないんですよね。

このホテル「ベラージオ」のロビーを、ピクニックバスケットを持って横切った私(写真には写ってません)。


COCOのおいしい話-LV2013、ベラージオ入口


でもね、見ていたら水のペットボトル1ダース入りのパック2つを持って部屋へ向かう家族連れとか、ビール2ケースを抱えた若者のグループとかがいたのでホッとしました(私、そんなには目立たなかったハズ…。)

リベンジ旅行は前回を越える物でなければならぬ、と、今回はベラージオ名物の噴水が窓から見えるお部屋にしました。


COCOのおいしい話-LV2013、部屋からの眺め、噴水


曜日や時間帯によって変わりますが、午後3時から12時まで、15分、または30分毎に、水と光と音楽の、壮大なパフォーマンスが楽しめます。

向かいにそびえ立つのはパリスホテルのエッフェル塔。この塔の展望台から眺めるベラージオの噴水も見事なのだそうです。


COCOのおいしい話-LV2013、部屋からの眺め、噴水装置


ほうほう、噴水の装置はこうなっていたんですね。

左右の小さな輪が点対称になっていたとは気づきませんでした。


さて、到着したその日は、夜7時からMGMホテルのマジックショーを見に行く予定になっていました。

その前に腹ごしらえをと、ホテルの一階にあるレストラン「ザ・バッフェ」へ(→「The Buffet Bellagio」)。

ここのバッフェは「ラスベガス一」、「グルメも満足の味と品揃え」ということで評判がよく、週末の7~8時くらいになると2時間待ちになることもあるそうですが、水曜の5時半ではさすがに並ばずに入場できました。

が…。

私、お弁当のおにぎりを張り切って大きく作り過ぎました…。

もう1時間後だったら、ベストコンディションで臨めたのになぁ…。


COCOのおいしい話-LV2013、バッフェ、Coco
*Dinner at "The Buffet" COCO's Choice

…と言う訳で、何だかやる気のないチョイスになってしまいました(スープこぼれてるし…)。

中華のセクションで焼きビーフンとチャイニーズブロッコリー、和食のセクションで茎わかめのサラダとひじきのサラダ、そしてホテル内は冷房が効き過ぎていて寒く、温かいものが欲しくなって取ったコーンチャウダー(でもちょっと冷め気味でした…)。

こちらは銀之丞のチョイス。


COCOのおいしい話-LV2013、バッフェ、Gin
*Dinner at "The Buffet" GIN's Choice

彼もあまり空腹ではなかった様子なのに、ローストビーフとタラバガニの足をゲットしているのはさすがです。ほうれん草のクリーム和えといんげんとアスパラガス添え。

こんな風に副菜も充実したローストビーフやローストチキンのセクションもあるし、他にも美味しそうなラザーニャが目を惹いたイタリアンのセクションや、クスクスがおいしそうだったエキゾティックセクション(?)や…。ああ、お腹が空いていたら宝の山に見えたのでしょうね…。

それと、ここのバッフェのカニやエビは有名らしく、この前には行列が出来ていることが多いです。

でも、ことカニに関してはそのお味は。

私も前回も今回も少し食べてみたのですが…。

ともするとまだ半分凍っていたり、相当水っぽかったりして…。日本人には不満が残る味かもしれません。

しかし、ここのバッフェのデザート部門は、種類、味共に充実しているのですよ!(やっぱり日本人にはちょっと甘めかもしれませんが、どギツくはないです。)

別腹に詰め込もうと、頑張って軽めのところを選んで5種類!盛って来ました。


COCOのおいしい話-LV2013、バッフェ、デザート
*Dessert at "The Buffet"


イチゴソースのブラマンジェ、2層式チーズケーキにチョコレートムース。まミドリ色のマカロンにはさんであったのは多分リンゴジャムで、お皿の隣に不器量に盛られているのはソフトクリームです。

