私の母達より３日程早く到着したベティさんは、カリフォルニアには若い頃から何度も来ているので特に観光する必要はないの、家で息子と嫁とゆっくりできれば十分よ、とおっしゃいます。
泳ぐのが大好きで、我が家にプールがあると聞いて（小さいんですけどネ）楽しみにしてらっしゃったそうで早速…。温水とは言え、私には泳ぐにはちょっと涼しいかな、という気温だったのですが。
御年８７歳のこの勇姿。
ミネソタは冬が長いので、カリフォルニアの太陽にはいつも憧れがあるのだそうです。存分に初夏の日差しを楽しんでらっしゃいました。
義母は私のブログの熱心な読者でもあります。いえ、日本語は読めないので写真を見るだけなのですが（そういうわけで、メニューだけでも英訳することにしたのです。全文を２カ国語で書いたら更新に更に時間がかかってしまいます…）、とても楽しみにしていてくれるらしく、メールでさりげなく「次のブログのアップはいつ？」と尋いて来てはオシリを叩いてくれます。
好奇心旺盛で、好き嫌いなく何でも召し上がるので、この日の夕飯は以前記事にした時（大晦日のメニューの記事でした→「大晦日はご飯控えめの…？」）、特に興味を持って「面白いわねえ、食べてみたいわ」と言っていた、手巻き寿司にしてみました。
＊Hand Roll Sushi (Fatty Tuna, Halibut, Salmon, Omelet, Cucumber, Stew of Shaved & Dried Gourd and Dried Shiitake Mushroom with Sushi Rice & Nori Seaweed)
＊Stewed Kabocha Squash & Red & Green Bell Pepper
＊Caesar Salad
＊Miso Soup of Eggplant & Fried Tofu
お刺身は大トロとおひょう（ハリバット）にサーモン。卵焼きはあまり出汁を入れずにちょっと固めに焼いて、かんぴょうと干し椎茸を煮たものときゅうりと貝割れを添えました。
他にはこれも義母が食べてみたいと言っていたかぼちゃと赤、緑のピーマンの炒め煮と、義母の好きなシーザーサラダ、ナスと油揚げのお味噌汁という、いつものメニューになりました。
ベティさん、私と銀之丞の手元をしげしげと観察した後、オモムロに人生初の手巻きに挑戦。
「It's so fun!（楽しいわねえ！）」を連発しながら、美味しそうに沢山食べてくれました。
「卵ときゅうり、かんぴょうを一緒に巻くとおいしいですけど、でも何でも自由に組み合わせてどうぞ」と言ったところ、お刺身にもかんぴょう、椎茸、卵を合わせて召し上がってらっしゃいました。
一瞬アラッ（・∇・；）と思いましたが、イヤ、新しい味の発見かも、と私もためしてみましたが…。
ガッテン、とはいかなかったかも…。（－ ё －；）
特にかんぴょうが珍しかったらしく、「これが『ゴード（かんぴょう）』ね。」と食べるたびに確かめていたのが印象的でした。＾＾
オマケです。
暑くなって来たので、冷たい飲み物がおいしいですね。最近凝って作って、毎日のように飲んでいるのがサングリアです。
こちらは先週のある日の夕食。タイ風グリーンカレー（豚肉となす、筍、オレンジパプリカ入り、チェリートマトのグリル添え）と生春巻き（エビときゅうり、貝割れにロメインレタス、ソースはマヨネーズとヨーグルト、海鮮醤、豆板醤、お醤油を混ぜた物）でしたが、ここにもサングリア。
＊Thai Green Curry with Pork, Bamboo Shoots, Eggplants, Orange Bell Pepper and Grilled Cherry Tomato with Jasmine Rice
＊Fresh Egg Rolls with Cooked Shrimp, Cucumber, Daikon Sprouts & Romain Lettuce with Sauce of Mayo, Yogurt, Soy Sauce, Hoisin Sauce & Chinese Chili Sauce
＊Sangria with Rose Sparkling Wine, Grand Marnier, Orange & Lemon Juice, Cherries & Yellow Peaches＊
「サングリア」と言うと、スペインの赤ワインにスパイス、フルーツを入れた物が定番ですが、私はスパイスは使わず、白ワインや、飲み残しのスパークリングワインに２～３種類のフルーツを入れて作ったあっさり目のが好みです。
要するに「ワインベースのパンチ」ですが、我が家では総括して「サングリア」と呼んでしまっています。
これは実は、飲み残したシャンパンを消費しようと作った物なのです。シャンパンはロゼでしたがごく淡い色だったので、このきれいな紅はアメリカンチェリーから出た色です。
ピッチャーにシャンパン２／３本程とグランマルニエ半カップ弱、オレンジとレモンの絞り汁各一個分とスライス適宜、種を抜いて半割にしたアメリカンチェリー１２～１５粒くらい、皮をむいてくし切りにした生の黄桃１～２個を入れて味を見て、シロップ｛グラニュー糖（g）と水（cc）を３：２の割合で鍋に入れ、沸騰させ冷ましたもの｝を加えて好みの甘さにします。
これを冷蔵庫で最低４時間、出来れば一晩置くと味がなじんでおいしくなります。私は下戸なので、クラブソーダで割って飲む事も多いです。
氷をいっぱい入れたグラスに注ぐと、何とも夏らしい、サワヤカな美しさ、美味しさ。お客様へのウェルカム・ドリンクにもぴったりです。
いいワイン（の飲み残し）ならやはりおいしく出来ますが、手頃な値段のテーブルワインで十分です。白なら辛口のピノ・グリジオ、ソーヴィニヨン・ブランやリースリング等が、赤ならお好みで何でも合うようです。
次は何のフルーツを入れて作ろうかな…。ワインは赤か白か、それともいっそ混ぜようか…。
新しい夏の楽しみが出来ました。
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