夫のお皿にはエクレアとチョコレートデザートのパフェ仕立て、マカロンの3種類。

去年この自分で盛れるソフトクリームを食べたらとっても美味しくて、今回も実は密かに楽しみにしていたので…満足しました(バニラとチョコレートの2種類のアイスクリームの他に、シャーベットもピーチとマンゴー…だったかな、2種類あったと思います)。

第二の胃袋もパンパンになったところで、ヨロヨロと立ち上がり、時間もあるし(開演まで45分というところ)、地図で見ると近いので、腹ごなしがてらに歩いてMGMホテルへ…と思ったのが間違いでした。

「確かタクシーで10分って書いてあったから、歩いたら結構あるんじゃない?」と訝る私に、夫は「地図で見たら1ブロックだよ、歩けるよ。」

確かに歩けましたけど…。

ビルの谷間を吹き渡る強風に飛ばされそうになって口の中は砂でジャリジャリになり(ラスベガスは砂漠の中の人工都市だと言うことをイヤと言う程思い知らされました)、歩道橋へ出る出口を間違えては行きつ戻りつ、サンダル履きだった私の足の裏にはにわかにマメが出来…。

もうこれ以上一歩も歩けない…という這々の体で、開演3分前に、やっとたどり着きました(確かにいい腹ごなしにはなりました)。

MGMホテルのシンボルのこのライオンが、近くに見えてホントに遠かった…。


COCOのおいしい話-LV2013、MGMのライオン


さて、デヴィッド・カッパーフィールド氏はナカナカのイケメンさんです。


COCOのおいしい話-LV2013、マジックショー


ダイナミックなショーに、足の痛みを忘れました^^。

彼の手品はいわゆる「イリュージョン」と呼ばれる「奇術」ですね。

ステージ上に人間やバイク、車等が突如現れたり、消えたり…という大掛かりな仕掛けのイリュージョンや、お客さんが選ぶ数や人物を予言したり…というマジックが、客席とのコミカルなやり取りの中、展開されて行きます。

夫はいわゆる「お手伝い」に選ばれなかったことをとても悔しがっていました(最後には15人くらいが客席から選ばれて、その人達全員がステージからぱっと消え、またぱっと客席に現れる、というマジックがあったのです)。

う~ん、どういうタネと仕掛けだったのでしょう…。

もう一度見て、見破りたいです(多分無理)。


さて、今回の旅行ではこのマジックショーと翌日の夕食以外は特に何の予定も予約も入れていませんでした。

他にラスベガスでやることと言えば…。

やっぱり、カジノでギャンブル!でしょう。

いえ、私にギャンブラーの素質等全く無いことは、自分でよーく分かっているのです。日本でもパチンコなどは一切したことがなくて…。

去年は、せっかくラスベガスに来たのだから…と、ルーレットやスロットマシーンに初挑戦したのですが、そこは所詮小心者の小市民。

5ドル、20ドル、40ドル…というお金がホンの一瞬で消えて行くので空恐ろしくなり、後は専ら見る方に回っていたのです。

実は去年来た時、夫には強運がついていたのです。

ルーレットをすれば、毎回最初の一発で大当たり。

…と言っても慎重な夫のこと、無茶な賭け方はしないので、一度に勝てる金額は多くても300~400ドルくらいで。

しかも勝つとそこで止めて、すぐにチップを換金してしまいます。

この勝った分を元手にして更に…と欲をかかないので、彼は損をしなかったのでしょう、前回は。

そう、「前回は」。

今回はなまじ前回勝てたという自信からか、ちょっと大きな金額を賭けてはスッてしまっていました(と言っても一度に200ドルくらいでしょうか)。

私は、と言うと…。


COCOのおいしい話-LV2013、ルーレットゲーム


今回は、このコンピュータのルーレットゲームにちょっとだけハマりました。

私は1ドルのチップを20カ所くらいに置くというチマチマした賭け方をしていたのですが、機械だとリピートボタンがあり、一々チップを置き直さなくてもいいので楽だったんです。

ちょっとだけですが、勝てたんですよ。

他にもスロットマシーンで、入れた20ドルが89ドルになって戻って来た時のヨロコビ…(我ながらみみっちくてすみません)。


さて、カジノでずっと座っているのにも疲れたら、ベラージオの中庭をちょっとお散歩。

前回来た時は初夏でお花と蝶々がモチーフでしたが、今回は秋仕様…というか、「ハロウィーン+感謝祭バージョン」ですね。


COCOのおいしい話-LV2013、ベラージオ中庭、オバケの木遠景


これは「豊穣の角」でしょうか。


COCOのおいしい話-LV2013、ベラージオ中庭、豊穣の角


大きなカボチャには重さを書いたプレートが添えられていました。


COCOのおいしい話-LV2013、ベラージオ中庭、かぼちゃと荷馬車


このカボチャは873パウンド(396キロ)あるんだそうです。

こちらカボチャは740パウンド(336キロ)。


COCOのおいしい話-LV2013、ベラージオ中庭、かぼちゃと鶏頭


鶏頭って今まであまり好きだと思ったことはなかったんですが、これはきれいだな、と思いました。

よく見ると、所々の木には顔がついていて、時々喋るんです。


COCOのおいしい話-LV2013、ベラージオ中庭、オバケの木2


目がギョロっと動いたり、まばたきしたり。


COCOのおいしい話-LV2013、ベラージオ中庭、オバケの木アップ1


この木の後ろに見える行列は、「カフェ・ベラージオ(Café Bellagio)」の朝食に並ぶ人達です。


COCOのおいしい話-LV2013、ベラージオ中庭、オバケの木アップ2


私達は混み始める前、8時過ぎに入って済ませていました。

でも私の朝食はいつも昼食と兼ねたもっと遅い時間だし、前夜のカジノでの興奮と疲れのせいもあって^^、「卵3つを使った朝食」や「パンケーキ」はとても入りそうになく…。

メニューにはなかったのですが、「卵一つだけを焼いていただけますか?それにベーコンを添えて。」と頼んだら快く作ってもらえました。

が…。


COCOのおいしい話-LV2013、ベラージオカフェの朝食
*Eggs Benedict and Bacon & Egg

ベーコンの枚数を指定しなかったのは失敗でした(笑)。

「卵一個なら、バランスから言って2~3枚か、多くても5枚ドマリよね」という予想を裏切って、7枚、出て来ました。

夫がオーダーしたのはエッグベネディクトです。


さて、この2日目も、気が向いたら他のホテルやショッピングモールに行って見よう、無料で見られるショーも色々あるみたいだし…と一応調べて行ったのですが。

結局気が向かなかったので。

夕食までの時間はホテル内のショップを覗いたり、カジノで遊んだり、ホテルの中のプールの辺りを散歩したりして過ごしました。


さて、楽しみにしていた「 トップ・オブ・ザ・ワールド」は、ストラトスフィアタワーホテル内にある地上800フィート(234メートル)の回転展望レストランなのです(→「Top of the World Restaurant at Stratosphere Las Vegas」)。


少し早めの6時15分に予約を入れてあったので、着席した時にはまだ青空が残っていました。


COCOのおいしい話-LV2013、Top of the World、夕暮れ前


1時間20分で一回転するのだそうですが、慣れるまでは結構景色の流れが感じられるので、乗り物酔いをする人には厳しいかもしれません。

景色が気になってなかなかメニューに集中出来なかったのですが、まず前菜には、すいかの!カプレーゼがあったので取ってみました。

チーズは「ブッラータ」と言う、中心部がとろっとクリーミーなモッツァレラなのだそうです。


COCOのおいしい話-LV2013、Top of the World、すいかのカプレーゼ
*Heirloom Tomato Caprese with Watermelon & Burrata Cheese (Mozzarella with Creamy Center), Toasted Pistachio, Sherry Jalapeño Vinaigrette and Balsamic Essence

ソースは青唐辛子とバルサミコ酢の風味を加えたシェリー酢のドレッシング。

とろりと柔らかくて甘いミルキーなチーズは、文句なしにおいしかったです。

エアルームトマトの果肉のしっかりした食感と、すいかのしゃくしゃくした歯触りと甘さもいいマッチングだと思いましたが。

でも、チーズとすいかの組み合わせは…。

合う、とも合わない、とも言い切れない感じがしました…。

窓の外では夕焼けが始まって、砂漠の向こうの山々がバラ色に。


COCOのおいしい話-LV2013、Top of the World、夕焼け


さて、前菜2品目は、去年7月からカリフォルニア州法では生産と販売が禁止になってしまったフォアグラをすかさずオーダー。


COCOのおいしい話-LV2013、Top of the World、フォアグラのソテー
*Pan Seared Foie Gras on Yukon Gold and Sweet Potato Pavé with Demi-Glace Sauce & Seasonal Chutney

懐かしのフォアグラは、ほくほくしたじゃがいも(ユーカンゴールドという種類)とスイートポテトのレイヤーケーキの上に乗って、イチゴ入りのチャツネを従えて出て来ました。

思ったよりちょっぴりの量でしたが、表面はカリッと香ばしく焼けていて中はまったりと濃厚で(月並みな感想ですみません)、やっぱりおいしいな…。

…と夢中になって頬張っていたら、窓の外を何かが過ったような…。

と、

「今、上から何か落ちて来たよ。人みたいだったけど。」と夫。

エッ?!

エエッ?!

まさか…?と窓の外に目を凝らすと。

上から長いケーブルが地上近くまで垂れていて。

上にはデッキらしい出っ張りがあり、そこに宇宙服のようなスーツに身を包んで立っている人の足が見えるではありませんか。

何と、このストラトスフィアタワーの屋上にはアトラクションの一つとして、バンジージャンプがあったのです。

これはもうフォアグラどころではありません。

次の人がいつ飛び下りるか、今飛び下りるか…と気になって、口の中の物の味が分からなくなりました。

そうこうしているうちに2人目がジャーンプ!

カメラを構えていたのですが、決定的瞬間は撮れませんでした。あしからず。

それにしても、ああ、びっくりした…。

フォアグラ、半分くらいは味わわないまま飲み込んでしまったと思います…(泣)。


さて、外はそろそろ火灯し頃。


COCOのおいしい話-LV2013、Top of the World、火灯し頃


そしてテーブルにはメインディッシュが登場。

夫のチョイスはブランジーノというスズキに似た魚(メニューには「地中海シーバス」と括弧書きしてありました)を軽く焼いて、柑橘風味のブラウンバターソースをかけたもの。


COCOのおいしい話-LV2013、Top of the World、シーバス
*Seared Branzino (Mediterranean Sea Bass) with Citrus Brown Butter Emulsion


私が選んだのは「クロブタ」ポークのフィレ肉のパンチェッタ包みのロースト・デミグラスソースがけ、ヤム芋のサコタッシュとトマティーヨ(食用ホオズキ)のサルサ添えです。


COCOのおいしい話-LV2013、Top of the World、黒豚のフィレ
*Roasted Pancetta Wrapped Kurobuta Pork Tenderloin with Sweet Potato Succotash & Tomatillo Salsa


「サコタッシュ」と言うのは、夫が言うには普通はコーンと空豆をバターやクリームで和えた料理なのだそうです。

豚肉はやや火が通り過ぎかな…。味はよかったのですが、ちょっと喉を通りにくかったです。

部屋の回転に合わせてデザートトレイも回って来ていたので、既にチェック済みだったのですが…。


COCOのおいしい話-LV2013、Top of the World、デザートトレイ


どれも割とたっぷりの量で…。

クレームブリュレやチョコレートムース、チーズケーキ、アイスクリーム等は、前日にバッフェで沢山食べた後だったので今回はパス。コーヒーだけもらうことにしました。


COCOのおいしい話-LV2013、Top of the World、夜景


バンジーのサプライズもありましたが、きめ細かく行き届いたサービスのお陰でお料理も景色もゆったり楽しめて、大満足なディナーでした(景色のおかげでお料理の評価が間違いなく3割増になっていると思われますが)。

タクシーの中から撮った、遠ざかるストラトスフィアタワー。

COCOのおいしい話-LV2013、Top of the World、タクシーから


次に来るときは、バンジーや絶叫アトラクション(フリーホール型、ブランコ型、シーソー型の乗り物があるらしいです)にも挑戦してみたいかも…?


ベラージオに戻り、見納めの噴水ショーを楽しみました。


COCOのおいしい話-LV2013、噴水、夜景1


毎日、最初と最後の曲はアメリカ国家だったことを、今回初めて知りました。


COCOのおいしい話-LV2013、噴水、夜景2


今回の下見で得た教訓—MGMホテルまではタクシーを使う、とか「トップ・オブ・ザ・ワールド」ではバンジーに注意、とか—を活かし、更にバージョンアップしたリベンジ旅行を今度は母と姉と楽しむぞ!と言う誓いを胸に。

次の日、空になったピクニックバスケットを提げて、私達はラスベガスを後にしたのでした。


夫が休みを取ったこの2週間余は、私にとってもバケーションだ!と、家事は極力手抜きをして色々と楽しむつもりでいました。

ゴルフのレッスンを受けてみたり、サンタバーバラへ、いえ、いっそモントレーやサンフランシスコまで足を伸ばしてドライブ旅行を…等、話は出ていたのですが、結局遠出をしたのはこのラスベガス旅行の2泊3日だけ。

後はせいぜい、近場へ映画を見に行ったり、バッティングセンターに何度か出掛けてみたり、夕食後に(昼間はまだ結構暑かったので)ミニチュアゴルフ(ホンモノのゴルフではないところが笑える)をしてみたり…。

後はひたすら家でのんびり過ごす日々だったのです。

私が好きな本「アンの青春」の中で、アンがマリラに言ったという、こんな台詞が出て来ます。


「けっきょく、一番、幸福な日というのは、すばらしいことや、驚くようなこと、胸の湧きたつようなできごとがおこる日ではなくて、真珠が一つずつ、そっと糸からすべりおちるように、単純な、小さな喜びを次々にもってくる一日一日のことだと思うわ」(「第十九章 幸福な日々」モンゴメリ 村岡花子訳 新潮文庫)


「こんなにのんびりできたのは久しぶりだ、何にもしてないけど楽しいよ。」と言って夫が微笑んだので一粒。

朝コーヒーと一緒に食べたクロワッサンの焼き加減が丁度良くて、とってもおいしかったので一粒。

プールで気持ちよさそうに浮かんでいる夫を眺めていたら目が合って、彼が手を振ってくれたので一粒。

あまり期待しないで読んでいたミステリーが結構面白かったので一粒。

植えたばかりの小さなつるばらが、3つ蕾をつけたので一粒。

私は2階にいてレース等編んでいる時、階下からテレビを見て笑う夫の声が聞こえて来たので一粒。


そんな風に、小さな真珠の粒が16個連なったような休暇でありました。

真珠の中に、たまに「カジノで数10万ドルの大当たり~」のようなダイアモンドやルビーの粒が混じっても一向に差し支えないけれど…。

などとチラッと考えてしまう、まだまだ悟りきれない俗物の私なのですが…。


久しぶりの更新で、長くなってしまいました。

最後まで読んで下さって、どうもありがとうございました。

次回(こそ)は、また近いうちに。






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